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Seoul Street Photography vol.1 / ソウル旅行記 前編
3泊4日で、韓国はソウルに一人旅をしてきた。
海外旅行は2019年12月に訪れたモロッコ以来だったため、実に3年半振り。
久しぶりの海外旅行だったため、忘れ物をしたり書類の記入を忘れて入国審査に手間がかかったり、空港で購入したsimカードが終始使えなかったりとあまりスムーズな旅ではなかったが、いろいろと学びが多く楽しい旅となった。
また治安もいい国だからか昔ほど旅中の緊張感がなく、ぼーっとしていることが多かった気がする。
この旅では韓国の友人と久しぶりに再開したり、気になっていた展示会に行ったり、美味しいコーヒー屋を巡ったりと、特に有名な観光地を巡ったりすることはあまりなかった。
個人的には旅行のリサーチを細かくすることがあまり得意ではなく、現地でたまたま出会ったハプニング的なことを楽しんだりするのが好きだ。スマホの電波が常時繋がらなかったことや、元々行きたい場所も数か所しかなかったこともあり、今回の旅のほとんどの時間は、当てもなく街ぶらしながらストリートスナップを撮影して楽しんでいた。
この記事では旅行の記録として、現地で撮影した写真とともに文章を綴ってみようと思う。
ちなみに写真が膨大でnoteには載せきれないので、多くの写真はInstagramにぼちぼち上げていく予定(@taichiaugust)。興味がある方はそちらをご覧いただければと思う。
Day1
出国〜宿チェックイン
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航空券を予約したのは旅の三週間ほど前。円安の影響で前ほど安くフライトチケットを取ることができなかったが、それでも24,000円ぐらいでチェジュ航空の往復チケットをゲットできた。連休を避け、平日二日プラス土日の四日間の旅程だったため、比較的安く購入できたと思う。
韓国は海外なのに驚くほど近く、とても快適に旅行ができる。昼過ぎに関西国際空港を離陸し、Netflixで事前にダウンロードしておいた韓国ドラマ「夫婦の世界」をiPadで楽しみながらあっという間にソウルに到着した。
事前にQ-Codeというものを申請しておいたので、仁川国際空港では税関的な審査は必要なくQRコードを見せるだけで通過できた。その後入国審査を受けるものの、久しぶりの旅行だったことやボーっとしていたこともあり、Arrival Cardの入力を忘れて二回も長蛇の列に並ぶこととなった。結局入国に一時間以上かかり、一つだけポツンと取り残されていたスーツケースを拾うこととなった。
空港でsimカードを購入したが、おそらくAPNが干渉している影響なのか、全く電波が繋がらなかった。既存のAPNのプロファイルを削除するのが何となく嫌だったので、まあスマホのない旅も良いかと思い、そのまま市内へ移動した(とは言っても、ソウルは地下鉄の駅や電車内ではWi-Fiをかなりサクサク使えるので移動には困らなかった)。
また日本同様、韓国も旅行者はかなり戻っている印象。日本人観光客も結構いた。
マスク着用率は日本とほとんど変わらない感じだった。緯度の高いソウルといえど、5月も後半に差し掛かると外は結構暑い。僕もこの旅ではほとんどマスクは着用しなかった。
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ソウル駅には空港から電車で一時間ほど。
バーガーキングで夕食を食べた。普段はコーラなんか飲まないけれど、海外で飲むコーラはなぜか犯罪的に旨い。フレンチフライはケチャップなど付けず塩に限る。
空港でもたついてしまったせいで、ワッパーを平らげるとすっかり夜になっていた。
移動で疲れていた上、お酒も飲まないので特にナイトライフを楽しむわけでもなく、コンビニで2Lの水を買ってからAirbnbで予約した安国(Anguk)付近の宿で宿泊。早めに眠りについた。
Day2
北村韓屋村
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最近はストレスのせいか眠りが浅い。韓国でも翌朝早く目が覚めたため、観光客が増える前に比較的近い北村韓屋村まで散歩がてら歩いた。
天気がよく、朝の光がとても気持ちいい。
途中オフィスの中に入っていく人をかなり多く見たが、まだ朝の7時過ぎ。
韓国の人たちはこんなに早い時間から勤務するのかと驚いた。
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ストリートスナップを撮りつつ坂の多い街を歩く。
今回の旅は9割以上、55mmの単焦点レンズで撮影した。55mmのレンズはこれまでも使っていたが、ここまでガッツリとあらゆるシチュエーションで使うのは初めてだったため、結構難しい画角だと思った。それでも満足のいく写真が撮れるよう、試行錯誤する過程が楽しかった。
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迷いながら坂を登り、有名な観光地の北村韓屋村に到着。
朝日が差し込んで鮮やかな壁を照らし、とても美しかった。空が綺麗。
平日の早朝に訪れたため、地元の人が数人通る以外は観光客が一切おらず、本来の美しい街並みや空気感を堪能することができた。
確か前回来たときは、民家の壁が改修中で残念だったので、今回の訪問では完璧な姿を見ることができて満足した。
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また何度も来ているにも関わらず、今までソウルの地理をあまり理解できていなかったが、今回の旅で様々な場所の位置関係をインプットできた気がする。
Cafe Onion
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朝ごはんを食べるために坂を下り、道中にあったカフェ「Onion」へ。とても有名なカフェらしく、SNSなどでも人気らしい。
実は宿に忘れ物をしたので、取りに戻る途中で寄り道した。
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アーモンドミルクラテと抹茶がかかったホワイトチョコケーキを注文。
甘党だけど、ケーキは甘すぎて全部食べられなかった。アーモンドミルクラテも割りと甘めだった。報酬系がフル稼働した。
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8時頃に店を出るときにはなかなかの行列ができていた。平日の早朝に行くのがおすすめ。
景福宮
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スマホの電波がつながらず地図を見ることができないので、雰囲気で歩いて行く。
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やはり旅先の何気ない風景を記録し、写真で表現するのが何より楽しい。
ストリートスナップを趣味にすると、街の魅力をより能動的に見つけることができ、特別な場所に行かずとも旅行を深く楽しむことができる。
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街の空気感を感じながら歩きつつ辿り着いた、景福宮。
外から眺めただけだったが、青空とマッチして美しかった。朝から観光客もかなり多く、チマチョゴリを着た若者がたくさんいた。
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piknic
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景福宮を眺めた後は街ぶらしつつ、メトロで会賢(Hoehyeon)まで移動。
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今回の旅で訪れたかったpiknicというギャラリーへ。
ここは実は裏口らしく、よく分からなかったのでとりあえず裏口から入った。
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ギャラリーで行われていたのは、フランスの写真家François Halardのエキシビジョン。
個人的に彼の建築写真が好きで、東洋人にはないクラシックな感性や過去にタイムスリップしたような表現にとてもインスピレーションをもらえる。
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展示会内部はスマホでしか撮影できず、ほとんど動画を撮っていたので写真はあまりないけれど、作品の質もボリュームもとても満足いくものだった。ショップでは思わずアートブックを購入。
何よりpiknicの空間自体が素晴らしかったので、また興味深い展覧会があれば訪れてみたい。
Cafe Comfort
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展覧会で満足した後は街を見下ろしながらpiknicの裏手の坂道を登り、そのまま南山という丘の上まで行ってみた。
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南山は結構有名な観光スポットらしい。芝生がきちんと整備されていて、ピクニックに良さそうな場所だった。
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丘を越えてしばらく歩いていると、とても眺めの良いスペースを発見したので思わず立ち寄ってみた。
ビルの屋上に直接アクセスできるようになっており、屋上には素敵なベンチスペースがあったので、思わずくつろぎたくなった。
下の階はカフェやショップになっているらしく、せっかくなのでカフェでコーヒーをテイクアウトしてベンチに座り、ソウルの街を見下ろしながらゆっくりしていた。
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他に誰もおらず、まさにネーミング通りComfortableな空間だった。
こういった(たぶん)あまり知られていない場所を思いがけず発見すると、自分だけのお気に入りの場所として認定したくなる。次も来よう。
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昼ごはん的なものがカフェになかったため、お腹を空かしつつも歩いてメトロの駅まで向かい、弘大(Hongdae)へ行くこととした。
弘大
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弘大では街を少し歩き、駅の隣にあるショッピングモールの最上階に入っているMusinsa Terraceというカフェ兼リラックススペースに行ってみた。
テラスから見える街並みが非常にダイナミックで良かった。夜景も綺麗そうだけど、午後のこの光の感じが好き。
またショッピングにはほとんど興味がないのだが、目を大切にしたいこともあり、旅先でその国のブランドのサングラスを買うのは粋な感じがして好きだ。
弘大にはGentle Monsterのフラッグシップストアがあったので、Musinsa Terraceに行く前に立ち寄ってサングラスを購入した。
ショップの写真はほとんど撮っていないが、作り込まれたギャラリーのような空間はなかなか素敵だった。
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Musinsa Terraceは少し寒かったので外に移動し、お腹が空いて歩き疲れたこともあり公園で一時間ほど座って休んでいた。
通り過ぎていく人たちのファッションやスタイルが多様で、眺めているのが面白かった。
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何もせず過ごしていたらもう夕方。
韓国料理を未だに食べていないが、昼ごはんのタイミングを逃し、特にこだわりもなかったため、公園近くの南アフリカ料理屋Pie Republicへ駆け込んだ。
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南アフリカはミートパイが有名なのだろうか。ミートパイとラムチョップ、フレンチフライのプレートをオーダー。
ボリュームが多く、油も塩分もすごいので食べた後若干気持ち悪くなったが、味は絶品だった。特にラムチョップとフレンチフライはかなりレベルが高かった(パイが推しっぽかったけど)。
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食後にCoffee Libreというナチョ・リブレのパロディ的なコーヒー屋へ。
B級映画的なノリかと思いきや、コーヒーのレベルはかなり高く、思わずコーヒー豆も購入。
薄暗くて涼しい空間も、とても心地よかった。
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結果的にこの旅ではそんなにたくさんのコーヒー屋へは行くことができなかったが、ソウルのコーヒーカルチャーに興味があったので、いくつかのカフェを巡ることができたのはいい経験だった。
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カフェを後にし観光一日目は疲れたので早めに終了。弘大から安国へ戻るメトロはちょうど帰宅ラッシュで大混雑だった。
久しぶりの一人旅の感覚を取り戻しつつも、体力の衰えを感じる一日目だった。
Vol.2(後編)はこちら。
動画も作ってみました。
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