三浦崇宏

The Breakthrough Company GO 代表取締役 PR/CreativeDirector 新規事業のプロデュース/スタートアップのブランディング・PR/キャンペーン・コンテンツの企画制作

三浦崇宏

The Breakthrough Company GO 代表取締役 PR/CreativeDirector 新規事業のプロデュース/スタートアップのブランディング・PR/キャンペーン・コンテンツの企画制作

    最近の記事

    GO三浦の人生を変えた10冊。『木曜日は本曜日』に寄せて

    『木曜日は本曜日』プロジェクトとは? 『木曜日は本曜日』このプロジェクトは、東京都書店商業組合と、GOが共同で手がけた。街の書店に人を呼び込むためのプロジェクトだ。 2001年には全国で2万店以上あった書店が、2020年には約11000店舗まで減少。 20年間でおよそ半分の数になってしまった。いうまでもなく、大ピンチ。存続の危機だ。 理由は大きく三つある。まずは生活者の余暇時間の過ごし方が多様になったこと。 テレビゲーム、スマホゲーム、Netflix、アベマTV、ツイッター

      • 金沢ガイド決定版、あるいは緊急事態宣言の向こう側。

        金沢との出会い 金沢という街が好きだ。思えば10年前、博報堂時代に、後に師匠と呼ぶことになる先輩に初めて連れていっていただいて以来、もうずっと毎年一月と、秋に必ず二回は通っている。師匠にご紹介をいただいたおかげで、主計町は仲乃家の桃太郎さんにお世話になっている。分かる人にはわかる。羨ましいだろう?名前を覚えていただくのに7年かかったけど。いい顔になるには時間がかかるのだ。 そして、今回ご縁があって、金沢市による金沢 NEW WORK CITY 協会に弊社The Breakt

        • クリエイティブの仕事の基礎は柔道の師匠に教わった−追悼 鈴木義和先生

          恩師つくづく、師匠に恵まれた人生だと思う。 会社員としては初任配属の部署で、クソ生意気な僕に、社会人として、広告屋としての基本を教えてくれた石寺さん。 赤坂で、青山で、金沢で、カンヌで、遊び方と働き方と考え方を背中で教えてくれた嶋さん。 プロにとっての「面白い」ってどういうことなのかを徹底的に叩き込んでくれたおさむさん。 あるいは、大学受験の勉強を通じて「この世界には“議論の余地がない”なんてことはない。むしろ議論の余地しかないのだ」という、社会との向き合い方を教えて

          • 超クリエイティブで現実を動かす~はじめに~

            2020年の終わりに、最新刊「超クリエイティブ 発想×実装で現実を動かす」の「はじめに」部分を公開します!!!!様々な困難、不条理・理不尽と向き合ってきた2020年を乗り越えて、2021年をより人間らしい、意味のある一年にするために。クリエイティブの思考法はきっと大切な武器になるはず。少しでも役に立てば嬉しいです。いこう、その先へ。 クリエイティブってなんだ?クリエイティブという言葉にみなさんはどんな印象を持たれるでしょうか。 かつてはクリエイティブというと、アーティストを

            クリエイティブとは何か。あるいは広告の広告。

            考えることをやめてはいけない 2020年はおそらく後の世界史の教科書において、それなりに大きく扱われることになるだろう。幸か不幸か、ぼくたちはそういう時代を生きている。新型コロナウイルスCOVID-19が世界中で猛威を振るい、日本でも外出自粛を求める緊急事態宣言が発令され、経済活動は停滞を余儀なくされた。多くの人と企業が立ち止まって自分たちの働き方を見つめ直す機会となった。立ち止まることさえ許されず社会を支え続けてくださった、医療・物流ほかエッセンシャルワーカーの方々の姿がま

            ピンチはクイズだ。あるいはwithコロナの時代の挑戦者たち。

            ピンチはクイズだ。白状しよう、ワクワクしている。不謹慎と言われることは承知の上だ。おれはワクワクしてる。新型コロナウィルスCOVID-19の襲来により、人類が大きな危機に直面している。わかってる。多くの方々が直接的に、間接的に、苦しい思いをされている。我々は、団結してこの状況を乗り越えなくてはいけない。だが、いや、だからこそ、ワクワクしてしまうのだ。経営者ならば修羅場を乗り越えるのが仕事だ。クリエイターならば追い詰められてからが出番だ。人類史上最大のピンチ、すなわち最高のクイ

            VUCAとかそろそろぶっ飛ばそうぜ。あるいはスレスレ非合法ぐらいの逆転の思考法

            1-かつてのナシもナシじゃないってのは別に悲しい話じゃない(「Still Changing 」RHYMESTER) 白状する。2020年なんて、10年くらい先の話だと思っていた。自分の体重が3桁になるなんて思っていなかった。36歳になったら結婚して子供の二人くらいいて代々木公園に住んでいると思っていた。現実は、36歳の元気な独身として港区のマンションで暮らしているし、体重はダイエットしてるのになぜか103kgで膝は痛いし、今は2020年の1月8日だ。どこでもドアはできていな

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            GO FIGHT CLUB―闘争を通じた育成の宣言、あるいはクリエイティブディレクターという職業について。

            日本にはクリエイティブディレクターが足りない。多分、全国で800人くらい、現役で本物に絞ったら200人くらいしかいないんじゃないだろうか。 令和2年を迎える前に、この問題に対してきちんと向き合わないといけないと思った。パーティが好きそうな女優がやばい薬をやっていたとか、お気楽そうな総理大臣が自分と奥さんの仲良しばっかりお花見に誘っていたとか、「プーさんがハチミツを舐めていました。また、力士はちゃんこを食べている模様です」みたいな報道に一喜一憂している場合じゃない。 資源

            新大陸はある、あるいは自分に叩きつける挑戦状。

            2019年9月16日で36歳になりました。おめでとう自分、ありがとうみんな。 こんな日はこんな言葉を口ずさみたくなるよなLIBRO 「雨降りの月曜、始まる原因不明の熱病、成長の延長線上」 そんなわけで、「自分に叩きつける挑戦状」 500年前、コロンブスは『新大陸はある、地球からは落ちない』と断言して、世界の果てまで船を漕ぎだした。なんか最近、この気持ちがすげえわかるんだよな。あまりにも頼りなくて、だらしなくて、洗濯も掃除もできない、短気で肥満体の自分を信じる気持ちには到底な

            面白くなければ意味ないぜ、あるいは新サービスのご紹介。

            2019年の夏は大丈夫だったのか? なんだかすっかり涼しくなってきた。海にはお台場しか行ってないし(仕事)花火はイベント会場裏でしか見てない(仕事)のに。不安になって隣で真っ黒な顔と太い腕でmacbookを叩いてるGOのサーファー(ビジネスプロデューサー兼務/元セプテーニチャイナ役員)の岩本に「もしかして夏って終わっちゃった?」って聞いたら「夏の終わりは自分で決めるもんですよ」ってビーチ・ボーイズ発言で諭された。うぜぇ。全社で共有しているグーグルカレンダーを見ると、彼は先週ま

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            マーケティングの新しい定義、あるいは海賊の心得。

             平成のその先の時代へ。そろそろマーケティングの定義をアップデートしないといけない。それはそのままGOの2019年の戦略でもある。一緒に冒険してくれる仲間がいたら嬉しい。【文末に重要な告知あり】1:アメリカかよ? 2018年の大晦日、那須川天心がフロイドメイウェザーのパンチに屈したとき、ぼくらは気づいてしまった。メイウェザーが天心をナメていたんじゃない。ぼくたち日本の格闘技ファンがメイウェザーをナメていたんだ、ということに。  天心が持ち前の勇気と捨て身の特攻で、アメリカの

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            休暇の理由あるいは踊らされるな自ら踊れ

            明日10月23日から30日まで、おやすみをいただきます。会社員時代も入れてこんなに長く休むのは初めてかも。バカンスみたいな出張ばっかりしてるからまぁそれはいいんだけど。 個人的な話をする。ぼくの父は若い頃、暗黒舞踊という謎のジャンルのダンサーだった。それなりに有名で、ヨーロッパを旅したりしていたという。その後、美術商になったりもしたけど、今は無職だ。82歳になる。ぼくは3回目の結婚で生まれた長男だ。 最近、ぼくの仕事を知りたいということでFacebookをはじめた

            2017年11月24日の青木真也。あるいはおれたちに明日はある。

            『おれたちはみんなドブの中にいる。だけどそこから星を見上げてるやつもいるんだ』オスカー・ワイルド シンガポールに行って来ました。盟友の総合格闘家、青木真也選手の応援に。同じく友人の編集者、箕輪さんと。 同い年で、同じ早稲田大学に通っていた青木選手。今年のはじめに、中川淳一郎師匠の紹介で仲良くなって、友人付き合いをさせてもらってる。対談もした。だけどぼくは大学生の頃から、ずっと青木真也のファンだった。クリエイティブな寝技。試合を通じて世間をザワつかせる気構え。10年以上

            2016年末のSMAPと桜庭和志−あるいは君は今すぐ飛び立てるのさ。

            −2016年の12月28日に、ぼくは約10年間勤めた博報堂という広告会社を辞めた。33歳独身無職という立場で迎えた2017年、酉年にかけると、今年は飛躍の年にしたい。飛躍しないとやばい。ぼくにとって人生の節目となった2016年末、SMAPは紅白歌合戦に出場しないまま解散した。大晦日の格闘技イベントRIZINでは、桜庭和志の試合が組まれなかった。 これはいわゆる退職エントリではない。2016年の終わりに群れを離れるアホウドリが、飛び立つその瞬間に、テレビを見ながらうっすらと考

            『シン・ゴジラ』と『君の名は。』2016年の二つの大災害について〜あるいは打ち合わせとすれ違いの話〜

            日本にとって2016年は、2つの国家的大災害に向き合った一年として記憶されるだろう。『シン・ゴジラ』と『君の名は。』この二つのファッキンアメイジングな映画についての話だ。両方とも素晴らしすぎて、見ているだけで企画したり創作したりするのがちょっとバカらしくなりかけるんだけど作品のなかに、それでも、明日も仕事とか通勤とか通学とかちゃんとしようぜ!!っていうメッセージがハッキリとこめられていて、T−PABLOWばりに『決してつかねぇ膝と嘘』って思っちゃう。 圧倒的に感動して、嫉妬

            シン・ゴジラで解決できる人生の諸問題について

            シン・ゴジラがファッキンアメイジングすぎてネタバレなしでどう伝えていいかわからないけど、これから半年くらい、ほとんどの悩みや人生相談についての回答は「シン・ゴジラを見ろ!!」で片付けられる気がするよ。 「日本がこれからどうなるのか心配です」→「シン・ゴジラを見ろ!!」 「組織とうまく馴染めません」→「シン・ゴジラを見ろ!!」 「土地の値下がりが怖いです」→「シン・ゴジラを見ろ!!」 「自分の仕事が誰のために役立っているのかわかりません」→「シン・ゴジラを見ろ!!」 「彼