【自立心を養うには?】
【自立心を養うには?】
自立心を養うにはどうしたらいいのでしょう?
自立心を養う方法について、
右脳開発のパイオニアで七田式創始者の七田眞教育学博士(1929-2009)は、著書
『天才脳のつくり方』(ぶんか社文庫)
の中で、こう述べています。
「どうすれば子どもに自立の力を与えられるのか。
それは、
子どもに小さなころから読書する習慣を身につけさせることです。
子どもが読書好きに育てば、
自分で自分を磨いていくことができます。
読書によって考える思考の幅を広げ、
考え方を柔軟にすることができるのです。
読書によって、
人は魂に火を灯すことができます。
そうして心に発憤の火を灯し、
自ら生きる道を見出します。
(中略)
いつの世でも、
読書や学問ほど身を助けるものはありません。
読書や学問は、
知識を身につけるために大切なのではありません。
人生を正しく賢く生きるために必要なのです。
(中略)
過去の偉人たちは皆、
人生の初めから偉人であり、
人生の成功者であったわけではありません。
人間の能力は、
一部のすぐれた人たちだけが授かっているのではありません。
すべての人に成功のチャンスはあるのです。
ただチャンスを生かせないでいるだけなのです。
では、
成功する人としない人の大きな違いは何でしょうか。
天才についての研究をしたオストワルトは、
それは読書するかしないかの違いだと言っています。
読書することによって魂に火が灯されます。
読書が人を変えるのです。
人間学を説く安岡正篤先生は、
とくに若い時期に成功者の伝記を読むのがよいと述べています。
本当の学問を学ぶと、
それはその人の運命を創ります。
本来の学問は、
人間の生き方(立命)を教えるものですから、
これは当然といえます。
読書は人の志を育てます。
学問とは、
道に志し、
人に尽くすことを学ぶものです。
徳に生きることを学ぶものです。
学問に探く通じると、
『有徳の人』
になることができます。
昔の人が十歳や十二歳で学に志したというのは、
知識の学問を学ぶことを志したのではなく、
有徳の人になるための徳慧の学問を学ぶことを志したということなのです。」(196頁〜198頁)
七田博士が述べているように、
人は読書することによって変わります。
自立心・自主性・主体性が身につきます。
名著や良書を読めば、
魂に火が灯ります。
いろいろなジャンルの本を沢山読むことも大切ではありますが、
もっと重要なことは、
『人生に大きな影響を与える本を深く読み込むこと』
です。
まず、
己の人生を変える本を見つけ出さなければなりません。
できるだけ、
愛に満ちた本、
読めば心が明るくなり、
気持ちが前向きになる本を読みましょう。
『他の人の書いたものを読んで、自己を向上させよ。他の人が苦労して得たものをそれで容易に得ることが出来る。』 〔ソクラテス〕
『愚者は己の経験に学び、賢者は他人の経験に学ぶ。』 〔オットー・フォン・ビスマルク〕 」
(推薦図書)
『天才脳のつくり方』
(著者 七田眞 ぶんか社文庫)
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