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ファッション × 英語学習 「LANVIN」の創設者 ジャンヌ・ランバン

ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。noteでフェイスブックの投稿をシェアできるようになったので、早速。バースファッションミュージアムの、クリスマスにぴったりなモミの木みたいなジャンヌ・ランバンのドレスの投稿をシェアします。

Friday Treat Time! A gorgeous green silk taffeta robe de style by Jeanne Lanvin from 1919 to get us feeling festive. Its...

Posted by Fashion Museum Bath on Friday, December 25, 2020

ゴージャスなグリーンのシルクタフタドレスが私たちをお祭り気分にさせてくれます。こちらは1919年、ジャンヌ・ランバンによる「ローブ・ド・スタイル※」のドレスです。シンプルなボディス(身頃)とパニエで膨らませたティアードスカートが、フェミニンでロマンティックな1700年代のコートドレスを彷彿とさせます。

↓1700年代のコートドレス。(バースファッションミュージアムにて撮影)

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※ローブ・ド・スタイル:極東と中東に影響を受けていたジャンヌ・ランバンは、円筒形のデザインを探求していました。シンプルな円筒形のトップスと18世紀のパニエシルエットのスカートのローブ・ド・スタイルのドレスは、ランバンの代名詞となり、多くのクチュリエやデザイナー達に影響を与えました。

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LANVINの創設者 ジャンヌ・ランバン

ロンドン在住のファッション・キュレーター、Scott Schiavone氏が「ランバン」についての興味深い動画をあげられていましたので、ご紹介します。

ジャンヌ・ランバン(1867〜1946)は、「LANVIN」の創設者であり、20世紀で最も偉大なクチュリエの一人です。1867年に生まれたジャンヌ・ランバンは、13歳でパリの帽子店で働き始めます。やがて自身の帽子店をオープンさせました。

ジャンヌ・ランバンが娘マリーの為に仕立てた子供服は大評判となり、子供とママ用のブティックを開きます。これが彼女のファッションデザイナーとしてのスタートとなりました。娘マリーは生涯を通じてランバンのミューズであり続けました。娘のために制作したウェディングドレスは今も残されています。

(私も娘のウェディングドレスを作る予定です。作るまでは絶対に死ねない)

ランバンのドレスの特徴とは

ランバンのドレスは、女性の美しさと優雅さの美学を象徴しています。ロマン主義、歴史主義、モダニズムの独特のバランスが彼女のデザインの特徴です。また、刺繡、ビーズ、民族からのインスピレーション、テクスチャーの組み合わせ、そして「ランバンブルー」など、色の使い方に彼女の独自性が見ることができます。中東や日本のデザインから多くのインスピレーションを得ていたことでも有名です。

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LANVINはロンバン? LONDONはランドン?

この動画でもわかるように、日本で「ランバン」と言われているLANVINですが、英語の発音的には「ロンバン」に近いです。

スコット氏もはっきりと「ロンバン」と言っています。

ついでに言うと、「LONDON」は「ロンドン」というよりもどう考えても「ランドン」です。気持ち的に「ランドゥン」と言うと一番それっぽく聞こえる気がします。

つまり発音通りに言うと、「ランドン」在住のファッション・キュレーター、Scott Schiavone氏が「ロンバン」についての興味深い動画をあげていた。のですね。ま、どうでもいいのですが。

「LONDON」の発音にまつわる失敗談

なんで私が「LONDON」の発音にこだわっているかと言うと、一度その発音で失敗してるからなんです。

あれは、ロンドンに行く途中にストップオーバーしたタイ、バンコクでの出来事です。

ワット・アルン(暁の寺)に行くため、世界中の旅行者が集まるカオサンの船着場で船を待っていると、向こうからカナダ人の青年が歩いてきました。

なんでカナダ人だとわかったのかというと、あの有名な真っ赤なメイプルの葉っぱ柄がババーンとプリントされたTシャツを着ていたから。

カナダ人青年:「ハイ!君どこから来たの?」

私:「日本からだよ。あなたは?」

カナダ人青年:「カナダさ!」(でしょうね。)

カナダ人旅行者はとってもわかりやすいんです。カバンとか、帽子とか、持ち物のどこかにあの真っ赤なメイプルリーフのマーク(国旗)が付いているから。どんだけ自分の国好きなんだ。

バックパッカーの街カオサンは旅の中継地点でもあり、旅行者同士でこの次はどこに行くのかという会話をよくします。この時も「暑いね」などの気候の話や訪れた場所の話をしたあと、次の目的地の話題になりました。彼はこの後母国カナダに帰るようでした。

カナダ人青年:「次の目的地はどこ?」

私:「I'm going to London」

カナダ人青年:「ワァオ〜〜〜〜(喜)トロントに行くんだあ!うれしー!」

青年、めちゃくちゃ喜んで、なんかテンション上がってる。

ハッ!もしかして…。

そう、私の「ロンドン」の発音が悪かったばっかりに、「to London」を「Toronto」カナダのトロントと思って大喜びしてしまったのです。ごめんやで。ぬか喜びさして。

慌ててイギリスのロンドンだと説明したら、明らかにしょんぼりしてしまったカナダ人男性。私の発音のせいで、ほんまごめん。でもどんだけカナダ好きやねん。

それ以来、「London」の発音だけには注意しているのです。これ以上カナダ人をぬか喜びさせてしまっては申し訳ないですしね。


英検準1級のテストは散々だった私ですが、こんな感じで、ファッションのことを英文で調べたり日本語に訳して書きながら英語を学んで行くスタイルが、私には一番合っているみたいです。これからも、そんな感じでファッション×英語に、自分の失敗談(体験談じゃないんかい)をからめてアウトプットしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお付き合いくださいませ♡


⭐︎一部画像は、Scott Schiavone氏のyoutubeよりお借りしています。



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だれにたのまれたわけでもないのに、日本各地の布をめぐる研究の旅をしています。 いただいたサポートは、旅先のごはんやおやつ代にしてエッセイに書きます!