【佐藤一磨】残酷すぎる 幸せとお金の経済学【読書感想文】
この本は、私たちの幸せに関する分析結果を示してくれる本です。
出世すると幸せになれるのか
健康な人ほど正寸するがメンタルを病む
もともと健康状態がいい人ほど 管理職に昇進する
管理職への昇進が健康を改善する傾向は十分に確認できませんでした。
管理職に昇進した3年後にメンタルヘルスが悪化 していた
メンタルヘルスが悪化→健康状態が良好ではない→幸福度も少なくとも向上していない
管理職に昇進しても幸福度は上がらない
昇進1年前から昇進3年後時点まで幸福度の増加傾向は確認できません。
そして、所得に対する満足度は上がりません。
これは、管理職で働くことの金銭的な報酬が十分ではない可能性を示しています。
女性の管理職は、女性が管理職として働く環境が十分に整備されていないや、家庭の両立が難しいということの問題があります。
男性も女性も管理職に昇進したあと数年で、健康が悪化 しています。
管理職は健康を代償にしないと続けられない状態となっています。
結婚したら幸せになれるのか?
独身男性の幸福度が最も低いわけ
既婚男性の場合 88.1%が正規雇用
独身男性の場合 62.7%が正規雇用
独身男性の非正規雇用が 17.9%、自営業者 9.1%、無職が10.3%になります。
不安定な雇用形態の比率が相対的に高い独身男性の幸福度が低くなります。
「妻が高学歴」だと世帯年収が低い
妻の学歴が高いと、妻の年収が高くなり、夫の年収が低くなります。
学歴 = 平均年収→夫の年収が低めになる
大黒柱の年収が低い→世帯年収も低くなります。
自分より若い相手と結婚したほうが幸せ
同じ年齢の夫婦と年の差夫婦では、どちらの夫婦関係満足度が高いのか?
男性は、年の差があったほうが、夫婦関係満足度が高くなります。
男性の場合、「若さ」を求めています。
子供がいる女性ほど幸福度が引くのはなぜか?
子供のいる女性のほうが生活満足度が低い
子供の年齢とともに女性の満足度は低下し、思春期に差し掛かると最も低くなります。
子供のいる高齢者は生活満足度が低い
子供が小さいときには、肉体的精神的負担が大きく
子供が大きくなるにつれ、金銭的な負担が大きくなります。
もっと読みたい人は!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?