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#映画みた |2024年7月

ゆるく続けていく自己満鑑賞記録。
7月は映画館7本、VOD6本でした。

相変わらずハードル低めの2行ベースで続けていきます🎦
(*一部ネタバレを含む部分もあります)

映画じゃないけど、NHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(#かぞかぞ)、Netflix『地面師たち』、一気見でした。

1.『WALK UP』

本来人間とは自分勝手なもの、がよく表されていて、そのひとりひとりのキャラクターを知る上で非常に興味深いホン・サンス作品たち。物語上求められる登場人物のしたいこと、それを阻む壁、訴求ポイントがわかりやすくあったほうが、エンタメ性やヒット力のある作品が出来上がる確率が高いのは頭の中ではわかっているものの、こういう作品作りができる監督や環境をうらやましく感じる自分もいることは確か。

2.『ルックバック』

原作の、いい意味での余白・間をこれまたいい意味でアニメで補完されていて、原作要素以外のトッピング等を入れずの放映時間の潔さもかっこよかったです。

3.『フェラーリ』

タイトルでイメージの齟齬が起きてしまいそうだけど、これは熟年経営者の仕事と家族の物語。
アダム・ドライバー氏が好きなんです。荒々しい、悩ましい、猛々しいいろんなアダムを観ることができて満足です。

4.『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』

自分も中年にさしかかってるのでだんだんわかるようになってきたんですが、年齢を重ねると自分の人生の振り返りというか、「あの行いははたして正しかったのか」「ああすべきだったのか」ということをふとしたときに思ったりするんですね。
比べるなんておこがましいほど、数百人のこどもの命をナチスから救った主人公ともすればその葛藤はいかばかりだったか想像に難いんですが、現在・過去の2軸ですすんでいく演出に主人公への共感と、史実に基づいてるのでラストは想像できつつも、やっぱり涙が流れ。観てよかった!

5.『メイ・ディセンバー』

実際の事件をもとにしたドラマ。
法的に裁かれるほどのふたりの関係自体は肯定することはできないけど、
夢見がちで精神的に大人になりきれてないグレイシーを若干なめてかかってた、映画ならではの登場人物、第三者のエリザベスが、クライマックスの高潮感から一気に突き落とされるシーン、非常に面白かったです。女の戦いとして観てほしい。


6.『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

スカヨハのファッション、男性たちを仕事の手練手管でいなす気持ちよさが楽しい映画。KVが男女対になってることや予告だと陰謀論発端よりになってたりするので、一見混乱するかもですが、女性のお仕事ドラマとして観ると非常に面白い。

7.『墓泥棒と失われた女神』

最高でした。幻想(キメラ)を追い求める人間の頭の中、垣間見ることができました。ヘンテコといえばヘンテコなんだけど、映画の中の人間たちが確かにそこに息づいてる描写の豊かさ、服の汚れのひとつひとつからも感じられて本当にすごい。

この後は、上の作品で買ったパンフレットと、今月配信で観た映画たち(残り6本)です。自分の備忘用なので、引き続き全く有益なことは書いてません(笑)

というわけで、今月買ったパンフレット。

左から『フライミー・トゥ・ザ・ムーン』『墓泥棒と失われた女神』『フェラーリ』

それではVOD作品を。

8.『キャロル』

『メイ・ディセンバー』の予習で。
素晴らしかった。美しい。

9.『エゴイスト』

ふたりの関係性の物語としてもすごくよかったけれど、それ以上に浩輔の葛藤や苦難が伝わる人生の物語だった。



10.『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

ホールドオーバーズがとてもよかったので、同じ監督のこちらを視聴。
頑固親父は最初から最後まで頑固親父なんだけど、まわりによってその見え方が次第に変化していく経過がとても丁寧でよかった。

11.『ソナチネ』

世界観や人間の描き方、絵の作り方、全てが素晴らしかった。天才すぎて今度別途でnoteにまとめます。

12.『パラレルマザーズ』

DNAが受け継がれていく神秘性は、同じ母としても沁み入る部分があった。
一方で母性が呼び起こされる起因について、こどもの入れ替わりのエピソードを通じてそこは関係がなという相反することもこの映画では描かれていることのひとつ。
どういう時に自分が自分以外を受け入れるのか、とても興味深かった。



以上です。
8月もいろんな映画に出会いたいと思っています!

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