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【Tailor Works活用事例】地域を超えた出会いを体現できることがTailor Works の魅力

枚方市 総合政策部 企画政策室 政策推進課に所属する、由比さんと辻さんにお話を伺いました。
政策推進課では、企業や大学などの事業者と自治体それぞれの強みを活かした地域課題の解決に取り組んでいます。全ての取り組みにおいて事業者との関わりが必要となる部署。
公民連携を推進するために参加した「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」でTailor Worksのことを改めて知り、オンラインコミュニティ「ひらかた万博共創プラットフォーム」の開設に至りました。

枚方市 総合政策部 企画政策室 政策推進課 由比 達也さん(右)・辻 優子さん(左)

由比さん、辻さんのお仕事内容を教えてください


由比(以下敬称略):

私たちの部署は、市全体の業務における公民連携のワンストップ窓口の役割を担っています。公民連携を推進するため、「枚方市公民連携プラットフォーム」を運営しています。
このプラットフォームは、民間事業者や大学、研究機関などの皆様と枚方市の抱える課題を共有し、事業者の皆様が持つアイデアや技術などを活かして、課題の解決と市の魅力向上に向けた公民連携事業を展開していく場として運営しています。

辻(以下敬称略): 
公民連携の他にもご紹介したい業務として、1つ目が「ひらかた万博」です。
2025年に開催される大阪・関西万博を契機に、市民のまちへの愛着の向上や、地域経済の活性化を図ることを目的に、市民、市民団体、大学、民間事業者(以下、事業者等)など、多様な主体との共創により、市やそれぞれの主体単独での事業をはじめ、公・民、民・民での連携、協力による共創の取組を進めています。
先ほどご紹介した公民連携の推進とこれら2つの業務全てにおいて、事業者等の皆様との関わりが必要となります。

そして2つ目が「企業版ふるさと納税」です。
企業版ふるさと納税は、地方公共団体が行う地方創生の取組に対する企業の寄附について法人関係税を税額控除する制度です。この制度を活用して寄附を受け入れる仕組みの構築や、企業に対し制度説明や本市事業をPRする体制を整えるなど、財源確保の仕組みを作ることが私たちの役割です。

 オンラインコミュニティ「ひらかた万博共創プラットフォーム」とはどのようなコミュニティですか?


由比:
2025年大阪・関西万博を契機に公民・民民での「共創」の機運が非常に高まっていると感じています。
枚方市は市独自の取り組み「ひらかた万博」を進める中で、多様な主体間での「共創」による、新たなビジネスや社会課題解決に繋がる共創事業を創出するため「ひらかた万博共創プラットフォーム」(以下、「共創プラットフォーム」)を立ち上げました。

「ひらかた万博共創プラットフォーム」

Tailor Works上での本コミュニティは、時間や場所を問わないデジタル上のコミュニティスペースとして我々はもちろん、参画事業者の皆様にご活用いただいています。参加企業・大学などからの共創アイデア、リソースを持ち寄り、盛んな「対話」を通じたイノベーション創出の場となるよう運営しています。

ひらかた万博共創プラットフォームの開設に至った背景や課題は何でしたか?


由比:
実は私自身、大阪スマートシティパートナーズフォーラム以前にTailor Works のことを知っていました。私が令和2年度から2年間、大阪府公民戦略連携デスク(行政経営課)に在籍していた際に、Tailor Works をご提案をいただいたことがあったんです。
公民戦略連携デスクでは大阪府庁内はもちろん、府内43市町村へも公民連携を推進していましたので、日々の打ち合わせ、電話、メール等による情報交換などのコミュニケーションも非常に多く、提案いただいたようなシステムを活用できれば、デジタルの力で更に共創を加速させられるのでは! と感じていました。大阪府向けのご提案ではありましたが、「いつか枚方市にもTailor Works のようなシステムを導入したい!」と思っていました。

大阪府庁から枚方市役所に帰任した令和4年度に開催された大阪スマートシティパートナーズフォーラムで、偶然にも、Tailor Works難波代表のプレゼンをお見かけした時は驚きました。先ほどご紹介した「ひらかた万博共創プラットフォーム」を立ち上げるタイミングと重なっていましたし、多様な事業者等の皆様とのコミュニケーションを活性化させるために、活用できればと考え実証実験に手を挙げました。

Tailor Works 導入の決め手や期待することをお聞かせください


由比:
公民連携と言うと、これまでは「ある1つの企業と自治体との連携」という認識を持っていました。しかし、取り組みを続けるうちに「この企業の提案を他の企業に提案したらもっと効果的に働くかもしれない」と考えるようになり、1対1ではなく1対Nの関係性を作りたくさんの共創が生まれる場が必要だと感じました。

また、事業者等の皆様にはまだまだ我々が知らない、見えていない強みやリソースが多く存在していると思います。Tailor Works には相談機能があるので、このような機能を上手に活用することでお互いの強みや良さを発信して、共創が生まれる種が見つかることを期待しています。

今後の展望についてお聞かせください


辻:
Tailor Works のようなデジタルツールを活用することで、共創の機運をもっともっと高めていきたいです。ひらかた万博のキャッチフレーズは「みんなで創ろう!この街の未来」です。
ひらかた万博は、枚方市ではなく市民や市民団体そして多くの事業者等の皆様それぞれが主役なので、コミュニティメンバーの皆様が自ら活動して共創を生んでいくようなコミュニティになると良いなと思っています。

最後に、Tailor Works の導入を検討している方へメッセージをお願いします


由比:
実証実験の期間中、Tailor Works を導入したことで嬉しかったことがあります。実はTailor Works上で同じくコミュニティを運営されている大田区産業振興協会様からご連絡をいただき、お互いのコミュニティやTailor Works 上での運営方法など色んなお話をする機会をいただきました。
他の地域の方に枚方市やひらかた万博のことを知っていただくことは本当に嬉しくて、地域を超えた出会いを体現できた瞬間でした。

辻:
コミュニティ運営者同士の交流ができたり、業種の異なる企業同士の交流ができるのはTailor Works のようなデジタル上のコミュニティスペースならではだと感じています。普通であれば電話やメールでやり取りが終わってしまうところですが、相談機能やトーク機能を活用することで地域問わずやり取りが活性化されていくのではないかと思っています。
私たちのように、デジタル上でのコミュニティ運営に関心のある自治体の方はご検討されてはいかがでしょうか。私たち枚方市と一緒にコラボレーションできる日を楽しみにしています。

共創コミュニティプラットフォーム「 Tailor Works 」について

「Tailor Works」は、多様な人々と共感やビジョンでつながる共創コミュニティプラットフォームです。

事業会社、省庁・自治体、金融機関が運営するコミュニティの運営を支援しており、オープンイノベーションを実現する産業エコシステムの構築や、基礎自治体間の連携ほか公民連携、地域内の多様なステークホルダー同士の交流による新規事業創出、大学発スタートアップ創出といった様々な業界の課題を、コミュニティで生まれたアイデアやソリューションに共感した多様な人々との共創、コラボレーションによって解決するサービスです。
コミュニティオーナーの参画者は年々増えており、産官学民の様々な用途のコミュニティが誕生しています。

Tailor Works 導入実績:
経済産業省 関東経済産業局、日本立地センター、日本生産性本部、静岡県、山梨県、仙台市、堺市、枚方市、東京都、大田区、静岡銀行、広島銀行、きらぼしコンサルティング、北海道銀行、秋田銀行、株式会社マネーフォワード、北海道電力株式会社、NTT東日本-北海道、パーソルホールディングス株式会社、株式会社熊本放送、北九州市立大学 他
Tailor Works プロダクトサイト:

「Tailor Works」のサービス紹介資料です。機能や料金体系など、ご興味のある方はぜひダウンロードください。

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