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🔴いつも大安吉日203 〜いまよりもうちょっとつながっていきたい〜

【いまよりもうちょっとつながっていきたい】

まだ食べてる途中なのにおかわりする?
風呂出た直後にまた風呂入る?
二回も風呂入ってまた裸足で外に行く?
何日か泊まっただけの家に「百年住みたいっ」とかって言える?

こどもたちは「いま」だけを生きている

ずっとつづく営みから先人たちが絞り出した知恵とか技とか、そんなの完全に無視して
「こりゃあとで大変だなあ」とか、「そりゃなしだろ」とか、そんなのやっぱり無視して

そしてそんなこども同士が何日かでもいっしょに暮らしを共にすると、多少なりともあった「枠」は、さらに取り払われていく

「仲間と世界を広げつづけていく」

これはとってもすてきなことだと思う
カチカチに固まった「立派な大人」なぼくも、そこに学んでいきたいと強く思うのです

「朝が来たぞー」と玄関を開けて、その目の前に止められた自転車のカゴを見てぼくは、「おっ、やったなあ」となんかうれしくなった

「カゴにすりきりいっぱい入った砂」
こんな組み合わせ見たことなかった

「どんっ」と力強く踏ん張るチャリと、それをフラつきながら漕いできたこどもたちの姿が容易に想像できるその様は、ぼくには朝の太陽よりもずっと眩しく光輝いていて見えたんだ

今度は後ろにもカゴをつけてやろうかな

🔴出会いはいつも突然

久しぶりに長い夢を見ていた
背中をかばうように寝たから、あまりしっかり寝付けなかったようだ

背中の傷口はあとは塞がるのを待つだけ
一応切開した次の日だったのでもう一度だけ病院に行って、処置の仕方を聞いて手当てもしてもらってきた
もうこれで病院に行く必要はなくなった

「もう少し安静にしてくださいね」
そう言われた直後だったのに、病院を出て一分行くと古民家を解体している現場があった
解体と言ってもはじまった直後で、まだ中から荷物を出し終える前だった
光が当たって歪んでいるのがよくわかるガラスと、玄関の照明がぼくに助けを求めている
「ぼくだってきみたちを求めていたんだよ」

現場のあんちゃんに聞くと「どうぞー」と言ってくれて、病院の前の薬屋でもらってきた段ボールを敷いて建具を積み込む
奥から顔を出した解体屋のおっちゃんが、「解体屋おっちゃんあるある」な冗談を言う
「建具だけじゃなくて家ごとみーんな持っていってくれよ」と
そこは「あっ」とか言って軽く流せばいい

解体現場をあとにして、今度は帰り途中の鉄くず屋さんに寄っていく
一昨日鉄くずを出しに行ったときに、鉄の山の中にあったロケットストーブを買わせてもらう約束をしていた
売るときの五倍の鉄の値段を言われて、そりゃあわかるけど悔しいので、粘って交渉して安く譲ってもらうことができた

歪んだいまは作ることのできないガラス
玄関照明だっていまの時代のデザインにはないし、使われてきた味がある
ロケットストーブだってしっかり出来たもので、まだまだ使えそうだ
全部あと少しタイミングがずれていたら、重機でペッチャンコのグッチャグチャだった

一期一会のはじまりは、いつどこにあるかなんてわからない
あたらしい世界の入り口も、いつどこにあるかなんてわからない
決まった毎日を送っていたら、出会いも流れもやっぱり同じようになっていきそうだからね

ぼくはそんな「えっ」て世界が好きだから、その日暮らしのそのとき暮らしがやめられない

🔴もうちょっとつながること

片付け中のお店に行くと動いてしまう
チカラの入れ加減で背中がたまに「ピキッ」ていうんだけど、片手でなんとかできる片付けを進めながら、店舗部分と住居部分だった場所をスッキリさせて広くしてみた
棚を全部外して、じゅうたんも取った

あまりにも急にこの物件が決まりすぎて、前からあった未来のイメージとこの場所がまだつながりきっていない
休むことを意識して、座って「ぼーっ」とゆっくりしてみることにした

場所のイメージと、店をはじめるのにいちばん重要になるだろうコンセプト
想いと色をしっかり決めないことには、その先にはなかなか進めないことがわかった

店の入り口で座り込んでイメージしてみる
店から離れて全体を見てイメージしてみる
誰かに話すことと、知らない誰かにも発信することをしっかり意識してみる

ノートを広げてペンを握ると、想いがどんどん溢れてきて手が止まらなくなった
ノート四ページくらいになった想いを読み返してみると、これがなかなかわくわくする

そのとき同じ大日向小学校の仲間が、ひとりの人を連れてやってきた
午前中に大日向を歩いてきて、今度は商店街を探検しにやってきたらしい

なんとこの人いろんなことをしている復業家でもあるんだけど、その中で「地域とチーム」にポイントを置いた活動をしている人だった
ぼくがノートに書いた内容の大事な部分をすでに実践しているんだ
ぼくもノートに書き出したイメージをいきなり言葉にすることができた
こうして話すことができてヒントをもらって、つながって深まっていくことができる
離れた町にいる仲間と、その仲間のまた仲間にも近づくことができる

個人個人のつながりはとっても大切だ
だけどもっと広く繋がっておく必要もある
そうしないと乗り越えられないことがある

例えば災害
毎年どこかで起きている
去年はぼく自身にも被害があった
だれでもそうなる可能性があるときだ
復興復旧も、避難も移住も、土地に残るにも新たな土地で暮らしをはじめるにも、ひとりよりはチームだったら心強いし力強い

地域単位でつながりがあれば早そうだ
あたらしい姉妹都市のようなつながり
いつもつながるコミニティーがあること

ぼくはこのお店で並べるものも、来てくれた人に受け取ってもらいたいものも、この場所からはじまるものも、いままでよりももうちょっと「誰かとどっかとつながるもの」にしたい

大日向がもうちょっとつながれたらいい
佐久穂町がもうちょっとつながれたらいい
日本のどっかや世界のどっかと、もっともっとつながれたらいい
顔の見える距離は大切に、物理的な距離を越えたオンラインでもつながれたらいい

今度もうちょっとまとめて発表するね

🔴ほんとに無理なのかなあ?

店をはじめるのに、「なんとなくここから勉強しよう」と借りていたタネの本

すべてのはじまりになるタネ
たくさんの愛を受けて、芽を出し育つ

昨日前にも来た歴史好きなおじさんが言った
「ここはむかしはタネ屋だったんだよ」
なんかもう完璧だよね

この商店街のいちばん端っこってのも完璧だ
コロナや災害、オンラインにオフライン
激動のこの時代のはじまりと終わり
商店街の入り口の出口からはじまる挑戦だ

ここから楽しくなってくるよ

昨日仲間のくれたコメントに、「分身の術でも使えたらなあ」って書かれてた
もちろん自分のコピーは他にはいない
でもかなり価値観の近い、同じ想いを持った同じようなことをやりたい人はいるはずだ
そしたらいまよりもっと、カタチにするスピードは加速していくだろう
探し方はまだわからないけど⋯

「それは無理」ってのも一度疑ってみる
「カゴに砂」からの流れだよね

やっぱりひとりよりみんなだよ
コメントすごくありがたくてチカラになる
近い人なら寄って覗いてみてほしい
ぼくがいたら声をかけてほしい

ぼくひとりじゃきびしいからさ
みんなですてきな場所をつくりたいからさ

コメントやメッセージ、いっしょに店先でお茶飲んでくれる人待ってるからね

「今日もすてきなことよ、やってこいっ」
ではみなさんすてきないちにちを

五穀豊穣 子孫繁栄 
大安吉日や さかいひろし

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