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「アイヌの衣装をめぐる旅」北海道、ミュージアムの旅。

思いがけず北海道に行くことになったとき、「アイヌの衣装に呼ばれた」と思いました。

アイヌの衣装カパラミプ(木綿衣)「弟子屈町屈斜路コタン アイヌ民族資料館」

北海道へ行くことになった理由は「どこかにマイル」「どこか」北海道の女満別空港に決まったからなのです。くわしいいきさつはこちらのnoteに書いています。↓

わたしは衣装製作をなりわいとしているので、旅に出たらその土地ならではの生地や糸や服に出会うことをたのしみにしています。また、芸術大学で博物館学芸員資格過程を履修していることもあり、できるだけその場所の博物館や美術館に行ってみたいと思っています。北海道では、アイヌの衣装が展示されている博物館・美術館をいくつかめぐることができました。今回の記事は、(かなり衣装に偏った)旅のエッセイとして読んでいただければと思います。

⭐︎今回の記事はアイヌの衣装をめぐる旅のエッセイです。そして通信制大学の博物館学芸員課程を履修している「大学生」として、「博物館学」「ミュージアム・ツーリズム」の視点から書いた、写真・参考資料たっぷりの学びエッセイでもあります。ですのでこちらはnoteメンバーシップ「みんなの自習室」限定記事としました。もちろん、有料記事として閲覧も可能です。どんなことが書いてあるか、目次を載せておきますのでご参考に。

⭐︎7500字以上のとても長い記事になってしまったので(衣装への偏愛ゆえに)1000字のダイジェスト版としてこちらの記事を関連記事としてあげます。


「アットゥシ」に呼ばれたのだと思う


思えば最初のアイヌからの呼び声は、すでに今年の2月には聞こえてきていたのでした。まちがいなく、わたしはアイヌの衣装、「アットゥシ」に呼ばれたのだと思います。

旅日記より 

「アットゥシ」とは…


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