【言霊パワーを侮るなかれ❗】
【言霊パワーを侮るなかれ❗】
日本は昔から
『言霊の幸ふ国(ことだまのさきはうくに)』
といって言霊の霊妙な働きによって幸福をもたらす国と言われています。
言葉は尊く不可思議であり、
人知でははかり知ることのできないほどすぐれたものです。
ヨハネによる福音書第一章にこう書かれています。
「 初めに言があった。
言は神と共にあった。
言は神であった。
この言は、初めに神と共にあった。
万物は言によって成った。
成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
言の内に命があった。
命は人間を照らす光であった。
光は暗闇の中で輝いている。
暗闇は光を理解しなかった。」
言葉には力があります。
言葉は
『波動エネルギー』
です。
普通の人は、
言葉が人生や運命に重大な影響を与えるものとは少しも知らず、
さほど大きな注意を払っていません。
実は私も知りませんでした。
『運命を拓く 天風瞑想録』(講談社文庫)
を読んで理解しました。
103頁~110頁にこう書かれています。
「『お前は自分の使っている言葉によって自分の気持ちが駄目にされたり、
あるいは非常に鼓舞奨励されたりする直接的な事実を少しも考えていないなあ』
といわれました。
それは本当に考えていなかったから黙って顔を見ていたが、
『造物主によって便利な言葉を我々人間にだけに与えられているが、
言葉というものが、
積極的に表現されたときと、
消極的に表現されたときとでは、
直接的にその実在意識が受ける影響は非常に大きな相違がある。
先ほどのように、
今日は不愉快ですとか、
頭が痛いとか、
熱がありますとか、
気分が良くない、
とかいっているときには、
愉快を感じないだろう。
今日は嬉しいです、
楽しいです、
ありがたいです、
という言葉をいったときには、
なんともいえない快さを、
その気持ちの上に感じるだろう。
その感じるということは何が感じるか、
お前はわかるか。
実在意識が感じているんじゃないか。
そして実在意識が感じたものが、
直ちに潜在意識に直接的に影響して、
そして潜在意識が実在意識と同じような気持ちになると同時に、
神経系統の生活機能も同じように良くも悪くもなるのだ。
そうすると結局、
お前の生きる力が、
その言葉の善し悪しによって、
やはり良くも悪くもなるじゃないか』
(中略)
人間の精神生命の中には、
暗示の感受習性というものがある。
だから、
たった一言を言うのも、
この暗示の感受習性というものが、
必ず、自分が気がつかなくても、
ものの声に応じたように感じる。
感じると同時に潜在意識に対して、そのとおりの状態が働き出すのである。
潜在意識の状態が実在意識の状態に同化してくるのである。
そして、その結果が気高い言葉、
神聖な言葉であり、
いい換えれば、
積極的な言葉を表現した場合には、
生命の一切が極めて状態のよい事実になって現われてくる。
けれども、万が一、消極的な、
怒り、悲しみ、悶え、迷い、
そして悩みが遠慮なく口から出されるという場合には、
もう怖ろしい結果を神経系統の生活機能に与えてしまうのである。
(中略)
真剣に考えよう!
実際人間が日々便利に使っている言葉ほど、
実在意識の態度を決定するうえに、
直接に強烈な感化力をもつものはない。
感化力というよりむしろ暗示力といおう。
このことを完全に理解し、
かつこれを応用して活きる人は、
もはや立派に人生哲学の第一原則を会得した人だといえる。
何故か!
それは人生というものは、
言葉で哲学化され、
科学化されているからである。
すなわち言葉は人生を左右する力があるからである。
この自覚こそ、
人生を勝利に導く最良の武器である。
われらはこの尊い人生の武器を巧みに運用し応用して、
自己の運命や健康を守る戦いに颯爽として、
輝かしい希望に満ちた旗を翻しつつ、
勇敢に人生の難路を押し進んで行かねばならない。
そしてこの目的を実現するには、常に言葉に慎重な注意を払い、
いかなるときにも、
積極的以外の言葉を使わぬよう心がけることである。
そうすると、
それが人生哲学の第一原則である暗示の法則を立派に応用したことになり、
期せずして健康も運命も完全になる。
この真理に従って人生を活きるには、
『その一言一語、
その言葉のすべてが、
人生に直接的に影響する暗示となる、
という大事な宇宙真理を絶対に忘れないこと』
であり、
さらに努めて積極的の言葉を使う習慣を作ることである。
そうすれば、
それは取りも直さず宇宙霊に立派な力の合図を暗示で行なったことになるからである。」
言葉は強烈なパワーを持っています。
言葉の使い方次第で人生は良くも悪くもなります。
人に勇気を与える言葉、
喜びを与える言葉、
共感の言葉、
感謝の言葉、
賞賛の言葉、
朗らかにする言葉をお互いに言い合うようにしましょう。
けっして、
人を傷つける言葉、
勇気を挫くような言葉、
人を失望させるような言葉を口にしてはいけません。
同時に自分自身の境遇や才能、
気質に対して消極的な言葉や悲観的な言葉を使わないようにしましょう。
終始一貫、
楽観・歓喜・夢・希望・愛・勇気・感謝・幸福・平和
に満ちた言葉を使いましょう。
『口ぐせ』もまた大事です。
「運命は『口ぐせ』で決まる」
(著者 佐藤富雄 三笠書房 知的生きかた文庫)
にこう書かれています。
「人は誰でも、いつも口にする 『口ぐせ』どおりの人生を送っているものです。
一種の自己暗示ですが、
発した言葉を読み取った脳が、
その実現へ向けて動き出すのです。
私自身、この『口ぐせ』の法則を日常生活に活用することで、
思いどおりの人生を堪能できているといっていいと思います。」(3頁)
「『快』の状態に自分をもっていくために、
もっと身近で簡単な方法は、
口ぐせを利用する方法です。
目的や希望を口に出すと、
それは、大脳にある側坐核という部分に伝わります。
側坐核というのは目的達成機構であり、
送られてきた目的や希望を実現すべく、
今度はここから脳全体に向けて伝令が出されるわけです。
この伝令の経路はアドレナリン系で、
専門用語ではA6神経系と呼ばれています。
これが脳全体を全開にして、
その目的を達成するように指令するのです。
ここまでくると、
本人が意識するしないにかかわらず、
脳も体も、全力でそれを達成するように動いていくことになります。
人間の脳というのは、
このように目的を達成されるようにできているのです。
ですから、
口ぐせというものが、
いかに重要であるかがおわかりになることでしょう。
ただし、
重要なのは、これが快の状態でなければならないことです。
(中略)
言葉というものは、
いわれた人よりも、
いった本人にご利益があるものです。
自分の脳でも、
相手に心を寄せる言葉に反応して、ベータエンドルフィンが分泌されることでしょう。
こうやって、
日常生活の中でも『快』の状態にする工夫はいくらでもできるものです。
特に、対話という形式は、
相手がいいことをいうと、
自分もいいことをいうので、
自分の言葉でエンドルフィンを引き出す効果があります。」(56頁~58頁)
口ぐせを、
明るく・楽しく・面白く、清く・正しく・美しいものにして、
気持ちの良い対話を心掛けましょう!
(結論)
『ネガティブな言葉を一切使わず、ポジティブな言葉のみ使うよう心がけましょう。』
『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
「運命は『口ぐせ』で決まる」
(著者 佐藤富雄 三笠書房 知的生きかた文庫)
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