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幸福は長期的な最適化と短期的な最適化の微妙な綱渡りの中でしか見つからない

みなさん、こんばんは。
鷹斗です。

さて、タイトルの言葉は橘玲の『シンプルで合理的な人生設計』という本の中に出てくる、「幸福とは、直観(進化的合理性)と理性(論理的合理性)の微妙な綱渡りのなかでしか見つからない」という言葉をもとにしています。
結構心に残った言葉なので、今日はこれについて書いてみたいです。

意思決定には、「短期的な最適化」と「長期的な最適化」があります。
テーブルの上にある美味しそうなケーキを頬張るのが短期的最適化で、ダイエットや健康のために我慢するのが長期的最適化です。

短期的な最適化の特徴は幸福度が高いことで、脳の報酬系が刺激されて大きな快感を得られます。
それに対して、長期的な最適化は面白みがなく、「冷たい」「血が通っていない」などといわれることもありますが、将来的には幸福度(効用)がもっとも大きくなります。

短期的な最適化は「進化的合理性」、長期的な最適化は「論理的合理性」と言い換えることもできます。
わたしたちはつねに、この2つの合理性のあいだで引き裂かれています。

そして多くの場合、現在の幸福度が高い方(進化的合理性)を選んでしまいますが、現実には、幸福度が低い方(論理的合理性)を選択することでより大きな利益を手にできることが多いです。
例えば、今の日本では苦しい思いをしてでも頑張って受験勉強した方が、その後は異性にモテたり高給になったり幸せになる可能性が高まりますよね。

そうなると全ての決断において、短期的な最適化ではなく、長期的な最適化を優先した方が幸せになれるのではないかと思うかもしれません。
ですが、それは人間の本性を無視していまし、そのような生き方はストレスばかりで楽しくもないでしょう。

ですので、将来の為に勉強や読書や積立投資等にお金や時間を使い、その後の残ったお金と時間で今を楽しめる娯楽に使うというのが賢い戦略になります。

長期的最適化と短期的最適化、どちらか一辺倒にならないようにうまくバランスを取りましょう。

おしまい

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