小西隆文pro snowboarder

ハーフパイプなどの大会活動を経て、手付かずの雪山でのフリースタイルスノーボーディングを…

小西隆文pro snowboarder

ハーフパイプなどの大会活動を経て、手付かずの雪山でのフリースタイルスノーボーディングをライフワークとする。HeartFilmsのメインライダーとして毎年アラスカやカナダのバックカントリーで自分の滑りの限界を高めつつ命がけの撮影を続けている。フリーライドの大会でも活躍中。

最近の記事

レジェンドと肩を並べる

この写真は今年3月にあった大会の表彰台のものです。 真ん中が玉井太郎さんの長男、左が竹内正則さんの長男、そして少し離れて右に立つのが自分の長男です。 玉井さん、竹内さんは日本のスノーボードの歴史が始まった時からトップにいました。僕はその方達より2,3世代ほど下のプロスノーボーダーで、おふたりがプロ選手として滑っている姿を見ていません。 ただやってきたこと、残してきたこと、今でも絶大な影響力を持ち続けていることは言うまでもありません。 そんな2人のレジェンドの子供とうち

    • クラウドファンディングをしてみて

      ボーボージュンさんのnoteを見て駄文でも続ける事が大事なんだ、と思って長らく放置してたけど書いています。 初めてクラウドファンディングをしています。 今時クラウドファンディングは資金集めの常識。みたいなのをまにうけてやってみました。 実際始めるまでにはウダウダしちゃって時間がかかってしまったけど、公開してからはノンストップ。 これはもうなんとしても目標を達成するためにやるっきゃ無いと追い込まれました。 明日で終わりだけど目標額には届きそうです。届かなかったら自腹で届かそうと

      • スケボーをする子供を見て

        10月の最後の日曜日に、NPO法人リブラントでイベントをした。 スケボー、マウンテンバイク、スラックライン、ボルダリング、トランポリン が体験できるイベントだ。 50名を超える人が参加してくれた。子供に向けて呼び掛けたイベントだったが、大人もやりたいという人が意外に多く、想像以上の賑わいだった。 スノーボードだけじゃなく、スケボー、マウンテンバイクにも夢中になって打ち込んできた自分には、上達する子がすぐにわかる。 大体2種類に分けられて、1人で黙々と練習する子と、友達

        • 今シーズンは雪が多いとスノーボード仲間がウキウキと話している。

          この季節が好きだ。本当は雪が降りまくる真冬が好きやけど、もうすぐだというワクワク感もたまらん。 妙高山と黒姫山がウチの近くからはよく見えるんだけど、紅葉のラインが標高が高いとこからだんだん降りてくるの。あれがウチまで降りてきたら雪が降る。最近の朝の気温は5℃前後だから今年は順調に降り始めてくれそう。 雪の降る量で業界の上がり下がりがあるので、この時期の長期予報だったり、今年はカメムシが多いだ、カマキリの卵が高いとこにあるなど周りではそんな話ばっかりだ。今年はラニーニャにより

        レジェンドと肩を並べる

          なると、良い名前でしょ

          鳴門海峡は自分の故郷の自慢。自分にとってパワースポット。 長野から里帰りする時、まず明石海峡を渡る時に「おー、帰ってきたぞー」の1回目。そこから約1時間で鳴門海峡「よっしゃ着いたー」と長時間ドライブの疲れも吹っ飛ぶ。 自分は藍住町って鳴門市の隣の町出身なんやけど、鳴門には遊んだ思い出がいっぱいある。受付なしで滑れるフリーなスケートパーク。高校時代はヨットの国体合宿。夜の海にもよく遊びに行ったし、台風のうねりが入ってきた時はこの橋を見ながらサーフィンもできる。 大麻比古神

          なると、良い名前でしょ

          NPO法人リブラント設立について

          家族でスノーボードを気軽に楽しめるライフスタイルにしたいと考え、移住して10年。 長野県信濃町は妙高戸隠連山国立公園が含まれる自然あふれる町です。この環境に魅了され移住してくる人は少なくありません。しかし子育てにはどうでしょう。自分は比較的自由な時間が取れる仕事柄と、同じ感覚を持つ良い仲間に恵まれ、子供らを力いっぱい外で遊ばせながら育ててくることができました。 しかし落ち着いて見渡してみると、自分たちの子供以外に外で遊んでいる子供をあまり見かけない。 理由は5つあった小学校が

          NPO法人リブラント設立について

          Pure jam

          白馬の横乗り映画祭でも見たばかりだが家でもゆっくり見た。 ハートフィルムで一緒に撮影している中井孝治が作った作品だ。 ハートフィルムの北海道での撮影はローカルの中井と中村陽子の案内で動くことになる。 陽子ももちろん詳しいのだが、中井はどこに行けばいい雪があっていい撮影ができるかを完璧に把握していた。それが札幌周辺だけじゃなく、旭川や、名寄方面など広範囲なのだから本当に驚かされた。長野で言うなら、白馬と、野沢温泉と、妙高(新潟だけど)のコンディションを把握しているようなもの

          LIFE SHIFT

          LIFE SHIFTという本を勧められて読んでみた。なかなか重いテーマで、突き刺さるものが多すぎ疲れてしまうので読むのにすごく時間がかかった。 この本によるとこれから人生は100年時代に突入し、それに対応できないと惨めな老後を過ごすことになってしまうらしい。 そうならないためには今までの勉強、就職、老後の3ステージの人生じゃなく、途中で、転職したり、いろんな仕事を同時にしたり、定年以降も働き続けれるような新しい仕事にチャレンジしたりと、3,5ステージや、4ステージの人生を考

          夏烈菊花

          毎日ラジオを聴いている。ラジオクラウドや、ラジコのおかげで好きな時に好きな番組が聴けるようになったのはいいことなのか悪いことなのか。ラジオに囚われているような生活を送っている。 ライムスター宇多丸の番組で聴いたのだが、夏という季節があったのは過去のこと、今は夏じゃなくて烈という季節なんだという。確かに昔のあっついけど太陽の下で汗をダラダラ垂らしながらも走り回った楽しい夏とは明らかに違う。今は太陽の下で活動するにはしっかり水分を取りながらじゃないと熱中症になってしまうし、家の中

          海と花火

          海での思い出といえば高校時代のヨット。それ以降はサーフィンのことがほとんどだ。専門学校時代にスキューバダイビングを体験したが、その時に水の中は怖いという意識を残念ながら持ってしまった。だから僕の海の思い出は海上での事ばかり。ヨットでの疾走感。国体での2位フィニッシュした時の感動。サーフィンで波に乗る感覚は上達するほどに気持ちよくて、一生追い求める価値があるものだ。 ところが先日の新潟の海で海中の素晴らしさも知ってしまった。「どこまで見えるねん」と思うほどの透明度の水の中で小

          自転車にのって

          自分のマウンテンバイクを始めてゲットしたのは中学の頃。長男のお下がりだったが、友達と近所の空き地に勝手にコースを作って走り回ってた。小さなジャンプ台を作って飛んでいたのもよく覚えている。大歩危小歩危近くの山奥にあるばあちゃんの家まで吉野川沿いを1日かけて走った思い出は一生モノだ。 そして高校生になりARAYA のmuddy foxを購入。すごくがんばって買ったはずなのに乗っていた思い出がsonyのすごく丈夫なwalkman[テープ]を腰につけて街中を颯爽と走ってたことくらい

          水の上に立つ

          4年ほど前に初めてのSUPをゲットしたんだけど、まあまあ値段の張るものだから買うかどうかすごく迷った。 「SUPは本当に自分の人生に必要やろか?」なんてそれっぽいことを考えてみたり、スケボー、MTB、サーフィンなどオフシーズンの趣味が多くてSUPをやる暇がないんじないかな、とか考えたり。 それでもゲットした理由をはっきり覚えている。それは水の上を立って移動することができるって事を体験したい、ってこと。今まで生きてきた中でその感覚は味わったことがなかった。ボートだったり、カヌー

          恐るべき太陽

          僕の家は標高約800mのいわゆる高原の森の中にある。自分で言うのもなんだが、中古とはいえ立派な家に住んでいる。成功者の家などとからかわれたりもしたが、最近は「まあね」などといってありがたく飲み込むことにしている。 家にエアコンはなく、真夏でも扇風機をたまに回すかな、というくらいに涼しく、いわゆる避暑地の夏を6年過ごしてきたのだが、4日前初めて室温が28℃を超えた。外の日向はさすがに暑いが、木陰は涼しく、家の中もひんやり、ってのが今まで普通だったのだが、今回は違った。  地球が

          ボルダリング初心者

          ボルダリング初心者 命綱をつけて登るのがクライミングで、命綱無しで低いものを登るのがボルダリングだと僕は理解している。 どちらもやったことがあるが、行った回数を数えられるほどの初心者だ。1年前に買ったクライミングシューズは1回しかまだ使ってなかった。 マウンテンハードウェアというクライミングに強いブランドに移籍し、クライミングに向いたアパレルをたくさんゲットしたので、せっかくだから初心者を脱出したいと思い、ボルダリングジムの1ヶ月パスを買い、通うことにした。 初級者向けの課題

          ボルダリング初心者

          BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE ISSUE 1

          読みながら凹む体験は今までにもあったと思うけど、今回はがっつりやられた。 國母和宏とはほとんど喋ったことがないけど、別クルーとはいえ同じアラスカで撮影をしているし、同じAB型やし、と勝手に身近に感じつつも、こいつは小西のことをダサいと思ってんちゃうかな?という恐れも同時に抱いていた。 この雑誌を手に取るのには時間がかかった。カズのことを知りたいような気もするし、知りたくないような気もする。読めば凹むというのを自分ではわかっていたんだと思う。 他のインタビューなどで日本のスノー

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          ACID DROPS[2002] by IST PICTURES

          私、小西が初めて出演した国内メジャームービー。 当時の海外メジャームービーは当然のようにフィルムで撮影していたが、日本人で16mmフィルムで撮影しているのはごくわずかだった。貴重なフィルムを無駄にしてはいけないと、プレッシャーを感じ、、てはなかったかな。何で撮られていようが、1本1本常に集中して滑るようには初めからしてたかな。だって間違えたら怪我するからね。 太田ヨッシー君や、平岡あき君、鎌田 潤君など憧れてるライダー達と同じ作品に出演できてものすごく嬉しかったのを覚えている。すでにJSBAのプロにはなっていたけど、この作品に出たことで一気にスノーボード業界に名前が売れたように思う。オープニングのひまわり畑はスイスのレマン湖の近くで、本当にひまわり畑しか視界に入りませんってくらいのでかい畑ですごくよく覚えてる。

          ACID DROPS[2002] by IST PICTURES

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