見出し画像

🔴いつも大安吉日157 〜火あそび水あそび木あそび土あそび、そして月あそび後編〜

【火あそび水あそび木あそび土あそび、そして月あそび後編】

いつも静かな朝
その時間にぼくは「いつも大安吉日」を書く

その静けさがない
遅く寝たからと安心していた
こどもはいつでも奇想天外、予想外
それが今朝はうちの小僧も含めると九人も

今朝は四時半から全力フル回転なこどもたち
「ドラム缶風呂沸かぞー」って走っていった

すぐに「ひろしさーん」とヘルプの呼び声
「頼む、もう少し眠っていておくれよ」

🔴夕方からも濃かった

昨日の朝もそういえばそうだった
やつらは集まるとなぜか早起きなんだ

早朝からドラム缶風呂を沸かしながら、ぼくはいつもの朝の日課を綴っていた

煙のにおいか、火の音か、すぐさまやつらは嗅ぎつけてきやがった
そこから結局ひとりの時間なんて、ほんのちょつぴりもなかったんだ
濃すぎたキャンプの初日夕方までのことしか書けなかったから、今日はそのつづきから

よかったらひとつ前から読んでみてね


🔴「大日向村のあるいちにち」初日後編

山での赤土掘りから裸の戦士が帰ってきた
どろんこ汗だくな体を一度川で洗い流して、沢沿いのドラム缶エリアに向かっていった

おかげさまでドラム缶風呂が沸いていた
山からおりてきた戦士たちが言う
「フルチンで入っていーの?」

女子がいようがいまいが関係ない
そんなことに使う時間なんて戦士にはない
あるのは目の前の「いま」と「やま」
「そうだっ、いまここしかねぇんだ」

と、言ったか言わなかったかは定かではないが、「いま」しか見ずに、「おれも入るおれも入る」とみんな騒ぎ出すのは言うまでもない

まあるい板を沈めながら、肩まで浸かって疲れを癒やす戦士たちがなんともいえない

実にいい光景だ

自分たちで場所を決めて
自分たちでブロックを運んで
ホースで沢から水を引くのも、そのやり方を考えるのも、自分たちでやった

本気で走り回って、本気であそぶ
そして本気でひたすら掘りつづける

「そりゃあいい風呂だろぉよ」

まわりで見守るギャラリーも、追い焚きに追われるおとうさんも、みんないい顔してた


🔴夜も濃かったと思う

風呂から沢沿いを歩いて「村」に戻った

ぼくも欲していたんだろう
どこからか聞こえたそのひとことを、聞き逃さなかった
いやっ、聞き逃すことなんてありえなかった
「ビールやりましょっか?」

そうと決まれば話しがはやい 
ぼくも嫌いなほうじゃない
ないよりあった方がいいとも思ってる
こどもたちが横でスイカ割りをはじめたのと同じころ、おとなたちは火を起こし、野菜や肉を焼きながら杯を交わした

初のキャンプイベントにバッタバタだったぼくも、「一杯、また一杯」と飲むたびに、気持ちがほぐれてより開放された
「昔なら脱いでいたかもしれない」

ぼくの記憶が定かならば、となりの仲間とそれぞれに、暮らしの話しに学校の話し、自分史から未来予想図までを話したような気がする

普段なら寝ているような時間に、「鹿さんぽ行こー」とこども誘ってみる
たしかぁ十人以上のこどもとおとなで、ぼくらは暗い細い山道に入っていった
おっきな声で鹿を呼んでみたり、あやしい走り方でこどもたちを追いかけたり
⋯ していたような気がする

「ぼくは酔うと記憶をどこかに落としやすいんだ」

ただ、ずっと続いていた雨の天気のあとの、ナイスなタイミングのハレノヒ
久しぶりにかなり満ちた月が見えたことは、自信マンマンで「まちがいないっ」と言える

ひとつだけもう一度だけ言っておこう
「ぼくは記憶をなくしやすい」

🔴一日中最高だった

BBQタイムにだけ来てくれた仲間も合わせると、おそらく三十人くらいはいたのかな
それくらいいましたよね?

やっぱりみんなで遊ぶとたのしいね
「あっちではこれ、こっちではこれ」って、そこらじゅうで誰かがあそんでた
朝からフルでかっ飛ばして、夜は限界を迎えて崩れ落ちるかのように眠る

最高ないちにちの過ごし方だ
いちにちじゅうずっと祭りだった
⋯ はず

二日酔いではじまった、「大日向村のあるいち」の二日目のこと
その昨日のお話しは、続けて投稿しますね
 
五穀豊穣 子孫繁栄 
大安吉日や さかいひろし 
#大安吉日や #大安吉日 #佐久穂町 #大日向 #もちつき #出張もちつき #ぽん菓子 #出張ぽん菓子 #自給自足 #百姓 #田舎暮らし #山暮らし #薪暮らし #餅は餅屋 #キャンプ #ドラム缶風呂 #村 #つくるのはたのしい

毎日がめでたいめでたい日でありますように。 めでたい暮らしに使わせてもらいます。 サポートよろしくおねがいします。 サポートしていただけたら、ものすごくうれしいです。 大安吉日や