西東京のハリソンフォード

ホラー、お笑い、ミステリ、ノンフィクション好き。探検記、コメディ脚本、民俗学SF、ショ…

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ホラー、お笑い、ミステリ、ノンフィクション好き。探検記、コメディ脚本、民俗学SF、ショートホラー、自己流の哲学思索、などを書きます。

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とりあえず書いてみよう【創作実況】#1

これは一人の凡庸なる学生が、一つの物語を完成させるのに密着した壮大なドキュメントである。 誰しも一度は物語を創る側に回りたいと思ったことはあるだろう、大抵の人はそんな夢やあこがれをいつしか諦め無思考に消費して下らない評価をつける側に回ってしまっている。 そんな状況を変えたい、いや変えなくてもいい、とりあえず自分だけでも何かしら書いたものを残して彼らの人混みの上に君臨したい。そういう思いでこの企画は始まった。 ということで、今回はノンフィクション創作実況ドキュメント第1回

    • 「頑張れない」という地獄

      人生25年 一度も頑張ってこなかった もちろん頑張るっていうのは相対的なもので、 「可処分時間の何割以上をある一定の不可を伴う行為に費やす」という定義はできるだろうが それが何割かは人によって、環境によって、社会によって異なるだろう わたしはいずれは、「頑張る」「努力」「成長」「成功」という考えを捨てたい という前提のもと話を戻せば、私の考える「頑張る」というのは、「世間や周りの人が先ほどの定義でどれくらいの割合を頑張ると考えるか」を勝手に想像したその基準から導いたもの

      • あけましておめでとうございます。 今年は書く量を増やしたい。 少しずつ書いてるホラーのエッセンスをSF設定に乗せて、いよいよ民俗SFの短編を書き始めたいです。 今年もよろしくお願いします。 noteの皆さまに神の筆のご加護があらんことを。

        • ホラーショートショート『ある祭壇について』

          登山が趣味の฿さんから聞いた話。 ฿さんは、毎週末に同じ郊外の山のハイキングコースを歩くことを習慣にしていた。街中の自宅から私鉄で30分ほどの山だ。 ある週末、いつもと同じように、登山口の最寄り駅から駅前の寂れた商店街と小さな住宅街を抜けていくとき、変な男に出会った。 男は一見すると、風景写真家のようであった。大きな三脚に、これもまた大きく高価なカメラを乗せ、角度や露出度などの設定をしているようだった。 しかし、その場所がおかしかった。 住宅街の橋、何の変哲もない谷

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        とりあえず書いてみよう【創作実況】#1

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          20代 いま感じる死が一番恐ろしいのかも [ポエトリーリーディング]

          今 感じてイメージする「死」がこれまでこれからの人生で感じる考える「死」のなかで一番怖いのではないか。 24歳 今の自分の考えが死の恐怖という意味での人生の底・人生の極であればこれは今後の私の人生で、そしてあるいは人類史において貴重な証言になるだろう。 自分の死について見つめ直すうえで、死ぬのが怖い理由と死のイメージについて考えよう。 まず、なぜ死が怖いのか。人によって理由は様々だろう。 [私にとって、] [死ぬのが怖い理由] 永遠に意識を失いまわり続ける世界に取り

          20代 いま感じる死が一番恐ろしいのかも [ポエトリーリーディング]

          全甘党に贈る-隠れ激ウマ飲料トップ5-

          甘いのみものが好きな人に向けて、意外と知られてない市販飲料5選を紹介します! 食レポ文学は得意じゃないので、ただテンション高く列挙していきます! もしかしたら中国とタイの激甘ドリンク事情も知れるかも!? ※スタバのホワイトモカ(ホット、アイス両方)は、問答無用で美味すぎてみんな知ってると思うので、殿堂入り枠で今回は省略しました。 👊まっすぐレビュー👊 5位 ペプシスペシャル 通称金ペプシ。 コーラ飲料のゼロカロリー系で一番うまい!ペプシ独特のクセがノンシュガー

          全甘党に贈る-隠れ激ウマ飲料トップ5-

          ホラーショートショート『狸の家』

          K県K区在住のBさんから聞いた話。 Bさんが、いつものように夜遅くに帰宅しているとき、気まぐれでいつもの道の一本横の道を通った。妙に静かな道で、自分でいつもとちがう道を選んだのになぜか早足になってしまう。 よく知る道に合流するT字路に差し掛かる寸前、ふいに靴紐がほどけていることに気づいた。こんな場所でかよ、と思いしゃがんで紐を結んでいるとどこからか視線を感じる。 狸がいた。 置物だったが、その一匹の狸と思わず目が合ったような気がして「うっ」と声をあげてしまう。おそらく

          ホラーショートショート『狸の家』

          ホラーショートショート『足』

          これは私の友人が大学生の頃に体験した話です。 彼は当時大阪の郊外の、××台と名のつくような、高台の斜面に切り開かれた住宅街にある実家に住んでおり、そこから電車で大学に通っていました。 駅からは歩けば25分、バスで10分ほどの場所にある閑静な住宅街で、お店はその住宅街の一番下にあるスーパーマーケットのみでした。 ただ彼は、高校2年の時に家族でその地区に家を建てて引っ越し、普段の移動もバスや車で、買い物なども家族で車で市街地の方へ行っていたため、地区の他の場所、そのスーパー

          ホラーショートショート『足』

          タイマッサージ in チェンライ 〈Akha-Ya〉さん

          訪タイ二回目、タイ滞在計2ヶ月目にしてはじめてタイマッサージにトライ。 結論からいえば、 おじさんに健全にマッサージしてもらい、わりと痛かったが、十分満足した! 〈★★★★☆〉 ★4つ! 当方、20代中庸日本人男性である。 お店 選んだのはチェンライのお店、〈Akha-Ya〉さん バスターミナルとナイトマーケットに近い、チェンライの中心部に位置。 店名のAkhaとは、タイの少数民族アカ อาข่า のこと。 Ya は日本語の「屋」かな? あるいはアカ語でお

          タイマッサージ in チェンライ 〈Akha-Ya〉さん

          ポエトリーリーディング カルト誕生

          新興宗教の教義doctrineを書く副業 喜びではなく苦しみとしての思考。 ただ一人の神を持っていないという辛さ、天国を疑い続けている罪、神を一人二人と数える愚かな文化。 (もちろん、天国が鮮明に想像できるからこその、地獄を抱えている人間にも私は寄り添いたいし、その苦しみは無と有に板挟みになった私のこれとも、リンクするものであろう) 宇宙人は思考しない、思考とは人間にのみ与えられた最上の苦痛であるから。 生物・思考という枠組みは人間基準の世界の把握方法である。当たり

          ポエトリーリーディング カルト誕生

          2023年8月チェンマイ イミグレ ノービザ滞在更新延長 突破ファイル

          この記事では2023年8月上旬時点での、 ①タイ・チェンマイの空港近くのイミグレーションで、 ②普通のホテルに滞在する(ウィークリーマンションなどではない) ③日本人が ④30日+30日のノービザ滞在更新を ⑤ほぼイミグレでの対面で済ませる 手順を、私の体験をベースに説明します。 ※この記事は2023年8月上旬時点での個人の体験に基づく情報です。 ※オンライン申請?についてはまったくわかりません。 2023年8月時点では「TM30」に関する一連の手続きや準備が鍵です。

          2023年8月チェンマイ イミグレ ノービザ滞在更新延長 突破ファイル

          韓国・釜山でカルチャーショック!!!

          3月に2泊3日で韓国人の友達に会いに日本人数人で釜山に行ってきました! 博多港から船で釜山まで往復し、帰りが夜行便の船だったので実質3泊3日の旅程でした。 その感想とか、これから釜山に行く人向けのローカル情報とかをショートエッセイ形式で写真をまじえながら紹介したいと思います! 💱3泊3日の出費💴 行きの船(Queen beetle):13000 帰りの船(Camellia):9000 宿泊費:3300 飲食・交通費・土産代総額:

          韓国・釜山でカルチャーショック!!!

          エコロジイ-第1章 言語篇

           宇宙人との邂逅。 人類の矛盾に満ちた悲願。 それは唐突に訪れた。  ブラジル宇宙開発局BAXAが、来の倍の通航距離と通信範囲を実現させた最新無人衛星を宇宙へ放った。その衛星は同一軌道上を5年間周回した後、一つの高度信号をキャッチした。  一ヶ月後世界トップクラスの物理学者たちは国際会議においてその信号を新たな周波数の宇宙線と結論付けた。しかし、翌月その同一信号が再び観測され、以降衛星に信号が届く頻度は高くなっていった。  そのころ物理学者たちは、宇宙線という説明が通用

          エコロジイ-第1章 言語篇

          とりあえず書いてみよう【創作実況】#0

          何か物語をつくりたい。 妄想を文字にしたい、 絵にしたい、 小説にしたい、 漫画にしたい、 そういった願望は誰にでもあるが実際にその一歩を踏み出すことができる人はわずか一握りだ。 僕自身も小学生で小説家になりたい思って早十年創作に対して怠惰な日々を過ごしてきた。 そこで今回の企画は、とりあえず物語の構想を立てたところでいきなりエンディングを書くことでとりあえずは創作に一歩踏み出そう、 一歩踏み出した奴になろう、 踏み出せなかったやつにマウントを取ろうというものである。

          とりあえず書いてみよう【創作実況】#0

          五つのこと

          人間の5つの真理に辿り着きました。 一、人間は動物 ニ、社会で生きてる 三、努力よりも準備 四、国よりも文化にリスペクトを 五、無だからこそ 一、人間は動物 人間は他の動物と同じように、子孫を残してできるだけ死なないように生きる動物だ。僕らは子供を産むための性欲と生き延びるための他者に対する優越(マウンティング)で生きてる。  人間には愛があるだの神がいるだの知識があるだの言ってもそれは動物としての生の延長に過ぎない。 種の保存のための神経の電気信号に、愛という文学

          架空漫才「犬と猫」

          この度、近代文学史の歴史を塗り替える大発見があった。漫才が江戸時代末期に既に行われていたことが大阪府丹禅寺能楽堂蔵の慶応十二年の公演記録から明らかになった。その漫才はあくまで能の前座であったが、なんと日本人とオランダ人商人によって行われたというのである。漫才の起源は、現在愛知県で古くから行われる予祝行事であり伝統芸能の一つである「三河漫才」として知られているが、この事実は定説を覆すかもしれない。 二人「どーもー、冷LAL鬼(ヒエラルキー)です!」 冷奴「ワタシが根木冷奴で