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仰げば尊し【とてもスキな投稿】

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思わず胸が熱くなったスキな投稿を集めました。 テーマは例えば、【本への恩】【動物への恩】【人への恩】【文学への恩】など
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記事一覧

ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1987年)【なに映画紹介してんだてめー「いや、それはいいんだよ」え?そうなの? じゃあ、私もやるね】

フランス映画とは何か? フランス人とは何か? それで字数を稼げそうな気になったけど、 ダルイので全カット。 今回はいちおう恋愛映画です。 旧作名作。 恋愛映画っていうか。 彼女はいわゆるボーダーライン女子なんです。 ボーダーライン症候群のボーダーラインです。 ちょっと違う気もするけど。 感情の浮き沈みが(もともと女性は極端ですが。あ。) そんなもんじゃない南極と北極くらいに極端で、 すぐに自殺してやるー!とかトラブルを起こす。 お前を刺して死んでやるー!的な。 ま

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ラクタロウという犬。

これまで誰にも話せなかった、愛犬との約束

「なぜwebライターになろうと思ったの?」 「どうして平日に取材行けないの?」 聞かれるたびに、ゴニョゴニョと誤魔化してきました。 ほんとうのことを答えても、わかってもらえないかもしれない。わかってもらえないどころか、非難されるかもしれない。そう思うと怖くて、ほんとうの理由を話せないでいました。 抱えている悩みや葛藤など情けない部分も全部、リアルタイムで正直に書きながら新しい挑戦に体当たりし続ける中村洋太さんを応援しているうちに、考えを新しくしました。 私もありのまま

【雑談】タモリさんと谷川俊太郎

本日は「雑談」と「谷川俊太郎評」です。 (一息入れたいと思って書いてみました) 【雑談】 先程過去の動画で聴いたラジオの話。 そのラジオは萩本欽一さんがホストでゲストのタモリさんに「無茶ぶり」をして、それをタモリさんが名人芸みたいな小噺にしていくという展開。萩本欽一さんが『「とっさ」の話をしてみてよ』と「無茶ぶり」。タモリさんが話し出す。 渋谷の昼時、まだ売れていないころのタモリさんが歩いていたら、道ゆく人に声を掛けている女性がいた。近づくと女性は案の定タモリさんにも

三島由紀夫に天上界の美と言わしめた黄髪オーラ系歌手の話

 黙れ小僧!でお馴染みの美輪明宏さんですが、肩書きを添えるなら何が最適かと考えたとき、やはり私には「歌手」であろうと感ぜられます。  壮絶な人生と類稀なる才能に満ちた美輪さんのことですから、思考の残滓が潜在意識に働きかけて白昼夢に現れることもあるのでしょう。そのときの口調が妙に美輪然としていて、これは本物ではあるまいかと奇妙な感覚に陥ります。  美輪さんのイメージは年代によって大きく変わるように思います。デビュー前を知る人からみたらシンガーソングライターであってシャンソン

『北田卓史原画の部屋』 いろいろな動物たち クマ編

みなさんこんにちわ。児童画家北田卓史の描いた原画を管理しているTaxi Pro.です。 以前投稿した「いろいろな動物たち」の回では、北田卓史の描いた動物が登場する原画を紹介しました。 今回は動物のなかでも特に登場する回数が多いクマが描かれている原画を紹介します。 これは代表作のひとつ「車のいろは空のいろ」シリーズ(あまんきみこ作、ポプラ社)の「白いぼうし」で挿絵として使われている作品です。 連作短編集として構成されている「白いぼうし」の中の「くましんし」というお話の一

『車のいろは空のいろ』特装版が刊行されました。

みなさんこんにちわ、児童画家北田卓史の描いた原画を管理しているTaxiPro.です。 これまでも何回かご紹介している北田卓史の代表作のひとつ「車のいろは空のいろ」(あまんきみこ作、ポプラ社)のうち「車のいろは空のいろ 白いぼうし」と「車のいろは空のいろ 春のお客さん」の2冊をセットにした豪華特装版が刊行されました。 長年親しんでいただいている方にはおなじみの場面が描かれた特製の化粧箱入りで、本体は箔押し、クロス装の贅沢な作りになっています。 今回の特装版は、シリーズの4巻目

ONE PIECE初心者がタイトルを考察する

ジャンププラスで『ONE PIECE』が92巻まで段階的に無料公開されていたことをきっかけに読んでみました。 そして、タイトルに隠された意味などを考察してみました。考察というと大げさかもしれません。 いきなり言い訳ですが、一気に読んでしまったため深く読み込んでいない(記憶があいまい)、かつ92巻までを1回しか読んでいないなかでの考察になるので、大目に見ていただけましたら幸いです。 本編を読んでいたら、70巻あたりの「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」におけるいくつもの扉絵でパ

見つけるんじゃなくて創れ!ビートルズから空耳を創ってみよう

こんにちは、いとととです。 私はタモリ倶楽部の人気企画「空耳アワー」の投稿者で、これまでに19回採用され、全賞品を獲得しています。動画投稿が採用された際にもらえるメガホンを含めると、唯一全賞品を獲得した投稿者でもあります。ちなみに、ジャンパー評価を2回もらったのも唯一の記録です。 今回はそんな私が、ビートルズの空耳の魅力と、その見つけ方を紹介します。 空耳アワーで三番目に多く採用されているアーティスト、それはビートルズです。そして、ビートルズの空耳には「強引」という特徴があ

1945年8月に私も犬を飼うだろう

日本が諸外国との長い戦いを終え、ようやく"戦後"が始まったのは、79年前の今日、8月15日です。 私はその日を語る多くの手記や映像に触れてきましたが、中にとりわけ印象的で、変わったものがありました。 語り手の女性は犬好きで、実家でも代々、警察犬として有名な大型犬のシェパードを飼っていたそうです。 それも、戦争中を除き一度も犬を"切らした"ことがないほどで、ある時その理由を尋ねてみると、母親は初めて見るような、静かな表情になりました。 そして、子どもの頃、一番はじめに家にい

ついてこんといて

うちにいる6歳の人は、夏休み前から、近所のそろばん教室に通い始めた。 自宅のある集合住宅の敷地内にある小さな集会所で、私より一回りほどお姉様である上品なマダムが週に2回、夕方から晩にかけて開いているそこは、6歳の人と6歳違いの姉も、9歳違いの兄も通った場所だった。 私は、自分自身が「5歳の時、自転車から落ちて頭を打ったからだ」と結論づける程計算が不得手なもので、小学校の時分から算数の成績が大変悲惨だった。子どもらにはその二の足を踏ませたくない、それで近所にそろばん教室があ

【SFマガジンで話題沸騰】特別対談:宇多田ヒカル×小川哲 全文を無料公開!

ベストアルバム『SCIENCE FICTION』を発表した宇多田ヒカルさんと、ハヤカワSFコンテスト出身の直木賞受賞作家・小川哲さんによる、SFマガジン史上に残る豪華対談が話題となり、発売前にもかかわらず増刷なったSFマガジン2024年6月号。本欄では、その対談全文をなんと無料で公開いたします! 特別対談:宇多田ヒカル×小川哲■サイエンスフィクションのふたり ──宇多田さんのベストアルバム『SCIENCE FICTION』を聴いて、SF作家である小川さんは、どんなことを感

人がいてこそ大切なものを守れる|犬猫たちの飼い主さんの心構えを考える

久しぶりなnote更新となりました。 現在、運営する保護猫カフェ【ねことカフェ|大阪天王寺店】から近い場所にある、昭和18年から続く老舗の珈琲ショップ、【上町珈琲】様に監修頂いたディップスタイルのコーヒーをクラウドファンディングで販売中です。 » 8月14日迄!歴史ある珈琲店監修|ホッと一息つけるディップスタイルカフェで保護猫カフェの応援を 年始から大きな地震があり、未だに復興が進まないと報じられる一方で8月8日(我々からすると世界猫の日として有名な日)に宮崎県でまたも大

夏との相性(音について)

夏がものすごい勢いで来た。 秋は「深まる」と言うが、夏は言わない、と思う。夏が深まるなんて、どことなく地獄に近づくようで嫌だ。 夏の「音」といえば、なんだろうか。 花火の打ち上がる音。波の音。仲のいいカップルがはしゃぐ声。それに歯軋りする僕のうめき声。時々絶叫。そして、蝉、蝉、蝉、蝉。 夏とは、蝉に支配される季節である。 盛岡という地方都市で暮らしたことはあるが、東京のような大都会で暮らしたことはない。そのため、東京で蝉の声がするのかわからない。盛岡ではそれなりに鳴いていた