メガネ部はじめました。

弱虫メガネ

私が子供の頃は、眼鏡キャラというのは地味でマジメで弱いというイメージがありました。たぶん、のび太くんのイメージが強かったのだと思います。

でも、大人になってから眼鏡のイメージはガラリと変わりました。

私は学生時代、眼鏡もコンタクトも使用していなかったのですが、車を運転するようになってからは夜だけ眼鏡をかけるようになりました。

メガネというよりは眼鏡。安くてお洒落さのカケラも無い、全然似合ってない眼鏡。誰に見せることなく運転中だけ使用していました。私は絶対めがねが似合わないと思っていたので。

しかしゲームのやりすぎで仕事中も目が霞んでくるようになりました。ヤバイ、いよいよメガネの出番か、いやしかし！メガネをかけたら地味になってモテなくなるではないか。

と言ってもコンタクトはできない絶対に。なぜなら怖いからだ。あんな恐ろしいもの信用できない。目にレンズを入れるなんて殺す気か！

「大丈夫。やってみたら全然怖くない。簡単」と周りは言うが、そんな悪魔のささやき私は信じない。奴らは友達のふりをして近づいてくるのだ。私のヘタレさ舐めんなよ！

失敗メガネ

ある日、私は買い物の途中でお洒落なメガネ屋さんを見つけました。そこでは縁なしメガネを取り扱っていて、ちょっとお高いですが、お洒落なメガネをおすすめされたのです。

なんか似合う気がする・・・俺のダサい安物メガネとはオーラが違うぜ。

買います。ビンボーですけど買いますとも。おいくら万円ですか？

私は数日後、メガネを装着して仕事に向かいました。スチャッ。

（どうよ今日の俺の姿は。ひと味違うぜ）

すると職場の女の子が、私の顔を見るなり笑いながらつぶやきました。

「変な顔～♪」

いや顔関係ないやん！変な顔は元からやん。はっ、元から？いやメガネが変ならわかる。でも俺の顔に罪はないぞ！変な顔？

ショックを受けたまま仕事をしていると、先輩が笑顔で言いました。

「突然メガネかけてきたけど、似合ってないからね！」

なんじゃコイツ。マジでやったろか。

普段温厚な私も怒りそうになりました。なんなんだ、どいつもこいつも失礼な事ばっかり言いやがって。怒りと悲しみでレンズにヒビ入ったわ。

ふちなしメガネはダサいのか？まさか本当に俺の顔が変なのか？いやそんな事はどうだっていい。もう怒ったぞ。

私はヘタレで豆腐メンタルですが、ある一定ラインまで落ち込むと、急激に強くなるのです。

（見とけよ貴様ら、こうなったらワシに最高に似合うメガネ見つけてやるわ・・・！）

メガネ、モテル、ゼッタイ

私が次に手にしたのはお洒落な黒縁眼鏡でした。しかし似合うのか似合わないのか、もはや自分ではわかりません。だがこのまま負けるわけにはいかない！

今日はこのメガネで勝負だぜ！スチャッ。

（眼鏡の神よ、我に力を・・・！）

職場に行くと、例の女の子がまた現れて言いました。

「あ！メガネ変わってる・・・」

タタタタッ、チラッ、タタタタ・・・

she has gone.

ちょっと微笑んでいたような、照れていたような。なんだ今のは？この前と態度が違ったぞ？

そしてそこから会う人会う人が言いました。

「そのメガネ、メガネやん」

なんやそれ。当たり前じゃ。

男の評価はよくわかりませんが、女性の評価は非常に良かったです。

「メガネ似合ってますね」

きた・・・きたよコレ。自分ではいまいちかと思ってたけど、予想以上に評価されているではないか。

後でわかったのですが、変な顔発言の子はメガネフェチで、黒縁メガネ男子となった私にときめいたそうなのです。すごい、すごいぞメガネ！とメガネ男子！

またある日、行きつけの美容院に行き、メガネを外すと美容院のおねーさんは言いました。

「たかやんさんはメガネかけると素敵ですね。もちろん外しても素敵ですけど」

（ひっ、ひぃいいいーッ）

聞いた？聞きました？なんという賛辞！そんな絶賛する人いる？俺、貴族なん？モテモテやん俺。褒められ慣れてないからパニックになったわ。

ちなみにお世辞を全て信じて受け取るのは私の長所です。まぁその後、二度と絶賛されたことはありませんが。

しかし、メガネをかけると三倍モテる。似合うメガネでチャンスとモテ期到来。これが私の出した結論でした。

メガネで人生変わった・・・ありがとう眼鏡の神様！

それから私はメガネが大好きになり、メガネ無しでは生きていけなくなりました。街を歩くとメガネ女子にはすごい勢いでセンサーが反応します。

人類眼鏡化計画

よく観察すると、メガネというものは、老若男女誰でもお洒落にしてくれる魔法のアイテムだということがわかりました。

そして言い方悪くてすいませんが、イケメンではない美女ではない、顔が地味というか薄いというか、そういう方はメガネかけたらすっごく良い感じになると思います。いや、なるのです。

私は今まで何人も見てきましたが、メガネをかけて変になった人、格好悪くなった人を見たことないです。

もしあなたがメガネが似合わないのであれば、それはそのメガネがただ単に似合ってないメガネであり、もしくは変なメガネであり地味メガネでありダサメガネであるだけで、あなたが悪いのではありません。

どんな人でも似合うメガネは必ずあります。

メガネに苦手意識を持っている方は、とりあえず無難に黒縁眼鏡を選んでおきましょう。ただフレームのタイプ、幅も様々なので、自分に合ったタイプを選ぶことが重要です。

これを失敗すると、メガネが本来の力を発揮できません。

メガネは一度見てサッと買うものではありません。お洒落な服や靴を選ぶように、色々試着してみましょう。

誰かといっしょに行って意見を聞くか、店員さんにしっかり見てもらうと安心です。

ところでメガネは人間どころか、犬も猫も、ハムスターだってメガネをかけた方がお洒落で可愛くなるのです。

その理由はただ単にメガネ効果がスゴイ！ということなのですが、私のプロフィールのアイコン画像見てみて下さい。そう、実は私、犬だったんです！いや何でもないです。これを見て下さい。

これがメガネをかけている状態。耳の位置からして、メガネをどうやってかけてるの？というツッコミは無しでお願いします。

メガネを外すと、あれ？なんか物足りないって感じしませんか？犬でこんなに印象が変わるのですから、人間なんてもっと変わります。

みんな大好き温水さん。この温水さんがメガネをかけると・・・

こうなります。え、微妙？お洒落になったし若返ってないですか？実際にもっと似合うフレーム、カラーのメガネをかけて、お洒落なスーツを着たら印象はガラリと変わります。

ちなみにB’zの稲葉浩志さんと温水洋一さんは同い歳です。私はこれを知った時、ビックリしてメガネのレンズ外れて飛んでいきました。

私の戦闘力は53万メガネです

そんなわけで、生きとし生けるもの、この世に生きているすべての生き物はメガネをかけるべき！特に女性は可愛く魅力的にしかならないからかけるべき！と私は勝手に思っています。

とにかくモテたかったらメガネ。積極的になりたかったらメガネ。お洒落さんに、知的になりたいならメガネ。メガネをかけて損することは何もありません。

怖い印象のある方は柔らかい印象に、あほみたいな顔の方（失礼）は知的な印象に。メガネはあなたの印象を瞬時に変えてくれます。

そして自分を変えたい、変わるきっかけが欲しい方にとって、メガネは強い武器になります。あがり症の方がメガネをかけると落ち着く、緊張しないという話はよく耳にします。

それはたとえば「マスクで口元を隠すと安心する」という心理と似ているのではないでしょうか。人前で喋ると緊張する方はメガネが効くかもしれません。

まとめがね

長くなりましたが、メガネとは見た目だけでなく、その人の心も印象も変え、また女性は魅力的で可愛いメガネ女子となり、男性はモテるお洒落なメガネ男子となる、人類を救う奇跡のアイテムだったのです。

視力が落ちたからメガネをかけるんじゃない。人生を向上させる為にメガネで明るい未来を見つめるのだ！（よくわからん）

さて、ここまで読んでメガネが欲しくなったあなた、メガネを誤解していたあなた。さぁ勇気を出してメガネ屋さんに行きましょう。メガネはあなたの人生を変えてくれる！かもしれません。

というわけで、私のメガネ愛をお話させて頂きました。最後までお付き合い頂きありがとうございました。メガネ部どこいった。

END

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