だれでも企画が立てられる3つのヒント
「企画」はどうやって生み出せばいいのでしょうか?
メディア乱立時代のいま、あらゆる場所で「企画」が求められます。企画を立てるのは、もはやクリエイティブ職だけの問題ではないのです。そこで今回は、だれでも企画が立てられるヒントをお伝えしたいと思います。
①「悩み」はそのまま企画になる
あなたに悩みはありますか?
・肩こりがひどい?
・職場の人間関係がぎくしゃくしてる?
・やせたい?
……それ、そのまま企画になります。
・肩こりがひどい→「肩こりを一発で治す最強ストレッチ」
・職場の人間関係がぎくしゃくしてる→「職場の空気をよくする雑談力」
・やせたい→「楽しく生活しながらムリなくやせるダイエット」
もし「企画が出ない!」という悩みがあるのなら、それすら『企画が出ない!という人のための企画の立て方』という「企画」になるでしょう。
「悩み」は企画の宝庫です。悩みが多い人は、最強の企画者になれるはず。ぜひ自分の悩みを探ってみてください。
②「誰に」会いたいですか? 「何を」聞きたいですか?
会いたい人いませんか?
好きなタレント、俳優はいませんか? アイドルでもいい。クリエイター、漫画家などでもいいでしょう。会いたい人、憧れの人はいませんか?
そういう人に会いに行く……だけでは、残念ながらただのミーハー。企画にはなりません。
でも、そういう人に「聞きたいこと」ってないですか? まだ世に出ていない情報で、自分が会いたい人に聞きたいこと。もしあれば、立派な企画になります。
「◯◯さんに〇〇を聞きたい」
これで企画になるのです。
ちなみにぼくの場合は、
・隈研吾さんに人生哲学を聞きたい
・元SMAPのマネジャー飯島さんにプロデュースについて聞きたい
といったところでしょうか。これで「企画」になります。
③「怒り」を企画に変える
よくイライラする。モヤモヤする。「あの人ってどうなの?」「あんな行為は許せない!」よく怒っている人も、いい企画者になれるはずです。
・ハロウィンの浮かれた感じが好きじゃない!
・フェイスブックのイベント案内に「あー、その日は海外にいるんです! ごめんなさい!」とかわざわざ不参加表明する人がムカつく
・税務署でもらう確定申告の説明書みたいなやつがわかりにくい!
とか。(あくまで一例で、ぼくが怒っているわけではありません。)
ちょっと「ん?」って思ったら、一瞬イラッとしたら、素通りせずにいちいち立ち止まってみる。これが「企画の種」になります。
せっかく怒ったのです。そのままにしたらストレスになって終わるだけ。「どうやったら企画になるだろう?」と一歩進んで考えてみましょう。
・ハロウィンの浮かれた感じが好きじゃない!
→「引っ込み思案のあなたがハロウィンを120%楽しむ方法」
・フェイスブックのイベント案内に「あー、その日は海外にいるんです! ごめんなさい!」とかわざわざ不参加表明する人がムカつく
→「SNSで見かけるイタい人100選」
・税務署でもらう確定申告の説明書みたいなやつがわかりにくい!
→「確定申告の説明書を超わかりやすくリライトしてみた」
といった具合です。
いい企画を立てようと思ったら、逆説的ですが「企画を立てよう」と思わないことです。「企画、企画、企画……」と考えてしまうと、魂の入らない「それっぽい」コンテンツができあがります。
そうではなく今回お伝えした、
①「悩み」を探る
②「誰に何を聞きたいか」考える
③「怒り」を探る
まずはこの3つの方法を試してみてください。そうすれば、魂のこもったいい企画がきっと生まれるはずです。
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