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ギランバレー症候群

今回は、YouTuberの芳賀セブンさんが発症した、ギランバレー症候群について紹介します!

ギランバレー症候群とは
症状
原因
治療とリハビリ
まとめ

ギランバレー症候群とは

ギランバレー症候群とは、急速に症状が進行し、進行がある程度進んだら、その後は、徐々に改善する全身の末梢神経障害です。
末梢神経障害とは、四肢の神経が障害されやすい状態のことを指します。
また、四肢の運動障害(手足の麻痺や歩行障害など)を主症状とします。

日本の統計では、10 万人あたり年間1~2 人の発症と推定され、男性がやや多いと言われています。全ての年代で発症する病気です。

症状

まず、下痢などの胃腸症状や上気道炎といった感染症状が出てきます。
その後、1~4 週で手足の筋力が低下します。
最初の症状は、体の一部であっても、その後、全身に進展します。
また、歩行障害が初めに出てくることが多いです。
さらに、顔面筋の麻痺、嚥下障害、構音障害(呂律がまわらずしゃべりにくい)、複視(物が二重に見える) などの症状がみられることもあります。

しばしば、腰痛などの痛み、触覚、痛覚、温度覚といった感覚の障害、しびれ感などを伴いますが、概して運動障害より軽いです。

症状は比較的急速に進行し、1~3 週 (遅くとも 4 週以内)で症状が最大に達した後は回復に向かいます。

重症な場合では、呼吸筋が麻痺し、人工呼吸器管理を要すことがあります。上記の運動・感覚障害に加え、徐脈、頻脈、不整脈、心拍変動異常、起立性低血圧、高血圧、排尿障害、発汗異常などの自律神経症状もみられます。

原因

ギランバレー症候群は感染症です。

感染病原体としてキャンピロバクター、EBウイルス、サイトメガロウイルスなどが知られています。
具体例としては、
鶏の生肉を食べると発症する可能性が高いです!
もちろん、鶏肉以外にも生ものの中に潜む細菌を食べてしまうと発症する可能性があります。

治療とリハビリ

治療は、薬物療法を行います。

また、早期からの治療が症状改善に有用です。
そして、各障害に対する多面的リハビリテ ーション、すなわち、筋力の増強、運動耐久性の増大、 関節可動域の維持・拡大、日常生活動作・歩行能力の獲得を目的とした運動療法、作業療法、さらに構 音・嚥下障害に対する言語療法などが行われます。 

麻痺が重度の時は筋に過剰な負担がかからないよう 運動負荷を調節します。
そして、1年以上の患者さんにおいてもリハビリテーションが必要となります。

まとめ

今回はギランバレー症候群について紹介しました。
この病気は、10万人に数人しか感染しない病気ですが、とはいっても感染症なので、気をつけていないと誰にでも感染する可能性があります。
日頃から、肉にちゃんと火が通っているのか、色は変わっていないか、など気をつけてほしいです!

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