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第二回大会開催に向けて

プロローグ

今春、山口県・岩国市で開催した『シーズンイン岩国』ですが、第二回大会開催に向けて、少しずつ動き出しています。

記念すべき第一回大会に参加して頂いたメンバーの方々は、その後の競技会で、素晴らしい成績を残されたり、自己記録を更新された方も多く、実行委員会のメンバー一同、とても嬉しく思っております。

大会の目玉種目だった女子800mにおいては、シーズンイン岩国で2位に入った小山愛結選手【安城学園】が、インターハイ準優勝!、6位に入った下森美咲選手【北九州市立】がインターハイ決勝進出と、シーズンイン岩国からインターハイの決勝に2名が進むという素晴らしい成績でした。

岩国から始まったストーリー

思い返せば、小山選手の参戦は、お世話になっている藤井延幸氏【岩谷産業陸上競技部コーチ】との雑談がきっかけでした。『今度、こんな競技会をやろうと思ってるんだよ~』と何気なく話したところ、『愛知の選手で、日本選手権の標準記録突破を狙っている選手がいるので、顧問の先生に繋ぎますよ』とひと言。その後、安城学園の石田桂先生からの熱い想いも頂き、出場して頂けることになりました。

シーズンイン岩国では、日本選手権を制した実績を持っている大森郁香選手【奥アンツーカ】に惜敗したものの、その後の快進撃は素晴らしかったですね。後日、石田先生から、『春先からあのようなレベルの高い競技会に出場させて頂けて本当に良かった』とお話頂きましたが、シニアの選手と走る機会が少ない高校生にとっては、貴重な機会だったと思います。

山口真実選手【九州共立大】の参戦もドラマチックなものでした。
ほぼ出場メンバーの調整が終わったある日のこと、山口選手が出場を希望しているという連絡がありました。

実業団を退社し、今シーズンに再起をかけていると聞いた時点で、『今の記録どうこうよりも、こういった選手に走って貰いたいな』と考えました。インターハイ、国体を制し、鳴り物入りで実業団入りした彼女も、実業団では苦労したのでしょうね…何とか今シーズンという思いは誰よりも強かったと思います。

シーズンイン岩国では、ブランクを感じさせない格の違いを見せて3位に入り、その後は日本学生個人選手権優勝、ホクレンディスタンスチャレンジ千歳大会では、4年ぶりに自己記録を更新する2分05秒71を叩きだす快進撃を見せてくれました。

岩国でしかできない熱いレースを

シーズンイン岩国での私の主な仕事の一つに『選手招聘』があります。

山口県・岩国市での開催ということで、中国地方出身の選手や、近隣を拠点にされている選手の招聘は、優先事項ですが、前述の山口選手のように、熱い想いを持ったストーリーを作れる選手を招聘したいという考えがあります。

また、地方都市での開催というコンセプトともリンクしますが、なかなか記録にチャレンジする機会のない地域の選手を招聘することで、大都市に一極化している記録を出すチャンス・トップ選手と走れる機会の創出の一助になればと考えています。

第二回大会の種目設定は、まだこれからですが、女子800mは、シーズンイン岩国の看板種目に育てていきたい種目なので、ストーリーを作れる選手や、ネクストジェネレーション、話題性があるメンバーなどなど、自分の眼で見て、招聘していきたいですね。

岩国①

心の密を

大会後も、シーズンイン岩国に出場して下さった選手の方々の動向は、実行委員会のメンバーの皆さんも気になる様子で、いくつもの心の交流が続いています。やはり、ほんのひと時でも、同じ空間を過ごしたことは大きいのでしょうね。

私自身も、インターハイの予選で、下森選手が、予選でミスをしてしまい、プラスの当落線上になった瞬間は、自分のことのように落ち込みました。その後の準決勝の快走を見て、一喜一憂していたのは、選手招聘を通じての思い入れがあったからだと思います。

密閉・密集・密接=いわゆる三密が叫ばれている昨今の世の中ですが、大会開催後も、出場して下さった選手の方々の活躍を、暖かく見守っていけるような「心の密」を、忘れないようにしていきたいですね。

第二回大会に向けての課題

大変ありがたいことに、第一回大会から、地元ケーブルテレビのアイキャン様が、特別番組という形で、大会の模様を放送📺

アイキャン

チラシ

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中国新聞様

中国新聞

日刊いわくに様

新聞

の紙面でも、大会を取り上げて頂きました。

こうした地元メディア関係様とのタイアップは、地方開催には必須項目なので、今年は、前回以上のタイアップを目指し、お互いwin-winになれるような取り組みをしていきたいと考えております。

また、地元・観光業界、飲食業界とのタイアップも考えていきたいですね。
この規模の大会開催での経済効果というものは、殆どないに等しいとは思いますが、大会関係者・選手のSNSを利用したプロモーションや、タイアップ企画も考えていきたいと思います。

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第一回大会に出場してくれた武藤桃花選手【立教大学】は、大学では観光学部・観光学科で学ばれているので、何か良いアイデアがないか、相談してみたいと思います♪

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エピローグ

岩国市との御縁は、指導する大宅楓選手【大東建託パートナーズ】の合宿がきっかけでした。なかなか3000mSCのトレーニングをする場所がない中、岩国市陸上競技協会様、岩国市スポーツ推進課の方々が、本当に親身になってサポートして下さり、この方々となら、良い大会が開催できると思いましたね。
第二回大会開催に向けて、課題は山積みですが、今から少しずつ準備していきたいと思います✨

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