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2020年2月の記事一覧

いつもの花粉症薬が効かない!?

いつもの花粉症薬が効かない!?

いつもの花粉症薬が効かない?なぜ・・・(;´Д`)

それは・・・もしかしたら飲み方が悪い可能性がある。

薬は水で飲むのが基本だ。

でもなんで水なのだろう?

フルーツジュースで飲むのがだめな理由は?

フルーツジュース、特にグレープフルーツジュースは特にダメな例で有名だろう。

では、他の果物ジュースではどうか?

実は・・・・ダメな組み合わせがあるのです。

グレープフルーツジュースがよく

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構造式から見る同種薬⑥ 抗ヘルペス・インフル薬

構造式から見る同種薬⑥ 抗ヘルペス・インフル薬

抗ヘルペスウイルス薬、抗インフルエンザ薬

〇抗ヘルペスウイルス薬

※DNAポリメラーゼ阻害薬

ビダラビン(アラセナA)

アシクロビル(ゾビラックス)

バラシクロビル(バルトレックス)

ファムシクロビル(ファムビル)

※ヘリカーゼプライマーゼ複合体活性阻害(適応:帯状疱疹のみ)

アメナメビル(アメナリーフ)

〇抗インフルエンザ薬(シンメトレル除く)

※ノイラミニダーゼ阻害薬

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新型コロナウイルス治療になぜアビガンなのか?

新型コロナウイルス治療になぜアビガンなのか?

注意:この記事は新型コロナウイルスに関する考察記事です。(憶測を含みます)

新型コロナウイルスに抗HIV薬や抗インフルエンザ薬が効果があるのではないかと最近ニュースになっている。

そのうち厚労省が発表している抗インフル薬について書いてみようと思う。

一般の方が抗インフル薬と言われるとイメージしやすいのはタミフルだろう。

抗インフル薬でも大きく3種類(シンメトレルはめんどくさいので省きます)

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漢方の効き目に個人差があるのはなぜ?

漢方の効き目に個人差があるのはなぜ?

漢方は100人飲んで100人同じように効くわけではない。

それにはいろいろ理由があるだろう。

今回はその理由の1つについて書いてみようと思う。

参考記事

この記事の中で触れた「アロエがなぜ効いたかも今ではわかる。(効かない方も一定数いることも分かる)」についての考察記事です。

漢方に個人差があるその理由は・・・・・

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薬剤師がオススメする花粉症薬   (抗H1薬)

薬剤師がオススメする花粉症薬   (抗H1薬)

花粉症・・・・・( ゚Д゚)

暖かくなり良い季節を迎える前にある最大の試練・・・(;´Д`)

私も花粉症で毎年苦しんでいる。

花粉症治療薬、特に抗H1薬(抗アレルギー薬)は種類がたくさんあり、どれを選ぶか正直迷う。という方も多いことだろう。

そこで比較的眠気が少ないとされておりかつ構造式から見て最も良いのではと私が思う抗H1薬を構造式の種類別にオススメとして紹介したいと思います。(大人向け

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構造式から見る同種薬⑤ BP系、スタチン系

構造式から見る同種薬⑤ BP系、スタチン系

BP系、スタチン系

〇BP系(ビスホスホネート)

※骨粗鬆症適応なし

パミドロン酸二ナトリウム

ゾレドロン酸(ゾメタ)

※骨粗鬆症適応あり

エチドロン酸二ナトリウム(ダイドロネル)

アレンドロン酸ナトリウム(ボナロン)

リセドロン酸ナトリウム(ベネット)

ミノドロン酸(ボノテオ)

イバンドロン酸ナトリウム(ボンビバ)

〇スタチン系(HMG-CoA還元酵素阻害薬)

プラバスタ

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構造式から見る同種薬④ NSAIDsプロピオン酸系

構造式から見る同種薬④ NSAIDsプロピオン酸系

NSAIDs プロピオン酸系

イブプロフェン(ブルフェン)

ナプロキセン(ナイキサン)

フルルビプロフェン(フロベン、アドフィード、S体 ロコアテープ)

ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン)

チアプロフェン酸(スルガム)

オキサプロジン(アルボ)

プラノプロフェン(ニフラン)

ケトプロフェン(カピステン、モーラス)

フルルビプロフェンアキセチル(ロピオン)

ザルトプロフェン

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