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【検定】《独学》経営学検定初級を受けてみた


外食産業に約20年も関わってきながら、これまで経営学というものを学んできませんでした。これまでの経験を何かしら形にすべく。参考書選び、過去問、そして受検(CBT)、合否判定までの流れ。

経営学検定とは

特定非営利活動法人経営能力開発センターが主催しているようです。

「経営に関する基礎的・専門的知識やその応用能力としての経営管理能力や問題解決能力が一定水準に達していることを全国レベルで資格認定する検定試験です。」
https://www.mqt.jp/sp/about.html
と公式Webページに記載されてます。

一般社団法人 日本経営協会が実施しています。

検定は、初級、中級、上級と分かれています。

概要はこんな感じ。(以下公式ページより引用)

【初級】学生、初心者、新入社員向け
経営学に関する初歩的・基礎的知識を習得しているかどうかを判定。短期大学卒業生、4年制大学の2~3年生レベルで習得しておくべき経営学の基礎知識。

【中級】ビジネスパーソン(中堅社員、マネージャー向け)
経営に関する専門的知識や経営課題を解決するための分析能力を習得しているかどうかを判定。ビジネスパースンが通常身につけておくべき経営学に関する専門的知識や問題解決能力が求められる。なお試験は、第一分野、第二分野(各90分)に分かれており、中級合格後3年間上級の受検資格が生まれるようです。

【上級】経営幹部候補、経営幹部
経営に関する高度の専門的知識と、実践的な経営能力を有しているかどうかを判定。経営学専攻の大学院生(MBA)レベルの専門的知識と、経営幹部として期待される実践的な経営能力が求められる。なお、試験は、一次試験(経営に関するケーススタディ)、二次試験(経営に関するレポート、レポートのプレゼン、ディスカッション)から成る。
(引用以上)

参考書(公式テキスト)

経営学の「け」からなので、無論初級へ着手。
参考書は、昨年3月にポチって買いました。
こちらです。


届いてからは、とりあえず一度通読。

第1部 企業システム
ここは、経営学だけではなく、リテールマーケティング検定2級、ビジネス実務法務3級とも内容が被る部分。サラッと復習程度。
第2部 経営戦略
その体系と理論の後、全社戦略、事業戦略、機能別戦略の概要。
第3部 経営組織
基礎理論、経営組織の基本体系、企業組織の諸形態、組織の制度・文化・管理
誰さんがどういう方法や理論を唱えてきたのか、出てくる人が多いです。
第4部 経営管理
基礎理論、マネジメント階層とプロセス、経営計画、コントロール
さらに誰さんがどういう理論を唱えたか、が出てくる。流石にごっちゃになってくるも、マズローさんとか、CVP分析など、リテールマーケティング検定2級で学んだことや、ビジネス会計検定2級で覚えたことがリンクして出てきたのが救い。親和性をかろうじて保てる。
第5部 経営課題
ここもリテールマーケティングやビジネス実務法務検定3級と被る部分があったからこそ、親和性を保つことができた。

一度読んだだけでは、わからないことだらけであまり理解出来なかった記憶です。難解?いや、そんなものだ、と言い聞かせて認識した楽観性は良かったけど、ちょっと手を出しづらくなる…
難しそうって意識から来てしまった模様。
時間ができた昨年8月に通読すること3回。最初に比べると、理解度が増してきた感じがした。

理解ができない…
難解だから諦めるのではなくて、騙されたと思ってもう一度読んだら理解が進み、さらにもう一度読んだらさらに理解が進む。
そんなもんです。難解なイメージから、諦めるのは簡単です。
しかし、読むたびに理解度が増すと、どうしてこうも楽しくなったり嬉しくなったりするのか。
換言するなら「学ぶ愉しみ」とでも言うべきか?
学生時代は勉強嫌だな…ていつも思っていたけれど、この歳になって勉強すると、とても新鮮。
なんで早く気づかなかったのだろう?

過去問を解く

3回目の通読の際、そろそろ次のステップ、と思い立ち、過去問の本をポチる。
こちらです。

直近のは掲載されていませんが、10回分も有れば充分。問題の出題傾向は、やはり年月と共に変わってきていました。

①時間を計って解く。
試験時間は90分ですが、大概60分程度で終わりました。
②答え合わせして、解説を読む。
問題を解くよりも倍近く時間を取りました。かなり濃い印象です。
③出題と解説部分の該当箇所を公式テキストで振り返り、該当箇所へアンダーラインを引く。
アンダーラインは、間違った箇所を色分けして目立つようにしました。
公式テキスト内の該当箇所を探し出すのが大変!

公式テキストは何周もしたけど、過去問は、すぐにお腹いっぱいになりました。一周やって満足です。

再度参考書(公式テキスト)通読

過去問とのにらめっこが終わったら、再度テキスト通読です。何周したかな…?5〜6周くらいしたかも。
アンダーラインが引かれているから、過去の出題箇所と間違った箇所が一目瞭然。
過去問をやったことで、テキストの理解度はかなり上がります。

試験と結果

初級の試験は、CBT方式、90分一本勝負。
受検の申し込みは、
CBT-Solutions受験サポートサイト
https://cbt-s.com/examinee/examination/mqt.html
でマイページ登録を行って申し込みを行い、日時と会場を選択します。受検代金を支払い、申し込み手続きは完了です。

受験票はなく、申し込み手続き完了メールがその代わりのものとなります。

受検日当日必要なのは、本人確認書類(免許証等)くらいでしょうか?
詳しくはWebページで説明されてますのでご参照ください。

https://www.mqt.jp/sp/app_private.html

会場入っていざ試験!
与えられたのは、紙とえんぴつだけ。
後はパソコンと向き合って、ポチポチやるだけ。
スタートすると残り時間が表示されるので、1秒がとても大切になる。残り時間ばかり気にすると焦るだけなので、見るのをやめる。(時間を計って過去問やった際、ほぼほぼ60分で終わってたし…)
解き終わって、見直しして、ほら、やっぱり10分位余った。

終了後、一枚の紙がプリントアウトされ手渡されます。
そです…すぐに結果が出るのです。

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企業システムだけ少ししくじりましたが、合計92点。合格しました。
証書は後日サイトのマイページで閲覧できるようになります。(ダウンロード可能です。)
また、紙で欲しい場合は、別途お金がかかるようですが、作成してくれるようです。

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所感


「公式テキスト」=この1冊さえ網羅しておけばなんとかなる、はず!とタカをくくったことが奏功。1つに絞って良かった。
(資格によっては公式テキストだけでは補えないものもあるので。)
本格的に勉強始めて受検合格まで実質3ヶ月。
現在、その内容を覚えてるか?というと、頭からすっぽり抜け落ちているかも。
大学の一般教養で経営学を履修した気分を味わえました。

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