🛫どうなるLCC?今後のエアーラインは中距離がアツイ
国内の航空大手傘下LCCのANA系ピーチ・アビエーション、JAL系ジェットスター・ジャパンと春秋航空日本等は、国内や東アジアの短距離だけでなく、今後、中長距離に注力し始める傾向にある。
JALはバンコクやホノルルなどの中長距離にZIPAIR Tokyo、中国からのインバウンドを見越して春秋航空日本。ANAはAir Japan。
LCCビジネスは短距離、多頻度運航が基本のため、機体を長時間拘束する長距離運航には向いていない。
米国のLCCジェットブルー航空は現在、国内長距離線(直行便で東西海岸を結ぶ)が大西洋線に進出予定。ex. ニューヨークのJFK空港<>ロンドンのヒースロー空港などで定期就航を開始予定。
エアバスの最新機材A321LRで、飛行時間7~8時間。中距離の国際路線にナローボディ機(機内通路1本タイプ)を使用。
日本から欧米などへの長距離路線はワイドボディ機(機内通路2本タイプ)でないと飛べないので、オーストラリアや東南アジアなら、ナローボディ機でも可能となる。
ジェットスターの例:
追加燃料タンクが搭載されることで、現行のA320ceoよりも航続距離が83%延び、約3,000kmから約5,500kmまで航行可能になる。それにより現行の航空機では就航できなかった中長距離のエリアまで飛ぶことができるようになる。 (ジェットスターHPより引用)
そう考えると、中距離エリアなら、
北側はロシア(ウラジオストク、ハバロフスクなど)、モンゴル(ウランバートル)、南側はオーストラリア(ケアンズなど)、西側は東~東南アジア諸国(タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムインドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピンなど)、距離的には約6500kmあるけれど、米国ハワイ。
一概に距離だけではない話として、たとえば、東京からカトマンドゥ(ネパール)は5,158 km、ダッカ(バングラデシュ)4,888 kmだけれど、ダッカへの直行便はなかったりする。
世界の都市○○から○○までの距離と、その都市との時差がわかります。
長距離はどうかといえば、日本からの最長直行便はANAとアエロメヒコ(メキシコ)が運航している成田~メキシコシティ線で約1万1270km。
世界最長直行便だと、カンタス航空(オーストラリア)シドニーやメルボルン~ロンドンの計画で、約1万7000km、所要時間21時間。同じく、シドニー~ニューヨーク、約1万6200km。ちなみに地球半周は約2万km。
日本からの最短国際線は、エアプサンなど、福岡~釜山。約200km、飛行時間は1時間弱。※以上、日々更新情報。
ピーチが1か月乗り放題の航空券を発売する可能性は残っているけれど、ANAはサブスクで、ADDress(全国定額住み放題のサブスク)と連携で、会員向けに月額3万円の追加で指定の路線を2往復利用できるサービスというもの。
今後、続々と新しいサービスが誕生するでしょう。今、欧米ではトラベルバブルが到来しつつあります。日本は今年後半から来年になりそうです。
バックパッカーにとって不可欠なLCCの今後に注目。