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【向上心】

【向上心】

向上心を持ち、

楽観的で、

前向き(建設的・発展的・創造的)な人は、

幸せで、

長生きで、

成功します。

これに関して、

『向上心』(著者 サミュエル・スマイルズ 訳者 竹内均 三笠書房 知的生きかた文庫)

に、こう書いてあります。

「この世には、

非常に楽天的で、

何を見てもよい面しか目に入らぬ人がいるものだ。

この人たちにとっては、

挫折してしまうような手ひどい災難など世の中には存在せず、

たとえあったとしても、

災いを福に変えて満足感を得ることができる。

どんなに空が暗くても、

雲のすき間から洩れる太陽の光をどこかに見つけ、

たとえ姿は見えなくても、

太陽は何かよい目的のためにヴェールをかぶっているだけのことで、

必ずその後で輝くのだと信じ、

満ち足りた気持ちになれるのだ。

このような性格の人は誰もがうらやむ幸せ者である。

彼らの瞳は、

喜び、

満足感、

快活さ、

信念、

知識など、

呼び方は何であれ、

そういったものでキラキラと輝いている。

心には太陽が照り、

見るものすべてをそれぞれの色合いで美しく彩る。

耐えねばならぬ重荷も喜んで背負う。

愚痴をこぼしたり、

くよくよと悩んだり、

何の役にも立たないのがわかっていながら悲嘆の涙にくれるようなむだなエネルギーを使ったりせず、

道端に咲く可憐な花を摘みながら勇敢に闘いの道を進むのである。

彼らのことを、

後先を考えぬ軽率な人間だなどと思ってはならない。

包容力の大きいすぐれた人物は、

概して陽気で希望と愛情に満ちあふれた信頼の置ける人である。

真っ黒な雲のすき間からこぼれる道徳的な太陽の光を目ざとく見つける人は、

だいたいにおいて賢い人たちなのである。

彼らは目の前の悪に未来の善を見つけようとし、

痛みを感じながら健康を取り戻すための努力を惜しまず、

試練を味わいながらそれも修業と受け止めて、

矯正すべき自分の欠点をそれぞれ見出す。

悲しみや災難に出合えば勇気を奮い起こし、

知識と生きた智恵を存分に働かせて立ち向かうのだ。」(15頁〜16頁)

「災いはしばしば姿を変えた幸せにすぎない。

また、

それをうまく生かすことによって、

何倍もの幸せを手にできるのだ。

『暗闇を恐れてはいけない。

それが生命の泉を隠しているかもしれない』

と、

ペルシャの賢人も言っている。

経験は往々にして苦々しいものだが有益である。

経験を通してのみ、

われわれは悩み、

そして強くなることを学ぶ。

人格は試練によって鍛えられ、

苦しみを通して完成される。

だから、

人が忍耐強く思慮深ければ、

はかり知れぬ悲しみからも豊かな智恵を授けられるのである。

ジェレミー・テイラーは教えている。

『悲しいできごとや災いは、

自分を向上させるための試練と考えよ。

それはわれわれの気持ちを引き締め、

節度ある考えをもたせ、

軽率な態度をいましめ、

罪深い行動から遠ざける。

われわれは、

不幸を通じてますます徳を高め智恵を働かせ、

耐える心を鍛え、

勝利と栄光を目ざしてひたすら前進しなくてはならない。

逆境に遭わなかった人間ほど不幸な者はいない。

本人がよい悪いではなく、

その人は試練を受けていないからである。

才能があるとか性格がよいというだけでなく、

徳にあふれた行動こそ勝利の王冠にふさわしいのである。』」(255頁〜256頁)


逆境が人をつくります。

“Adversity makes a man.”

です。

正に、

『艱難、汝を玉にす』

です。

人生を肯定的に捉えることが肝要です。

人生で起こることすべてに意味があります。

すべては “学び” です。

すべては魂の成長の糧となります。

私たちの本質は、

肉体ではなくて、

魂です。

私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、

時々人間の経験をするスピリチュアルな存在です。

これが正当な自己認識です。

私たちは、

魂を成長させるために生きています。

生物の進化・人類の進歩・精神文化の進展・物質文明の発展を見れば、

明らかに、

Creatorの意思は、

『進化と向上』

にあります。

向上心を持ち、

自己意識の進化と向上に努めましょう❗

(推薦図書)
『向上心』
(著者 サミュエル・スマイルズ 訳者 竹内均 三笠書房 知的生きかた文庫)

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