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2022シーズンイン岩国後記

エピローグ

2022シーズンイン岩国が、無事、終了しました。
夢のような時間は終わり、これから残務処理が始まります。
記憶が新鮮なうちに、今の想いを、noteに纏めておこうと思いました。
纏まりのない文章になっているかと思いますが、ご容赦頂ければと思います。

奔走した日々

今大会の本格的な準備に入ったのは、11月下旬だったと思います。
実行委員会のメンバーが、岩国に集合し、第1回の反省点や課題を含め、じっくり話し合い、第2回に向けて、動き出しました。

私に任せられていたのは、選手招聘とスポンサーセールス。
大会コンセプトでもある、再生・発掘・育成というテーマの中から、ある程度の人選はできていましたが、意中の選手が、本当に来てくれるかどうか、不安でいっぱいでした。

スポンサーセールスを考えると、大会の目玉になるような選手が必要なのは明らかでした。前回大会も、ある飲料水メーカー様に、ご相談したところ、役員会議まではかけて頂いた様ですが、結局、投資に見合わないと判断されてしまいました。熱い想いや、ボランティア精神だけではダメだなと、痛感したので、思い切って、田中希実選手サイドに、ご相談させて頂きました。

厳しい回答が来るのを覚悟していましたが、出場を快諾して下さり、かつてのライバル陣内選手も、早い段階で、出場を決めてくれました。この二選手が決まったことで、かなり心理的には楽になりました。

いっぽう、田中選手の出場が決まったことで、運営面では、前回大会とは比較にならないほど、調整事項が多くなり、開催ギリギリまで、日夜、奔走していました。一時は、心が折れそうになりましたが、実行委員会のメンバーが、助けて下さり、何とか開催にこぎつけることができました。

TENTIAL presents 女子800m

シーズンイン岩国のメイン種目は、女子800m
私自身、強い思い入れのある女子800mという種目の発展のためには、メディアへの露出や、仕掛け、異業種とのコラボレーションなど、話題性を作っていくことが不可欠と考えていました。

冠スポンサー様に関しては、いくつか候補がありましたが、TENTIAL様の企業イメージや理念が、私の想いと一番マッチしていると思い、ご相談させて頂いたところ、スポンサーを快諾して下さいました。

レースは、田中選手が、完勝。
まだまだピークパフォーマンスは先だと思いますが、今シーズンの田中選手の活躍が楽しみです。

2位に入った江藤選手は、初のひと桁台、しかも9秒台を突き抜けて、8秒台という素晴らしい自己新記録でした。風やシーズン初戦ということを考えると、インターハイの優勝争いに絡んできそうな気がしています。

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武藤選手、内山選手は、かなり仕上げてきているなと感じました。
両選手の前日調整や、ウォーミングアップを見ていましたが、昨年とは、全く違うイメージでしたね。両選手共に、今シーズンの活躍が楽しみです。

そして、何といっても、レジェンド・陣内選手。シーズン初戦で、きっちりひと桁台をマークするあたり、まだまだ侮れない存在です。

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大会初のLive配信、演出、音響サポートの導入

前回大会は、MCを務めて頂いた杉本さんのマイクの調子が悪く、ご迷惑をおかけしました。今年は、マイクだけは何とか改善をと考えていましたが、完全フルサポートとなると、とてつもない金額になってしまうことに…
頭を抱えていたところ、地元・岩国市のオプティメ様に、ご協力頂けることになりました。

続いて、Live配信についてのお問い合わせが数件来ていましたが、もう予算がなかったので、今大会は諦めていました。大きな主要大会では、Live配信が当たり前の時代ですが、こういった部分にも壁があるなぁ…と落ち込んでいたところ、YouTubeチャンネル・九州長距離王国様に、ご協力頂けることに。本当に有難く、ただただ感謝の気持ちでいっぱいでした。

選手、MC杉本さんの入場演出は、伝説の格闘技興行・PRIDEのオマージュ。
この演出に関しては、完全な自己満足演出(笑)でしたが、反応して下さっている方もいらっしゃって、嬉しかったです。

石塚晴子選手からの言葉

レースが終わり、後片付けをしていた時に、招待選手の石塚晴子選手【LAWSON】から、「こういったイベントをやりたいという想いを持っている方は、たくさんいらっしゃると思います。でも、こうして実現することは、本当に大変で難しい。素晴らしいと思いますよ」と、お声がけ頂きました。

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実は、今大会、一番初めに、出場のオファーを出したのは、石塚晴子選手だったんです。そのあたりのことは、別の機会にご紹介できればと思いますが、彼女に出場頂けて、本当に良かったなと思いました。

ストーリーは続く

2022年シーズンは開幕したばかり。
2022シーズンイン岩国に出場頂いた皆さんの活躍は、これからも、出来る限り追跡していきたいと考えています。

残念ながら欠場した、池崎選手、山口選手、仲井真選手には、ぜひ、来年の大会には出場して頂きたいですし、仲井真選手VS瑞慶覧選手の800m沖縄県記録更新にも期待したいと思っています。

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この他にも書きたいことは山盛りですが、後日、別の機会にしたいと思っております。

プロローグ

陸上競技界における「地方創生」を掲げてスタートした大会プロデュース事業。御縁や機会があれば、全国展開したい思いを持っています。

・雪国の施設を利用した室内大会(in女子800m)
・シャッター商店街となっている商店街での1マイルレース
・離島での大規模競技会開催
・沖縄県内でのサーキットシリーズ

などなど、アイデアはたくさん持っています。
単に記録が出たとか、トップ選手が来たという一過性の話題作りではなく、陸上競技を通じた社会問題の解決や、地方の活性化、競技の発展に繋がる取り組みを行っていきたいですね。

2022シーズンイン岩国に携わって頂いた皆さまに、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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