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炒飯を食べている最中に店員のヒジが接触。

この日は朝からニラレバ炒めがずっと食べたくて
夜になっても食べたい食欲が増すばかりで
かなり疲れていたので、会社から帰って来てからの自炊が面倒になり、
餃子の王将へ寄りました。

一人で食べに行ったのでカウンター席に座り、
ニラレバ炒めと炒飯を注文。

お腹もペコペコで早く食べたい気持ちでいっぱいです。

注文した料理が運ばれて来ました。
外食は久しぶりなので、自分で作る料理よりも
数千倍も美味しく見え、自然とよだれが出てきます。

僕はニラレバと炒飯を交互に食べていたのですが、
食べ始めてから、半分くらい食べ終えた時の出来事です。

店員さんは、食べている最中の僕の目の前の
調味料(ラー油とか餃子のたれ等)を回収しに来ました。

その時、店員さんのヒジが
僕の食べている炒飯の頂上部分と接触
し、
その部分のお米達がポロっと崩れました。

目の前で確実に起こった出来事でした。

絶対にヒジと接触していました。100%間違いないです。

しかし、店員さんは何も無かったそぶりで調味料を回収していました。

今までの人生で僕は、自分が食べている料理に他人のヒジと接触する経験が無かったのですが、

決して良い気分には成らないです。潔癖症でも無いですけど食欲が壊滅しました。

腹が立ったわけでも無く、炒飯に接触した自分の中だけの悲劇を
店員さんにも共有してもらおうと瞬時に判断しました。

(この人、絶対気付いているだろうなぁ。忙しい夜のピーク時で急いでるのはわかるけど…)

という思いを胸に僕は店員さんに言いました。

「いま、カカトに付きましたよ?」と。

僕は間違えて「ヒジ」を「カカト」と言ってしまいました。
一番重要な伝えなければならない所を、何故か「かかと」が口から出て来ました。

すると店員さんは、少し時間をおいて「あっ…すみませんでした。」と言ってくれて、
僕は「いえいえ」と返答しましたが、心の中では(あっ…カカトじゃなくてヒジだ。)と思いました。

時すでに遅しと言うことで、店員さんの過ちよりも自分の過ちの方が大きかった気がします。

その後、店員さんはラー油等を持って去って行きました。

残り半分の炒飯に対する食欲は湧いてくるはずも無く、
食欲が失せたまま、残りの炒飯をいただきました。



もし、僕が毒蝮三太夫さんだったら、

「客の炒飯にヒジかすってんじゃねーぞ!」

「王将の店員は客が食ってる最中に調味料を回収しがち!」

「ラー油ばっか取ってんじゃねーぞ!客がいねー時に取りやがれ!」

って言ってるでしょう。


でも、人は誰でも過ちを犯す生き物です。
過ちを許せる人間になっていきたいと思います。

ヒジに炒飯をかする人もいれば、

ヒジをカカトと言ってしまう人もいるんですから。


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