見出し画像

プロダクトマネジメントを卒業し、また別のプロダクトマネジメントを始めるということ

Product Manager Advent Calendar 2019 Advent Calendar 2019の5日目の記事です。

ご報告

いきなりですが、

実は私、2019年10月にプロダクトマネージャーを卒業しています。

画像2


「え?」

画像3

あ、厳密には年内は既にスタートしているプロジェクトが数件あるので兼務をし、年明けから正式にプロダクトマネージャーではなくなります。

Product Manager Advent Calendar 2019 Advent Calendar 2019にこんな内容で書くのは不適切かなとも思いましたが、「構わんよ」と天の声が聞こえた(気がした)ので、そんな私が今までやってきたこととこれからやっていくことについて書くことにしました。


セールスだからこそやれたプロダクトマネジメント

ご存知な方もいらっしゃいますが、元々セールスだった私が、その視点・考え方をフル活用したプロダクトマネジメントを駆使して、bellFaceのプロダクトマネジメントをずっとやってきました。

なるまで、なってからの活動や葛藤は以下にまとめています。基本的にはプロダクトマネージャー以外の職種の方にも分かりやすいように書いたつもりです。ご興味ある方はぜひ読んでみてください。

なんだかんだ色んなところで登壇させていただくこともあり、それなりにアウトプットもしてきました。

セールス出身だからこそできたbellFaceのコアとなる部分の意思決定のこと、


セールスこそ、プロダクトマネジメントの視点が必要なんだ、ということ、


前職、現職共に代表と同じ時間を過ごしてきたからこそできたこと、


PdMの皆さんよ、今のままではいかんぜよ、という警笛的なこと、


会社全体でどうプロダクトマネジメントに臨んでいけばいいのかということ、

直近のものでも結構あるもんですね。プロダクトマネージャーって会社のステージによって役割が大きく変わっていくので、この中のどれか1つでも読んでいただいた方の頭、心の中にあるモヤモヤの解消に役立つことができていると嬉しいなと思っています。


プロダクトマネージャーとして大切だったこと

細々したことはたくさんありますが、大きくプロダクトマネジメントとしてやってきたことは、セールスの経験を活かして、

・ユーザーの課題、決裁者の課題、ユーザーのユーザーの課題、自社の事業上の課題を発掘する。
・それらの課題をまとめて解消できる施策を導き出す。
・その中で可能な限り最小の工数で実現出来るものをあぶり出す。
・経営陣に必要な情報をインプット、意思決定を導き、方向性を確定。
・それを実現するために必要な作業、メンバーを確定させる。
・なぜ、それをするのか?を言語化し、ドキュメント化する。
・Why?を伝え、あとは最適な作り方となるよう、任せる。

などなど本当に基礎的なことばかりです。

その中でも課題抽出とステークホルダーのコントロール、ハンドリングを行い、結果としてたどり着きたい状態にハイスピードでプロダクトを持っていくのが自分の強みでもあります。(分かりにくさは正直ありますが)

そんな自分が10月からプロダクトマネージャーではなくなりました。


今は何をやっているか?

経営企画室という新しい部署の立ち上げを行なっています。

「経営企画室って何する部署なの?」よく聞かれます。

「情報」「人、制度」「システム、仕組み」を用いて強固な組織を構築していく唯一の横串メインミッションの部署です。
構成しているのは、

・情報=広報グループ
・人、制度=人事・組織開発グループ、新卒採用グループ
・システム、仕組み=ビジネスイネーブルメントグループ

スクリーンショット 2019-12-07 20.33.19

で、一見、関係なさそうなグループの集まりですが、それぞれの視点から向いている方向は同じで全てが揃って初めて力を発揮する、そんな要素の集合体が弊社の経営企画室です。


今、大切にしていること

ちなみに経営企画室の室長として、私がやっているのは以下の内容です。

・社員の課題、チームの課題、管理職の課題、顧客の課題、自社の事業上・組織上の課題を発掘する。
・それらの課題をまとめて解消できる施策を導き出す。
・その中で可能な限り最小の工数で実現出来るものをあぶり出す。
・経営陣に必要な情報をインプット、意思決定を導き、方向性を確定。
・それを実現するために必要な作業、メンバーを確定させる。
・なぜ、それをするのか?を言語化し、ドキュメント化する。
・Why?を伝え、あとは最適な作り方となるよう、任せる。

もちろんまだ部署自体が立ち上がって間もないので、リソース不足しまくりな訳ですが、そんな中で1つずつ今は気合いでやっています。


そう、ここまでで何かに気づきませんか?

もう一回ちょっと数cm上に書いてる文章読んでみてください。↑↑

「え?何言ってんだ?」

いや、よく見てくださいよ。

そう、根本は一緒なんですよね。

これ、最初関わり出した時はそこまで意識していなかったんですが、10月から経営企画室としての視点で自社を見ていくと、同じように見えてくるわけです。

そこで行き着いたのが、

「何をプロダクトと定義するかの違いだけであって、原理原則は同じなんじゃないか?」

です。なので、今はプロダクトマネージャーはやっていませんが、組織(プロダクト)の課題を見つけ、解消する、イノベーションとなる一手を考えながら、社員の体験をより良いものにするために全体のコミュニケーション設計をし、仮説を立て検証していく、ということはプロダクトマネージャーにとっても組織を見る者にとっても同じだ、ということです。

新たなプロダクトマネジメントへの道

ここまでお読みいただきましてありがとうございます。

これからさらに弊社ベルフェイスは成長していきます。今は、その先にある、めちゃめちゃ大きな課題と向き合っています。成長していく過程で痛みを伴うことだってあるだろう、と覚悟を決めている部分だってあります。でもそれがワクワクするんですよね。

もし、そんなこれから来るであろうカオスな状態をやりきったとしたら、、、究極の一手を見つけることができたとしたら、、、(そんなものははなからなくて、1つずつやるしかない、という可能性もありますが)、新しい常識を組織においても作ることができるようになるんじゃないか、と。

冒頭でプロダクトマネージャーを卒業した、と書きましたが、私が今やっている経営企画室での1つ1つの取り組み、見えている課題まとめは、企業にとってある意味「最も大きなプロダクトマネジメント」なんじゃないかなと感じています。

だから、いわゆるサービスにおけるプロダクトマネジメントは卒業し、これからさらに重要になってくる「人・組織」という超大きなプロダクトをマネジメントしていきます。過去の経験を基にしながらも手探り状態でやっていっていきます。

まだ、経営企画室を作ってから2019年12月5日までで2ヶ月なので成果をnoteで報告はできていませんが、どこかのタイミングで、また、この最も大きなプロダクトマネジメントの話をさせてもらえればと思います。

皆さん、プロダクトマネージャーという肩書きは2020年からつけなくなりますが、引き続きよろしくお願いします。

最後にお知らせ

弊社では基本的に全部門積極採用中です。
ただ今回、特に組織開発の観点からこの領域をお任せしたいというところを私が勝手にピックアップしました(自己都合 笑)。
ご興味ある方いらっしゃればお気軽にご連絡ください!


以下2021/12更新



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?