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読書感想文⑨

読書感想文第9弾は、『死ぬこと以外かすり傷』について書きます。

単純にこの人の生き方、考え方は面白いしかっこいい。応援したい、協力したい、関わりたいと思ってもらえる人だと感じました。
僕は、危機感、緊張感、リスクのない生活にはない面白さ、達成感を味わって生きていきたいと考えているので箕輪さんの考え方はとても興味深いものでした。誰かに敷かれたレーンの上を歩くだけでは、金太郎飴人生になってしまいます。新しいものを作り出したいと考えている人は、ぜひ読んでみてください。参考になることも書いてあると思います。

この感想文では、印象に残ったこと3つ挙げていきます。

印象に残ったこと1 風呂敷を広げろ

「インターネットが発達するまでは情報伝達手段が限られていて、テレビ、新聞、本、雑誌、ラジオくらいしかなく、さらに活字でモノを伝えるのは新聞か出版物しかなかったため、情報自体に価値があった。しかし、現在では意志さえあれば誰にでも情報が手に入る。日本を動かすような起業家と大学生に大差はない。本は体験を売るしかない」と書かれています。
著者の箕輪さんは編集者なので本について言及しているけど、他のあらゆる仕事においても体験は重要になると思います。ここでの体験とは、意識、見方、行動が変わるという体験を指しています。
第3章(風呂敷を広げろ)に「イノベーションの最前線には風呂敷広げ人(周りをワクワクさせて巻き込む人)と風呂敷畳み人(プロジェクトに参加してみたいと思う人)がいる。風呂敷広げ人になるには、夢を見させる言葉、実行力、楽しそうにする姿が必要だ。」という記述があります。
リーダー(広げ人)についての考え方、は「無能は超能力」<ジェームス・スキナー『史上最強のCEO』(フローラル出版 2019)>に近いものがあると感じました。共通しているのは、リーダーに特別な能力は必要ないということです。自分なりにまとめると、「リーダーには卓越した能力ではなく、周りを引き込む魅力(夢を見させる言葉、実行力、楽しそうな姿)が必要であり、無能であるために素直に周りに頼ることができ、自分と周りが互いに成長することができる」ということです。個人的な意見ですが、人はだれについていくかを判断するとき、服装などの身なり、考え方、熱量、共感で判断するものだと思っています。どうすればそれらの魅力を高めることができるのか、それは俗に言う「自分磨き」です。僕は今、「自分磨き」として、基本的には、読書(noteでアウトプット)、映画鑑賞(Twitterでアウトプット)、筋トレ(精神的リフレッシュ、体づくり、健康促進のため)をしています。それなりには充実しているので、現在の外出自粛期間でも暇だと感じることはありませんが、この本を読んでみて、まだまだスピード(2つについては以下に書いてあります)が足りていないと実感しました。

印象に残ったこと2 スピードと量

・スピード
「多くの人はスピード相場(会議は1時間!など今までそうやってきたから踏襲されている)に洗脳されている。究極に忙しくすれば、集中力は向上し、本当に必要な仕事だけが残るので生産性も向上する。『制約がイノベーションを生む』」と書かれています。
夏休みの宿題になかなか手を付けず、ラスト3日になってから鬼の追い込みをしたことがあるという人は多くいるはずです。ラスト3日の集中力はすさまじいものだったと思います。制約をうまく利用するためには、自分で追い込まれる状況を強制的に作ってしまえばいいのです。筋トレでいうと、パーソナルトレーナーを付けるといったことです。僕がこれから実行していこうと思っているのは「計画」です。自分を追い込む計画を立てるのです。現在も、起きてすぐにToDoリストを書いて計画は立てていますが、達成できると思ったことしか書いていません。達成不可能だと思うぐらいの計画を立てて挑戦して初めて成長できるはずなので、少しずつでも困難な計画に挑戦していこうと考えています。。さらに、1つ前の読書感想文で書きましたが、楽しい計画は期待という楽しみを生み出すことができます。

・量
「達成不可能な量の負荷を自分に課す。すると苦境を乗り越えようと防衛本能が芽生え、進化する。進化は危機からやってくる。量だけは裏切らない。自分を支えるのはこなしてきた量だ。」と書かれています。

元プロボクサーであるフロイド・メイウェザー・ジュニアさんの言葉
 お前らが休んでいる時、俺は練習している。
 お前らが寝ている時、俺は練習している。
 お前らが練習している時は、俺も当然練習している。

有名すぎる言葉なので知っている人ばかりだと思いますが、まさにこれなのです。
量もまた、スピードと同じで計画で工夫できると考えています。

印象に残ったこと3 知っているだけで武器になる

「社会人になったばかりの頃、気になる記事を一つ残らずチェックしたり、講演会を前のほうで聞いたりしていたが、周りから見れば、意識が高いだけでうだつの上がらない1番痛い若者だったかもしれない。しかしどこかの時点で堰を切ったかのようにそれまで蓄積されていた知や情報がアイデアとして噴出した、行動につながった」と書かれています。
行動することが不可欠である。行動しないと意味がない」という事はだんだんわかってきたし、自粛期間でもやれる行動は起こしたいと思うようになってきました。読書を通して、思考が成長していると実感できることもあります。行動が最も大切だけど、自分をアップデートするために、読書など、情報収集することは絶対やめてはいけないとも思います。いまの世の中は、インターネットの発達、普及によってだれでも情報を手に入れることができます。意識次第で情報を持つものと持たざる者の差が拡大していくのです。情報を浴び続ける必要があります。

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