見出し画像

ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1987年)【なに映画紹介してんだてめー「いや、それはいいんだよ」え?そうなの? じゃあ、私もやるね】

フランス映画とは何か?
フランス人とは何か?

それで字数を稼げそうな気になったけど、
ダルイので全カット。

今回はいちおう恋愛映画です。
旧作名作。

恋愛映画っていうか。
彼女はいわゆるボーダーライン女子なんです。

ボーダーライン症候群のボーダーラインです。
ちょっと違う気もするけど。

感情の浮き沈みが(もともと女性は極端ですが。あ。)
そんなもんじゃない南極と北極くらいに極端で、
すぐに自殺してやるー!とかトラブルを起こす。
お前を刺して死んでやるー!的な。

まあ、メンヘラの人です。

でもメンヘラかわいい。
男はメンヘラを見ると「おれが守ってやらなあかん」
とか思ってしまい、
気がついたら自分がベトナム帰還兵みたいにさせられているという。

そーゆー映画です。

もう解説してしまった。

まあ現実にいたら、ありふれた悲劇なんだろうけど、
映画ですから。芸術ですから。
ムーディーな作品です。

主人公の男は作家なんですね。
彼女は「運命の相手」を見つけたと信じて、
「あなたは絶対にすごいわ」と、
語彙が貧弱ながら南極くらいの勢いで、
自信をつけさせてくれるのです。

いい女っすね!
昔の映画だ。

そこで彼女は産婦人科に男を連れていくといいつつ、
やってきたのはなんと実は批評家の家。
「なんでダーリンの作品をけなしてんだよっっ、てめー」
と暴力騒ぎを引き起こし、

ボーダーライン特有のわずかな批判も許さん症状。
ぷるぷる震えながら、
「クレープス、カイテル、ヨンデル、あとひとりだけ残れ」
絶対に許さんぞ。
この場で血まみれにしてくれるわ。
勝つまで終わらんぞ。
「チキショーメ」と叫びつつ、麻雀牌を鈍器として投げつけるのだ。

「も、もちついてくれ。こんな奴の言うことなんか気にしてない」
彼氏君。き、君は・・・(この辺は私の脚色です)

ようやく警察沙汰にならないうちに彼女を連れ戻し、
その次の瞬間に「私なんかいらないんでしょ」とか泣き出し、
そういう嵐の日々が続いて。

***

しかしながら当時、カップルでこれを観にいって、
微妙な雰囲気になった人たちが多いともいう。

フランス映画は、まずはひとりで見ましょう。
大人は映画をひとりで観るもの(うーん)
フランス人によるとフランス人は大人らしい。

まあ、家族向けの映画じゃない。


#映画感想文 #フランス映画 #恋愛映画 #メンヘラ   
#ボーダーライン症候群 #感情的 #極端 #鬱映画  
#印象に残る  

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?