見出し画像

韓国・釜山でカルチャーショック!!!

3月に2泊3日で韓国人の友達に会いに日本人数人で釜山に行ってきました!

博多港から船で釜山まで往復し、帰りが夜行便の船だったので実質3泊3日の旅程でした。

その感想とか、これから釜山に行く人向けのローカル情報とかをショートエッセイ形式で写真をまじえながら紹介したいと思います!

                    💱3泊3日の出費💴

行きの船(Queen beetle):13000
帰りの船(Camellia):9000
宿泊費:3300
飲食・交通費・土産代総額:15000
⇒合計:約40300円

※宿は釜山駅近くのone way guest houseに2泊
(4人部屋を同行者3人で使用)
※現地での支払いや地下鉄のICカードは、wowpass を使用。 https://www.wowpass.io/?lang=ja_JP


 🏢未来都市エッセイ🚁


 釜山、波間に見えてきた街はさながら未来都市のようだった。此岸の国の科学力の寄せ集めである赤いガラクタ船に乗った私達は、屹立する彼岸の高層建築物にただただ吃驚するのみであった。この都市に一軒家は殆ど無いそうだ。私達の島の「団地」的な存在のそれらの建築物は、対岸では団地とは似ても似つかない高級マンションのようだ。韓国は就職活動が大変とは聞くが、家族用集合住宅国が主流で、一人暮らし用のワンルームマンションのないここでは、「実家ぐらし」は日本ほど窮屈なものではなさそうだ。国が違えば、地理、習慣によって家も住み方ももちろん異なる。不動産業界に演出された“理想のマイホーム“としての味気ない建売住宅やタワマンを押し付けられ規定される我々の生も、対岸の状況を見て相対化されるべきかもしれないな。人生の基準は己で決められるのだ。


博多港から釜山港まで3時間半で行けるクイーンビートル号。今回は一番高い時期だったため片道13000円。
しかし、帰りの便は対馬海峡強風のため欠航(クソがッ!)。飛行機も売り切れており、夜行便の客船カメリア号に変更(20:00釜山港乗船〜翌日朝7:30博多港着)。みなさまご注意を!


釜山のタワマン風団地
(みんな集合住宅に住むので“団地”、でも全て数十回建てなので、見た目は実質タワマン、中はものによるがとても広いわけではなさそう。)


船から見た釜山。
ビルの威圧感がすごい。港町と山に張り付いた住宅地という意味では神戸や長崎に近いものを感じるが、日本の港町とは規模と建物の高さが違う。釜山は人口300万人以上の韓国第二の都市。(首都ソウルは1000万人都市)。



釜山の中心地:西門(シーミョン?)の一角。
中心部の繁華街の街並み自体は日本とほとんど変わらず。商店街の他に高級風なショッピングモールも点在。港と隣接する釜山駅から地下鉄で西門までは10分くらい。釜山には地上の鉄道は無く(長距離の新幹線的なもののみ)て、移動は地下鉄、バス、タクシー。地下鉄は体感で日本より少し安く、タクシーは日本より圧倒的に安い(初乗りが380円くらいに見えたことも…)。
ドローン1500台によるプロジェクションマッピング①。
ドローン1500台によるプロジェクションマッピング②。
変形後。凄まじい。
釜山は2030年の万博開催地、2025年の大阪万博の次だ。大阪は大丈夫なのかな?

 🍶酒メモ🍶


 韓国人とチャミスルなどの焼酎を飲むと、ショットグラスで「チャン」の音頭とともに5分おきに乾杯し飲み干さなきゃいけないので、かなりキツイ。

 居酒屋では韓国焼酎(日本のより度数が低い)の2大メーカー(チャミスルとジョウンデ)のプロモーションガールとプロモーションボーイが店に入ってきて自分のメーカーのお酒をサービスしてくれるぜ。そのお酒を受け取ると、さらに二日酔い防止のドリンクとかを無料でつけてくれるんだ。

 一時期のレッドブルとかモンエナの街頭サービスみたいな感じだな。

 なんか学生の定番バイトってな雰囲気で男女ペアで楽しそうにやってていい感じだで。おいやんにも並行世界の韓国でそんな青春を送ってたかもなんて想像する自由くらいはあったっていいよな?


韓国のビール、スッキリしてて飲みやすい。韓国の友達が一番飲んでたのはcass。cassと書いて発音もまじで「カス」。


韓国のウコンの力的なドリンク。
私達が外国人の観光客ということでチャミスルのプロモーションガールが無料でくれた。卑猥な形状だと感じる人もいるらしい。

 🍖肉コラム🍖


 豚バラの天国、韓国では日本の定食と同じ値段で5倍の肉が食えるのよ。こっちの街中には、あらあら、爽やか系よりマッチョ系の男の子が多いみたいね。日本のボーイたちももっとお肉を食べなくちゃいけないわね💋ユッケはこっちでも人気みたいよ、おばさんもぜひイダタキたかったわ🧠


クッパと旨塩豚バラのセット。
この量でクッパ800円、豚バラは4人で食べて1000円(1人250円)という肉の安さ!これはホルモンのクッパで、日本の定食では信じられない量の肉が入っとる。
た韓国人の友達が頼んでくれたデリバリーチキンCheogajip 。
釜山では一番人気で美味しいらしい。大根の漬物付き。韓国の料理屋では、非常に高確率でたくあんなどの漬物が付いてくる。釜山の中華街でも餃子の付け合せでたくあんが出てくるという浸透加減。日本のたくあんよりはシャキシャキ感が強い。


韓国チキン。骨なし。骨付きも選択可能。

🦪海鮮屋に関するフードインフォ🐚


 釜山ではローカルな海鮮屋にも連れて行ってもらった。日本なら、漁港の漁師小屋の食堂という感じかな?

 鰻(穴子)を絡めのタレで味付けして網で焼く辛蒲焼き(シン・カバヤキ)を体感。うなぎは骨まで炙って食べられるという全身メシボディだ。


あなごをセルフで炭火焼に。赤い辛味噌ダレをつけていただく。


🚢海と人に関する社説🌊


海鮮屋さんはインドネシア出身?と思われる店員さん達が韓国語で接客。先日訪れた東北の気仙沼でも遠洋漁業の船には日本人よりもインドネシアの方が多く乗船されるようだ。水面下で海を越える人材の交流は加速化している。

帰りの高速船QueenBEETLEは対馬海峡の強風で欠航。

緊張感迫る港湾ターミナル、夜行便の豪華客船Camelliaの窓口にみんな殺到していた。後ろには韓国生まれで日本に嫁ぎ、より長い時間を過ごしたというおばちゃん。visit japan 等のオンライン入国手続や欠航に僕らとともに翻弄され、娘さんが用意した各種ワクチン証明書やパスワードなどを印刷した大量のプリントで里帰りを無事終えられた。

アジアも地球全体でも人は移動を続ける。

大学院で知り合った同級生たち、同時期に仕事探し(通称:就職活動)に励む同志たちには中国や韓国からの留学生で日本の企業で働くことを望む人も多い。自分の周りでは体感で中国出身の大学院生が文系では半分以上、その半分くらいは日本で就活をしているのかな。偏見かもだけど、中国人で日本で就活をしてる人からはよくコンサル志望の人の話を聞く気がする。最も苛烈なコンサル就活戦線と、彼らに流れているだろう悠久の時を超えるビジネスマンの血の交差に妙に説得力があるなと感じる。

中国の留学生が持ち前のパワフルさで日本での就活ではコンサルに魅力を感じる傾向があるのかも、というただの偏見だけど。近年の日本の仕事探し文化は気持ち悪いという部分もあるけど、日本語ができれば海外出身でもどんな人でも理論上は“”“”じぶんにあった“”“”仕事を追求できるという健全なフィールドである、とも思う。

日本は変わるのか。もちろん変わらなくたっていいし正直に言えば自分の中には、将来的に日本にどれだけ外国の方が入ってきても日本の教育や部活などの集団志向の疑似文化で虚構の“日本人性”は再生産されていくだろうな、というナショナリスト的妄信さえある。それが悲しくて悔しい。

近いうちに日本は世界で最も「伝統的」な世界の偏屈老人になっていくだろう。でもそれでいい、等身大の我々を生きる。

とにかく移民やガイジンという乾いた言葉の裏には、したたかなそれぞれの生き様がある。

全ての境界を越える人/そして境界の中で輝く人/最後に境界を打ち砕く人に愛とリスペクトを❤️‍🔥

友に感謝🥃チャン🥂





※ご愛読ありがとうございました。
ここまで「長ぁ!」「キモォ↷」などツッコミを入れることなく読んでしまった皆さん、残念ながら厳正なる抽選の結果みなさんは…………





🎩「ハッフルパフ!!!!!」(“Hufflepuff !!!”)




釜山駅。
新幹線のターミナルと、地下鉄の駅、福岡とをつなぐ港、が一応隣接してる。
「駅」の漢字が、日本語でも中国語(簡体字)でもないように見える。

#元気をもらったあの食事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?