銀河鉄道を読む(自選短歌と感想文)@キナリ読書フェス2020
早朝のローカル鉄道に揺られて読んでる銀河鉄道の夜
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ジョバンニは無数の星を選り分ける深くて遠い流れの底から
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文字だけで読んでいたから金剛石はダイヤではなく金塊だった
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電子書籍50%まで読んで紙の厚みを想像してみる
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おぼろげに結末を知る指先がページをめくることをためらう
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あの頃の私よ、書くのは書評ではなくて感想文だ楽しめ!
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ちゃんとした言葉にならなくてもいいや今この鮮度を記しておければ
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#キナリ読書フェス がきっかけで読んでみた『銀河鉄道の夜』
そもそも、小説、というか縦書きで書かれた文章を読むことが久しぶりで戸惑う。そこからの読書体験でした。
小学校か中学校の国語の教科書に載っていたのは覚えている。
そうだ、金剛石という漢字を練習した。
ジョバンニが活版所で活字を拾って、お母さんの薬代を稼ぐシーンも覚えている。
と、懐かしさに浸りながら読み進めていく。
銀河鉄道に乗って、鳥捕りや灯台守や、いろんな乗客と出会うシーンに入ると、だんだん読むペースが落ちてきた。
教科書では読まなかったシーンだから?
登場人物が増えて混乱するから?
もう一つ、思い出した。
たぶんこの物語、ハッピーエンドではなかったような気がする。
最後まで読んだ記憶はないけれど、超ロングセラーの名作だから、どこかで書評やあらすじを目にしたことはあるだろうね。
知らないのに、覚えていないのに、かなしい。
忙しいのに欲張って2冊並行して読んでいたから、結局こちらはまだ読み終えていない。
どうやらこの物語は永遠の未完らしい、ということも、このイベントの中で知った。
少しづつ、何光年かかってもいいや〜ぐらいの気楽さででも、読み進めていきたいな。
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