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NPO法人リブラント設立について

家族でスノーボードを気軽に楽しめるライフスタイルにしたいと考え、移住して10年。
長野県信濃町は妙高戸隠連山国立公園が含まれる自然あふれる町です。この環境に魅了され移住してくる人は少なくありません。しかし子育てにはどうでしょう。自分は比較的自由な時間が取れる仕事柄と、同じ感覚を持つ良い仲間に恵まれ、子供らを力いっぱい外で遊ばせながら育ててくることができました。
しかし落ち着いて見渡してみると、自分たちの子供以外に外で遊んでいる子供をあまり見かけない。
理由は5つあった小学校が少子化のため統合され一つになってしまい、友達の家が離れすぎていて遊びに行けなかったり、熊や猪の野生動物が街中心部でも目撃されていることもあり、子供らだけを外で遊ばすにはリスクが高いことがあります。
なので学校から帰るとテレビやゲームばかり、という子供達が多いと聞きます。確かに家にいる方が親も安心ですよね。

リブラントが今現在進めているプロジェクトは、自習スペースが併設されたスケートボード、ボルダリング、スラックライン、トランポリンが楽しめる、児童館的な屋内施設を作ることです。
学校が終わって家に帰ることなく、そのままその場所に行き、宿題をして遊ぶ。それがただの遊びじゃなく、一生かけて楽しめるほどのおもしろい遊び。大人になった僕たちが今も突き詰めてる遊びを楽しめる場所にします。本当は屋外でのびのびと遊べる場所を確保したいのですが、雪のつもる信濃町、一年を通して、どんな天気でも子供達を受け入れる施設をまずは作ります。

僕たちが推奨するスポーツ(遊び)は全てが自然の中でするものではありません。しかし共通している部分があります。それは1人でも楽しめるということ、そして上達するほどにどんどん面白くなっていくものだということです。例えばボルダリングが上手になると、ロープを使ったクライミングもできるようになり、ゆくゆくは岸壁を登れるようになります。スケボーが上手になると、ミニランプ、ボウルなど滑れる場所がどんどん増えていき、同じ横乗りのスノーボード、サーフィンの上達にもつながります。一つの場所だけで完結しないのが、僕たちの大好きなアクションスポーツで、野球、サッカー、水泳などと大きく違うとこはそこです。


大人と子供が同時に楽しめるという点も忘れてはいけないところです。上記の遊びはオリンピック競技になったこともあり、子供にやらせて、親はやらずにサポートに回るという光景をよく見かけます。そうじゃなくて僕は親も一緒に楽しんで欲しいと強く願います。
子供と大人が同じ場所で、挑戦し、たくさん失敗を重ねつつも目標を少しづつ達成していく。そういう場所づくりをしていきます。

NPO法人リブラント 代表理事  小西隆文

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