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「おつかれさま」をいうチャンス。(943文字)


4年前、上海に引っ越し前の準備待機中。
親子そろって初めてインフルエンザに罹患。
夫は先に渡航していたため、咳をしても二人、熱が出ても二人。


はたから見れば心細すぎる状況ながら、そんなことに気づかないほどフラフラ。
起き上がることもできず、ただ寝て過ごす数日間。
どちらも寝ているので意外と支障はない。
ただ水分をとって寝て、たべられるようになれば何か少したべ、また寝る日々。


息子は生まれた直後からアトピー発症。
私はアトピーを治そうといろいろ気を付けていたとき、合わせてアトピー発症。
そんなときインフルに罹り、インフルとともに過ごす日々の中二人のアトピーはぐんぐんとよくなった。
保湿も清潔も、栄養も、運動もマッサージも、入浴も、なにもせず、ただ休むだけの日々。

そのとき強く思った。


人には治癒力がある。
よくなる力が備わっている。

お休みが必要だったんだ。


アトピーの原因はさまざま。
刺激、最近、アレルゲン、食べ物、ストレス、その他あらゆる原因があるのだろう。
けれど原因追及もかなりのストレス。
調べて、試して、原因をとりのぞこうとする。

このままではダメだ
治っていない自分はだめだ

治らない自分を責めることも同時に進行。
治らない自分にNGを出すので、いつも満たされない。
そのうちにあらゆることに囚われる。
治すこと自体にも囚われる。


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人、環境、物、考え方、行動。
結果の原因はひとつじゃない。
ぱっきり善悪やマイナスもプラスもないグラデーション。

何が原因でも一旦捜査ストップ。
ただそこにある結果だけを柔らかくうけとめる。
うけとめて、「お疲れさま」を言うチャンスにする。


囚われがないと、心はそれだけでのびのび晴れやかになる。


インフルもアトピーも、結果として学びなったのだから、結果としてはオッケー花丸。
なんだって経験であり、気づき。

今ではほぼ完治したアトピー。
たま~に症状がでるときは、「お疲れさま~」と、ただ休む比重を多くする。

責めることも、原因解明科捜研にも属さず、ただのんびりのほほ~ん。
何もしないことは、心とからだへの労いでもある。

そんなん忙しいワシには無理じゃい。
アタシ休むなんてしたくないしぃ。

怒りや諦め、抵抗感がわいてくる人こそ、お休み大苦手さんの可能性。
いまこそちょっとひとやすみが必要かもしれません。


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