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53.【初心者のお金の勉強】#2 「経済格差とは?」格差によって何が起こるのか。

日本はこれだけ先進国なのに。
子供の貧困率はめっちゃ高い。
7人に一人が貧困状態にある。

厚生労働省が17日公表した2019年国民生活基礎調査によると、中間的な所得の半分に満たない家庭で暮らす18歳未満の割合「子どもの貧困率」は、18年時点で13.5%だった。前回15年の13.9%から大きな改善は見られず、依然として子どもの7人に1人が貧困状態にある。

世帯類型別では、母子家庭など大人1人で子どもを育てる世帯の貧困率は48.1%に上り、生活が苦しい実態が浮かんだ。
                   
                    2020年7月 日本経済新聞より

これは現実の話です。

知らない人が多いと感じたのは
たまたま私の周りがそうだった
というだけなのか。

はたまた世の中に
周知されていない事実なのか。

どちらにせよ今の社会で
経済の格差が身近ある
ということは事実です。

​【格差が広がると何が起きるのか】

親の経済格差がのちに
子供の経済格差へと繋がる。
その可能性が高くなる。

少しデータを見ていきます。
私と同じで数字の苦手な方は
飛ばして読んでくださいね。笑

【 大学生がいる家庭のデータを見てみよう】

日本学生支援機構が2018年に発表した「学生生活調査」。

【大学生がいる家庭の平均世帯年収】
国立 841万円
公立 730万円
私立 834万円

【世帯年収1000万円以上の家庭の割合】
国立29.2%
公立20.3%
私立25.7%

さらに日本の最高学府である「 東京大学 」について見てみます。

東京大学が行った2017年「学生生活実態調査」東大生の家庭の平均世帯年収は、918万円。

調査年が違うため単純に比較は出来ませんが、2018年「学生生活実態調査」
大学生の家庭の平均世帯年収は、830万円となっています。

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上記のグラフを見ると世帯年収950万円以上の占める割合が62.7%
一般的な45歳から54歳の男性の場合は12.2%です。
東大生の家庭の世帯年収はかなり高いことが読み取れます。

しかし同時に、このグラフでは450万円以下の家庭が10.9%となっています。このデータからは、親の世帯年収だけが絶対的に子供の学力に影響を及ぼしているわけではない、と言えます。

ならば、なぜ。

親の経済格差が子供の経済格差に繋がる。
そう主張する人も、一定数いるのか。

あなたがもし、貧困の家庭に生まれて。
明日食べるものにも不安な状況で
自分の夢を持てるでしょうか。

10年先、20年先の未来に
希望をもって臨むことが出来るでしょうか。

経済格差によって、子供の選択肢
制限されてしまうのは事実なのです。

勉強でもスポーツでも。
親の経済力が教育格差に繋がる。
それも事実なのです。

親のお金に対する知識が
子供の将来の選択肢に影響している。

親の経済格差が、子供の教育格差に繋がり。
子供の教育格差は、いずれ経済格差へと繋がる。

こんなに治安のいい国に生まれても
経済格差があるだけでその選択肢を
はなから絶たれている子供たちがいる。

ではそれをどう解決すれば良いのか。

【 子供の貧困を無くす為に出来る事 】

それは、1人1人がお金の勉強をする事。

ある若手経営者の言葉です。

「一人でも多くの若者が、しっかりとお金の知識を身に着ける。まずは自分の大切なものを守ることが出来るだけの経済力を持つことだ。みんながその事に気付けば、根本的に貧困の子供たちを無くすことが出来る。だからお金の知識を伝えてるんだ!」

そう断言する30歳になったばかりの
青年の夢に、心を動かされました。

まずは自分自身が
知識と経済力を身に着ける事。

そしてお金の勉強ができない日本において。

「 頑張って自分の人生を生きたいけれど、どう頑張れば良いのかわからない。」

自分の人生で大切な若者たち。
姪や甥。親友の子ども達。仲間。

この子たちがそう思ってしまう
場面に出くわした時
自分が身をもって伝えたい。

生きがいを持って生きる人生を
楽しんでいる大人の姿を見せたいと思う。

どう生きたいのか。どう在りたいのか。
誰と生きるのか。何をするのか。
今は自分と、自分の大切な人を守る為に。


【あとがき】

いつもは900文字前後で
投稿するようにしているのですが。
いつもの倍になってしまった笑

今日の話はずっと書きたかったので、
つい長くなってしまいました。
最後まで読んでくださった皆様。
本当にありがとうございます!!

ではまた!!



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