私たちは決してひとりで歩いていない。リバプールFCゴールキーパー・アリソンの、父に捧げるゴール。
フットボールの神様が、また奇跡のゴールを私たちに見せてくれた。
なんとチームの守護神であるゴールキーパーが、後半アディショナルタイム残り5分でヘディングシュートを決め、チームの危機を救った。
ゴールを決めたのは、ブラジル出身のアリソン・ベッカー。
今期のリバプールFCは5位と不調だった。UEFAチャンピオンズリーグの出場権を得るには、かなり厳しい局面で迎えた今回の試合。つまり、リバプールFCにとっては「絶対に負けられない試合」だったってこと。
ところが相手チームWBA(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC、以下WBA)に先制ゴールを許してしまう。その後、モハメド・サラーが同点ゴールを決めるが、試合は1−1のまま90分が経過し、アディショナルタイムへ持ち越される。
後半アディショナルタイム残り5分でコーナーキックを獲得したリバプール。すると守護神であるゴールキーパー・アリソンがあがってきて、ヘディングシュートを決めたのだ。そして、見事WBAを破り、チャンピオンズリーグへの貴重な勝ち点を得ることとなった。
その時の様子がこちら。↓
解説の人の興奮具合からも、これがいかに奇跡的なゴールなのかがお分かりいただけると思う。
っていうかこの人の歓声がすごくて、ゴールが全く頭に入ってこない。きっとそれくらいすごいことなんだろう。
そして、ゴールを決めたアリソンは、しばらく空を仰いでいた。亡き父へ、ゴールの報告をしていたのかもしれない。
アリソンの父親は、今年不慮の事故で亡くなったばかりだという。
彼は、試合後のインタビューでこう答えている。
"I hope he was here to see it, I'm sure he is celebrating with God at his side," BBCニュースより
「父もここに一緒にいて、ゴールを見ていたと願っている。きっと向こうで、神様と一緒に祝ってくれているはずだと思う。」
見てると思うよ。きっと。
You'll Never Walk Alone.
だって私たちは、決してひとりで歩いていないのだから。
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と、ここまで頑張ってサッカーの話を書いてきましたが、実は私はサッカーには全く詳しくないのです。
私はいわゆる、フットボール・ウィドウです。
フットボール・ウィドウとは、直訳するとサッカー未亡人。つまり、家族がサッカーに夢中になるあまりにほったらかしにされている妻のこと。
なんでその私がこんな話題を頑張って書いたかというと、息子がサッカーを、そしてリバプールFCを好きだからです。
そしてこの話を一生懸命、私に話してくれたからです。
そして、「これnoteネタになるんちゃう?」と言ったから。だから、書きました。めっちゃ調べて、息子にも監修してもらって。ただ共通の話題がある、それだけがうれしくて。
ここで一句。
「これを書いたら」と君が言ったから今日のnoteはサッカー記念日
なんのこっちゃ。
ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。 日本各地の布をめぐる「いとへんの旅」を、大学院の研究としてすることになりました! 研究にはお金がかかります💦いただいたサポートはありがたく、研究の旅の費用に使わせていただきます!