武田真紀 | CORK

クリエイターエージェントコルク | 作家・マンガ家のマネジメントを担当。子7歳、パワフ…

武田真紀 | CORK

クリエイターエージェントコルク | 作家・マンガ家のマネジメントを担当。子7歳、パワフル&ピース。ストレス解消はひとり映画館。

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    ある日の大量出血をきっかけに立派に育った子宮筋腫と再会し、決別するまでのことを綴っていきたいと思います。

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    Twitterにつぶやこうとして「こんなんつぶやくほどでもないか」とボツにする下書きばかりが溜まり、noteにおいても然り。2021年は自分用にメモマガジンでもやろうかなと思います。適当人間な私の、どうでもいいことほど善なマガジン。

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#映画みた |2024年7月

ゆるく続けていく自己満鑑賞記録。 7月は映画館7本、VOD6本でした。 相変わらずハードル低めの2行ベースで続けていきます🎦 (*一部ネタバレを含む部分もあります) 映画じゃないけど、NHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(#かぞかぞ)、Netflix『地面師たち』、一気見でした。 1.『WALK UP』 本来人間とは自分勝手なもの、がよく表されていて、そのひとりひとりのキャラクターを知る上で非常に興味深いホン・サンス作品たち。物語上求めら

    • #映画みた |2024年6月

      ゆるく続けていく自己満鑑賞記録。 6月は映画館5本、VOD6本でした。 バタバタしていて少なめです。 今月はマッドマックスシリーズ全履修中心と、映画じゃないけどラストマイル準備で『アンナチュラル』と『MIU404』一気履修、『アンメット』もあったのでVODフル活用でした笑(だから映画が少なかったのか..?) 相変わらずハードル低めの2行ベースで続けていきます🎦 (*一部ネタバレを含む部分もあります) 1.『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』 ついこ

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      • #映画みた |2024年5月

        5月は映画館6本、VOD9本でした。 ハードル低めの2行ベースで続けていきます🎦 1.『正義の行方』 ドキュメンタリーとしても映画としてもすごい見応え。事件を知り、犯人を知り、判決、再審請求を知り..途切れなく続くヒリヒリとした緊迫感の中、158分が全く長く感じられない。中盤からの転調の意外さと展開に震える。 2.『青春18×2 君へと続く道』 藤井監督と清原果耶さんに惹かれて鑑賞。清原さんは『一秒先の彼』の役もすごく好きだったけどこちらもよかった!ひさしぶりに『Lo

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        • #映画みた |2024年4月

          1.『成功したオタク』 「推し」がいるファンたちのリアルな声と不安と意見と。ドキュメンタリーならではの、きれいなセリフになっていないからこそ伝わる彼女たちの気持ちがまっすぐ伝わってくる。 2.『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話』 もとになった実話自体はショッキングで考えさせられることは大前提として、女性たちのパワフルさや、時代の潮流を感じることができ、映画として楽しめた。 3.『パストライブス 再会』 しっかりと野心を持った主人公を肯定的に描いていることが、彼

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        #映画みた |2024年7月

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          #映画みた |2024年3月

          1.『落下の解剖学』 最高。予告やあらすじでミステリーや謎解きものと思ってたけど全然違った。リアルな、ひとつの家族の物語。オープニングの入り方、センスが良すぎてしびれた。 家族の一員、犬のスヌープの快演もすごい! 2.『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』 映画の中の楽しむポイントが明確で、素直に仲間って音楽っていいなって思える。毎年我が子(小3)がささったポイントを聞くのも楽しみなシリーズ。 3.『ゴールドボーイ』 中国の小説が原作。全編通じてヒリ

          #映画みた |2024年3月

          岸田奈美の言葉を「着た」ら、2年間の想いがぶわっと蘇った

          作家・岸田奈美さんを担当して2年が経った。 岸田さんが紡いできた言葉たちを、また違ったかたちでみなさんに楽しんでいただけるのではないかというこのスペシャルな機会に背中を押してもらうかたちで、私ごとな気持ちを、noteにしたためたいと思います。 * 初めて岸田さんに会ったのは、原宿にほど近い、移転前のコルクのオフィスだった。 当時私はまだ代表・佐渡島の秘書も兼任しながら作家担当もしていた頃で、岸田さんと佐渡島のスケジュール調整をしていた中でオンラインでの繋がりはあった

          岸田奈美の言葉を「着た」ら、2年間の想いがぶわっと蘇った

          職種にこだわらず入社した私が編集者になるまで

          遡ること3年前の2019年、私は少し迷っていた。 2017年に代表・佐渡島の秘書として入社した私が2019年の2年間で経験した職種、「秘書」「経営企画」「採用」「新規事業」「作家マネジメント」「編集アシスタント」「ファンコミュニティ運営全般」…え、ひ..しょ…? もともとコルクには職種にこだわらないで入社した。定期採用ではなく、ポジションが空くごとの採用で、ずっとコルクという会社に興味があったけれどなかなかタイミングがあわなかったというのもある。佐渡島との採用面接で秘書に

          職種にこだわらず入社した私が編集者になるまで

          初秋に一番最初にはまった作品!

          痺れに痺れて、連休中に一気見しました。 久しぶりにこれnoteに書こう!と思った作品。 The Offer 『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』! この1ヶ月はU-NEXTでかなり映画をたくさん観てたんですが、 (文末にリンク貼っておきますのでよかったらそちらも…) その話を古くからの友人にしたところ「これ面白かったよ!」と教えてもらったのがThe Offer。 サブタイがなくても、かの名作を想起させるタイトルフォントでもピンとくるかもしれません。 そうです、

          初秋に一番最初にはまった作品!

          何度でも読み返したいと思う作品に出会える喜び  『初恋、ざらり』

          人生のうちで、「何回でも読み返したい」というマンガにいくつ出会えるだろうか。 そのようなマンガに出会うたび、「出会えてよかった、マンガが好きでよかった」と思う。 『初恋、ざらり』が4/13(水)に発売される。 『初恋、ざらり』は、ちょうど一年ほどまえ、2021年3月から、著者・ざくざくろのTwitterアカウントで連載が始まった作品。 続きが更新されるにつれ、反響が大きくなっていき、今年はじめにアップした最終話では、3万以上のいいねを集めた。 * 当初、本作は所属す

          何度でも読み返したいと思う作品に出会える喜び  『初恋、ざらり』

          Case4 : ぜんぶきんしゅのせい

          *本編はすべて無料で読めます。最後にある症状の説明書きの画像のみ有料です。 身体にどこか不調な部分があれば、「歳だね」と言うのは、いつしか同年代の友人とお互いをねぎらうためのスイッチのようなものになっているが、思い返せばここ2年ほど、「調子のよい時」は毎月の1ヶ月のうち一週間くらいしかなかった。どうやら加齢だけじゃなかったようだ。 一週目・生理の一週間:出血の量が多くてふらふらする。(何十年経っても生理中の出血は不快で慣れない。) 二週目・生理が終わった直後の一週間:一

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          Case4 : ぜんぶきんしゅのせい

          Case3:MRIを初体験する

          痛みには人一倍敏感で、紙で少しだけ指を切っても「いたい、いたい」と気になって仕方ないのに、下腹部の痛みや生理の違和感に関しては「こんなものかもしれない」と鈍感になっていたのが、今思うと不思議に感じる。 むしろ、学生時代は痛みで辛そうな友人や、社会人になるとピルを飲んでいる同僚を見ながら「自分はまだよいほうだ」と思っていたかもしれない。  毎月の煩わしさや憂鬱さを「仕方ないこと」「みんな経験していること、我慢していること」というあきらめにも似た気持ちで蓋していた。 でも年々

          Case3:MRIを初体験する

          『CODA』を観て気づいた、自分がこれからも大切にしたいこと

          映画館で映画を観るのが好きで、時間を捻出しては、月に数回だけ、いそいそと映画館に出かけていく。2時間空白時間をつくるのは毎回労力がいるけれど、さまざまな「ながら」を取り払って、倍速やストップという選択肢なしに好きなコンテンツ一本に集中・没頭できる時間に対する喜びと多幸感は私の中で何ものにもかえがたいものになっている。 というわけで、2月最初の映画館鑑賞作品は『Coda あいのうた』。 *一部本編内容に触れる部分がありますので、未見の方はご注意ください 聴こえない家族の「

          『CODA』を観て気づいた、自分がこれからも大切にしたいこと

          Case2: 「非常に深刻です。○○レベルです」

          「こんなに人のいない街だったっけ」 地下鉄の階段を登って地上に出てからそう思った。 家の近くのレディースクリニックで「外からでもさわれるほど」の大きな子宮筋腫を発見してもらった私は、紹介状を書いてもらって、紹介先の大きな病院の最寄駅前にいた。 「とにかくできるだけ早く、大きい病院に行ってください」と、レディースクリニックの先生は素晴らしいスピードで紹介状を書いてくれ、筋腫発見の10日後には私は大きな病院の予約を入れることができていた。 それだけ深刻なのか...と少し憂

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          Case2: 「非常に深刻です。○○レベルです」

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          Case1 : 成長したきんしゅに再会する

          2021年も師走の12月。 冷えた身体をあたためようと家の湯船に浸かっていて、 ふと気づいたら浴槽が真っ赤に染まっていた。 全く自覚症状がなかったので、とっさに思ったことは 「今日こんな入浴剤入れたっけ?」だった。 よーく考えてみると、今日入れた入浴剤は「清流の香り」的な緑色のバブだった。それが、今は真っ赤に染まっている。 はて... 鼻に近づけると血の匂いがした。

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          Case1 : 成長したきんしゅに再会する

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          『ファーザー』

          *ネタバレ含みますので、鑑賞予定している方は読まないことをおすすめします!!またバナーはnoteのフォトギャラリーからお借りしましたので映画とは関係ありません。有難うございます! 自分が何を言っているかわからなくなっていると気づいた時、 数名で会話をしていて、自分がそのコミュニティの中の共通言語に乏しい時、 外国に言って全く言葉が通じない時、 どんな気持ちになるだろうか。 少なくとも『嬉しい」「幸せ」な気持ちにはならないはずだ。 そしてその感情を言語化するのが多少

          『ファーザー』

          『あのこは貴族』

          映画『あのこは貴族』を観た。 まず、感想の第一声が「とっても良かった...」で、作品の世界がしばらく自分の中に残り続けていた。 最初感想をTwitterでつぶやこうと思ったけど、私は映画観る時あまり情報入れていくのは好きじゃないので、ちょっとだけどnoteにした。 (*このあとネタバレあります) まず、水原希子さんと門脇麦さん、どっちが「貴族」だか知らずに行ったので、私が思っていたキャスティングと違ったのが新鮮だったのと、 なんとなく、「違う階層(セカイ)を生きてい

          『あのこは貴族』