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🔴いつも大安吉日158 〜大日向村の祭りは終わらない〜

【大日向村の祭りは終わらない】

「大日向村のあるいちにち」

一昨日の夜に投稿した記事の通り、ぼくはしっかりと二日酔いになっていた

二日酔いってことは飲みすぎたってことだ
それは記憶がなくなるってことだ

「あの話し覚えてないのー?」
そんなことはいままで散々言われてきた 
だからもうわかってるんだ

「記憶がなくなっているってことは、間違えなく楽しかった」てことなんだと

🔴なつかしの落ちたパンツ

「村」の祭りの二日目を振り返ってみよう

村の中心の祭り会場、うちの横のテントサイト、どっちもまだ静かで誰もいない

転がった空いた一升瓶が、前の日の盛り上がりを物語っていた

昔からぼくは、「いちばん遅くまで起きていて、いちばん早く起きる」のが好きだった
「たのしい瞬間を見逃したくない」からだ

「だれか入りたいかな?」
そう思ってドラム缶風呂に火をいれる
火を見ながら、朝の日課「いつも大安吉日」を、ひとり静かに整理しながら書いていた
するとまだ五時頃だったのに、そうげんともうひとりこどもが起きてきた
「血は争えんな、なかなか早いじゃないか」
ひとりの時間はあっという間に終わった

火を焚べていると煙のにおいに誘われてか、火をチェックしに来る人もいる
沢で顔を洗いに来る人もいる
おんなの子が「入りたーい」とやって来る

いい湯加減になった風呂に、おんなの子チームが入りに行くタイミングで祭りの会場に戻ると、みんなチラホラ起きてきはじめていた
村の中心にまた火をおこす
ドラム缶風呂も村の中心も、火のまわりには人が集まってくるもんなんだ

朝ごはんにとうもろこしや芋を焼く
焼きおむすびと味噌汁も出来上がってきた

山の方からうちのタマ(次男)の「キャッキャ」言ってる声が聞こえてくる
他にも何人かおとこたちがいそうだ
ぼくは「ピーン」ときた
同じような経験があるからわかるんだ
風呂から上がってきたおんなの子が言う
「おとこたちがのぞいてたー」

言っちゃ悪いが「なかなかいいぞ」
修学旅行のような、林間学校のような
暮らしをいっしょにしているようなこの感じ

会場のすみっこに落ちたパンツが、ぼくの昔の記憶をさらによみがえらせた
「これだれのパンツだー?」


🔴三和土から「場」まで

天気はバッチリだった

テントを乾かしながらゆっくり片付ける人
ぽかぽかな縁側でおしゃべりを楽しむ人
ふたたび山に穴を掘りにいくおとこたち
あっちではサッカーもはじまっていた

ぼくも三和土をはじめることにした
いろんなあそびに顔を出しながら、気分と流れでこどもやおとなが入れ替わりやってくる

まずは土と消石灰をバケツに入れて計る
それに苦汁を適量入れながらよく混ぜる
土も湿度も天気もいつもちがう
ここは感覚で、握って団子を作って水気を確認しながらやるしかない
それを一輪車にいれて運んでいく

撒いてならしたら、叩いて固める前に板を敷いてみんなで踏み固めてみることにした

「無心の作業が好きだ」と言って、土をひたすら混ぜて、土をひたすら踏んでくれる人
普段はパソコン仕事なのに、ドラム缶風呂づくりからガッツリガテンなおとうさん

こうしてずっと残っていくものをみんなで作って、その仕上がりから変化していく様まで、これからみんなで見届けてほしい
三和土だけじゃなくて、壁張りや風呂づくりまで、そしてこの「場」をつくることまで、みんなでたのしくやっていけたらいいなあ

みんなが「自分もつくった場所」って想ってくれて、またあそびにきてくれたらうれしいな
そんな「みんなのいえ」にしていくんだ


🔴つづく祭り

昼前には泊まり組も半分くらいになった
残り組ですぐそこの川に行く
おひさまがぼくらをポカポカと照らしてくれたけど、川の水はものすごいつめたい
それでもこどもはほんとに元気だ

少し落ち着いたころに、地元からも仲間が家族でやってきた
カニを追いかけて沢に行く
そこにはドラム缶風呂がある
ぼくらはふたたび風呂を沸かす

「薪を焚べる」ってのは、酒の肴をつまみながらちびちび一杯やるようなもんで、話しに花が咲きやすくなるんだなあ
久しぶりの仲間とゆっくり話せた

その仲間が帰るころには、また新たなファミリーがキャンプ道具を持ってやってきた
連泊組もいるし、こどもだけ連泊もある

こうして二日目の夜がやってきた

🔴終わらない祭り

一日目ほど多くはないけど、それでもうちも含めて十二、三人くらいはいたか
BBQがまたはじまった
網と鉄板のスタイルが、朝とか夜とかなんて関係なくなってきていた

腹も満たされていい気分になったころには、またしても「鹿さんぽ」に行くことになった
記憶をなくすほど飲んでなかったから、全力でこどもを追いかけ回すことができた

おんなの子チームに新たなテントを立てさせられて、うちのタマにもせがまれて、この日はみんなが火のまわりにテントを張った

火のよこでは一対一の怪談話もはじまっている

眠る前に足された太い薪が真っ赤に燃える
「終わらない祭り」はまだつづく

🔴このままいくよ

「何日でも泊まっていいよ」
もともとそんなふうに呼びかけていた
でも一泊二日がなんとなくのイメージだった
内容もイメージしたのはそこまでだった

しかし祭り終わらなかった
ぼくは気づいた

はじめの二日の内容は、キャンプ用に少しばかりしっかりやろうとしていた
でもはっきり言えば、やってることはやっぱりいつものぼくの暮らし「そのまま」だった
そこにみんなが集まってくれた相乗効果が「グイーン」と足された

「うんっ、間違ってはいない」
たのしんでくれる人はいるんだ
ぼくは暮らしをこのまま突っ走ればいい

みんなの笑顔に会えてよかった
どうもありがとうございます

祭りキャンプ最終日となった昨日
最終日になってしまった昨日の記事は、今日の夕方くらいまでにはまとめたいな

ではみなさん今日もすてきないちにちを

五穀豊穣 子孫繁栄 
大安吉日や さかいひろし
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