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嫌いじゃない

どうもこんにちは。崇(たかし)です。

ぼくは奥さんと会話しているときに、「悪くない」という表現をちょいちょい使っているそうです。

あのラーメン屋、行ったことある?
うん。行った。結構おいしい。嫌いじゃないよ。

そのようなニュアンスです。


ですが、この表現が奥さんには気に入らないことがあるようです。
「好きか嫌いか、はっきり言いなさいよ。」ということらしいです。


ただ少なくともぼくにとっては「嫌いじゃない」という表現は、明確な意思をもって使用する言葉です。

「嫌いじゃない」は「好き」とは違うし、もちろん「嫌い」とも違う。
その中間にある、けれど「好き」寄りのエリアを指す言葉。

必ずしも「好き」で言い換えられるものではないのです。


あえて図式的に書くとすれば、好きな順から
  好き→嫌いじゃない→どうでもいい→嫌い
の順になるでしょうか。他にも表現方法はあると思います。


確かに、分かりやすいことは重要です。

「好き」か「嫌い」かを二元的に切り分けてしまうことができれば、その中間を考えずに済みます。

世界がとても単純になります。

ですが、現実はそんなに簡単に白黒で切り分けられるものでもありません。それを表現できる言葉の濃淡は、大事にしていきたいと思っています。

ぼくにとっては「嫌いじゃない」は他の言葉では代替できない、一つの状態を表している表現だと思っているのです。


ただし、相手や状況によってはやはり曖昧な捉え方をされたり、イラっとされることもあるようですね。

この記事を書く前に少し調べたところ、ネット上では男性に「嫌いじゃないよ」と言われた女性の「ハッキリ言えや!」という怨嗟の声で満ち満ちておりました。

使い分けのTPOは、やはり大事です。
価値観の押し付けは、控えなくてはいけませんね。
特に、「白黒つけたい」と思っている相手に対しては。


さて、noteには「嫌いじゃない」ボタンはありません。
どうか遠慮なく「スキ」していただければと。

今日は以上です。
ありがとうございました。


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