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セミリタイア人生を充実させたい人向けの話です。その14

皆さん、今日もよろしくお願いいたします。
偕髙塾塾長の髙橋です。

この頃、類は友を呼ぶではありませんが
副業、ダブルワークをしている人との接点が
どんどん拡がっています。

先日、企業の経営者の方と話しをした際に
そもそも複数企業の経営者は
ダブルワーク状態であり
取締役を同時に複数経験している人も
ダブルワークだと言われました。

昨今のニュースで「ジョブ型雇用」について
取り上げられていますが、
クリエイト転職では下記の様に
メリットとデメリットを記載しています。

ジョブ型雇用のメリットとは?
<求職者のメリット>
専門職の仕事に集中しやすいことで、
「スキルを磨きやすい」
「自分の得意分野、学んでいきたい分野に集中しやすい」
というのが最大のメリット。

<企業のメリット>
専門分野に強い人材を採用できること。
そして、専門分野の人材を育てていきやすいことがメリット。
リモートワーク・テレワークとの相性もよく、
従業員の通勤負担等も軽減されることも期待できます。
勤務体系次第では労務管理の面での負担も軽減するでしょう。

ジョブ型雇用のデメリットとは?
<求職者のデメリット>
働く側にとってのデメリットは「
仕事がなくなった時に、他の仕事がやりにくい」という点。
総合職と違い他の分野の仕事経験が極端に少ないことで、
「仕事のある部署に回してもらう」ということもできずに、
仕事がなくなってしまうことが懸念されます。

<企業のデメリット>
より条件のいい会社に転職されやすい、
というのが最大のデメリット。
会社側の都合で転勤や異動をさせにくい、
という要素もあります。
(そういう場面では、総合職の新卒一括採用が有利)

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メリット・デメリット双方ありますが、
ジョブ型雇用では、
より人事部の対応が重要になると思います。
今日は企業としての考え方は一旦さておき、
個人としての「ジョブ型雇用」について
考察を深めてまいりたいと思います。

「ジョブ型雇用」でも「メンバーシップ型雇用」
それぞれの良さがありますが、
転職市場から考えてみるとどうでしょうか?

昨日、面白い記事を見つけました。

有能でも「50歳を過ぎたら」転職できない納得事情
「求人はありません」と断れぬ人材紹介業の都合
東洋経済オンラインより

転職市場で最も求められる人材は、
「実績」も「伸びしろ」も見えやすい30〜40代。
では、20代や50代以上の人材を企業はどう捉えているのか?
「50代を過ぎると能力があっても転職できない理由」

以下抜粋
50代を過ぎたビジネスパーソンで、
すばらしい実績の方はもちろん多い。
スキルも知識も存分に持っている方も大勢いる。
しかし逆に言うと、「完成されすぎている」のだ。

50代となれば、伸びしろはほとんどない。
いくらすばらしい実績とスキルを身につけていても、
いつまでも実戦の場で最前線に立ってもらう強度がない。

企業がほしいのは、
若く伸びしろのある「即戦力」なのだ

その他にも人材紹介会社の立場としての意見も
記載されています。
上記の「ジョブ型雇用」でも記載されていますが
多くの企業は安い賃金で従順な従業員が望ましく
高い賃金で従順では無い従業員は
平均値で表してみれば、
望まれていないのが現状なのかもしれません。

でも、上記に記載されている言葉で言えば
50代になっても伸びしろがあれば、
50代になっても最前線で戦う強度があれば、
まだまだ需要は沢山あるのでは無いかと思います。

人生100年時代と言っても、
強烈な少子高齢化によって上は詰まっています。
そもそも先日の平均給与の続きとなりますが、
下記の様なデータもあります。

令和元年(2019年)
男性の年収中央値は356万円
20代 250~290万円
30代 330~366万円
40代 397~433万円
50代 432~456万円

女性の年収中央値は272万円
20代 246~271万円
30代 283~289万円
40代 295~296万円
50代 282~289万円

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この数値から、
様々な問題が見えてきますが、
リタイア・セミリタイア人生を充実させる為にも
やはりキャリアデザインが必要だと思えてきます。

専門性を磨きながら、
様々なチームで成果を出せる姿が
セミリタイア人生を充実させる近道です。

その為に大事なコトは
「準備」する事であり、
「準備」する事は誰でも可能です。
自分自身の人生を輝かせる為に
一緒に「準備」出来ればと思っております。

次回もよろしくお願いいたします。

【小説】スラッシュワーカー/喜嶋富魅尭/

第十四話

事務所についてみれば、
既にヒロシがきていた、
清澤ヒロシとは腐れ縁といえるだろう、

彼の会社を手伝うご縁により
元々は違う場所にあった事務所をたたんで
飯田橋に移ってきてくれた。
家賃の一部分と光熱費を負担してくれるのは
大変ありがたい事である。

1人で事務所を立ち上げた当初は、
塾生が集まる時は狭くなるのだが、
通常時は空間を持て余していたし
仕事が増えると外回りが多くなるので
使用していない時の事務所が
勿体無いなぁとも思っていた。

昔からの付き合いのヒロシだが、
彼が大学を卒業して入社した時に
配属された組織の上長だった事が
腐れ縁の始まりだった。

入社して二日後だったと思うが、
「どうすれば会社で偉くなれますか?」
というド直球な質問をもらったことを
今でも鮮明に思い出す事が出来る。

見た目も野性味たっぷりなのだが
仕事っぷりもパワフルさが持ち味の
言ってみれば令和の絶滅種、
昭和の営業マンみたいな人間だ。
彼と上司の田古島が一緒に仕事をしていると
必ず誰かに被害が及んだものだった。

ヒロシ自身は大学の同級生の会社を
30才になった時に
手伝うという約束をしていたので
様々な経験を積む為に、
ある家具の会社に転職したのだが
その時にお家騒動に巻き込まれ
普通ではあり得ない経験もしている。

そんな彼とは、
彼が退社した後は年賀状のやり取りだったので
携帯を変えていたので電話番号を知らなかった。
いつか連絡を取りたいと思いながら
2019年の正月に事務所で年賀状の整理していると
古い年賀状のかたまりがポロッと出てきた。

いくつかの古い年賀状を読み返していると
ヒロシが新居を購入した時の手紙が出てきたのだが
よく見れば自宅の電話番号も記載されていた。

善は急げではないが、
折角なので直ぐに電話をかけてみると
残念ながら電話は鳴るのだが電話にでてくれない
知らない携帯番号は
とってくれない家もあるというし
正月で出かけているのかもしれなかった。

松の内が過ぎて、
成人式も終わった週の土曜日に
再び電話をかけてみると
面識のある奥様が電話に出てくれた。

「お久しぶりです、
 以前、仕事でご一緒させていただきました、」

「喜嶋さんですか?」

こちらが身分を明かす前に声で分かってくれた
とても聡明な奥様である事は分かっていたが

「ヒロ君ですか?、」

「そうんなんですが
 お久しぶりです、奥様もお元気でしたか?
 ヒロシさんは、今いらっしゃいますか?」

「いる事はいるんですが、
 今、風呂に入っているんです、 
 5分で上がらせて折り返させます。」

「いやいや、折角なので
 ゆっくりさせてあげてください。」

そう言って電話を切ったのだが、
まだ、10時過ぎに風呂?
しかも土曜日に?
と思っていた時間は1分も無かったのだが
電話が切れて1分以内に携帯電話が震えた。

どうやら、早朝野球をやってきた後、
家に帰って風呂に入っていたらしい。

久しぶりの声を聞きながら
お互いの現状を報告をして実際に会う事になった。

直接会ったヒロシは
より一層パワフルな人間になっていた
以前の若さゆえの少し頭でっかちな部分も
相当な経験を積み重ねてきたのだろう
変な尖りは無くなっていた、
けれども、野性的な獰猛な顔付きと
様々な経験に裏打ちされた迫力を感じる。

「喜嶋さん、久しぶりです。
 無職はどんな感じだったんですか?」

相変わらずである、
彼の減らず口を聞きながら、
今後のやりたい事、
今から手掛けたい事を話していると
率直な彼からは、

正直、羨ましい、、、
話しを聞いていて大変だとは思うが
喜嶋さんならば何とかするんでしょ。

そんな言葉を貰った事を思い出していた、
獰猛な性格なのだが、
綺麗好きでマメな性格の彼のお陰で
事務所はいつも清潔に保たれている。

この事務所があったから、
2019年、2020年は乗り越えられた、
全ての縁とタイミングに感謝だ

そうこうしている内に他のメンバーも

集まってきた、、、

続く


2018年に退職後、 独立して頑張っております。 まだまだ不慣れですが 何に対しても頑張りますので 温かく見守ってくださいませ(^^)