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グローバル人材になるためのマインドセットとは?ーSchool With代表取締役・太田英基さん【POOLOゼミレポート】

こんにちは!ライターのひらいゆーきです。アドレスホッパーとして都内のゲストハウスを拠点に活動しています。

TABIPPOが運営する大人のコミュニティ「POOLO」内のキャリアデザインゼミで、School With代表取締役の太田英基さんをゲストに、「グローバル人材になるために向けたマインドセット」が開催されました。

「海外の優秀な学生はどこの国で働くか?から就職を考える」
「日本人が作るサービス・プロダクトは素晴らしいが、それを世界に届ける、人の能力(英語力)が足りない」

世界の当たり前と、日本の現状の両方を知っている太田さんのお話は、多くの参加者の記憶に残るものになりました。


人生100年時代のキャリアと向き合う!キャリアデザインゼミとは?

最初に、キャリアデザインゼミの説明をさせてください。

キャリアデザインゼミは、TABIPPOが運営する次世代のグローバル人材が育つ大人の学校「POOLO」内で開催されるグループ講義の1つ。全6回の講義を通して、人生100年時代におけるキャリア選択や、人材価値の作り方、幸福度を高める人生選択について学び合います。


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前回のキャリアデザインゼミDAY4では中間発表が行われ、それぞれが思い描くキャリアや理想の生き方について、参加者が議論しました。

School With 太田 英基さんによる、グローバル人材になるために向けたマインドセット

グローバル人材になるために向けたマインドセット
日程:3/31(水)19:30~21:30
ゲスト:太田 英基
概要:グルーバル人材について、僕らの考え方をアップデートする。

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本日のゲストは、School With代表取締役の太田 英基さん。

大学2年生で友人と起業し、5年間働いた後、フィリピンで3ヶ月の英語留学を経て、世界一周へ。フリーランスのライターとして活動しながら、2年間で世界50ヵ国を訪れ、現地のビジネスマンを中心に1000人以上と交流。帰国後には日本最大級の留学サービスであるSchool Withを立ち上げ、代表取締役に就任。

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本日の講義は、ファシリテーターの方が主体でゲストに質問する、パネルディスカッション形式で行われました。

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ーー50ヵ国を旅された太田さん。どんな学びや気づき、カルチャーショックを感じましたか?

太田さん:1番のカルチャーショックは、海外の20代の若者と話したときでした。いわゆる就職について話をしていたのですが、海外の若者は「どこの国で働くか?」から議論をしているんです。

日本人なら「どこの業界で働くか?」から始まりますよね。しかし、彼らはプログラミングを学びたいからシリコンバレーに行く。起業をしたいから、インドにいく。

自分のやりたいことに対して、世界基準で1番効果的な場所を選んでいるんです。

これは本当に衝撃を受けました。今から10年前のことです。みなさんもやりたいことに対して、「世界のどこに行くのが1番いいのか?」からぜひ考えてほしいですね。

ーー世界基準の視座を持っていらっしゃると感じたのですが、視座を高める方法や、意識していることはありますか?

太田さん:当たり前の回答になってしまいますが、大事なのは「環境」だと思います。僕は刺激を受けられる、良い意味で焦ることができる環境を作り、身を置くことができるかを意識していました。

集団には2:6:2の法則があると思いますが、常に1番上の2割に入れるように考えていましたし、上のたちといるように行動していました。そうすると自然に視座も高くなりましたし、周りのレベルもどんどん高くなっていきましたね。

ーー太田さんが考える、グローバル人材に必要なスキルセットとは?

太田さん:「これがあるから大丈夫」というスキルを磨き続けること、そして、世界のフィールドで戦えるようにするための英語を学ぶことです。

正直、日本で活躍できるスキルと、海外で活躍できるスキルは同じだと思います。しかし、世界に出る上で必要な英語力が足りていません。

日本人は、韓国や中国と比べても、同等のスキルを持っています。持っているのにも関わらず、英語をビジネスレベルで扱えないため、そのスキルを活かせる場所が限定されてしまっているのが現状です。

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ーー人生の最終目標、理想の生き方はありますか?

太田さん:50年かけてこれを成し遂げたい!みたいなビックビジョンはまだ決めてないですね。今のSchool Withのビジョン「世界を舞台にする人があたりまえになる社会へ。」は10年以内には成し遂げたいです。もしかすると、その延長線上に自分の50年捧げるべきものがある可能性もありますが。

目標としては、誰もチャレンジしたことがない、1人でも多くの方がハッピーになれる。そんなものをこれから見つけていきたいです。

理想の生き方は、フリーランスではない形で半分海外、半分日本を実現したいですね。具体的にいうと、本社は日本にあるけど、サテライトオフィスとして、毎年国を替えてみんなで仕事をしたいです。

僕の世界2周目は会社のみんなと仕事をしながらの予定かな。

ーーキャリアを作る上で、意識していきたことはありますか?

太田さん:「言葉に出して宣言する」ことですね。

みなさんの周りの人は思った以上にみなさんに興味がない。10個やることを宣言しても、そのうちの9個は覚えていないです。逆に、1つでもできればすごい!ってなりますし、最後に覚えられているのは、成功だけなので大丈夫。

言葉に出して宣言することって、リスクよりリターンの方が多い。助けてくれる仲間が見つかったり、思いもよらぬ縁に恵まれたりもします。宣言した時に、リターンが得られるような繋がりを日頃から作っていくことも意識できるといいですね。

(※ここからは参加していただいた「POOLO」メンバーからの質問です。ほぼ全てのメンバーが手を挙げ、終了時間ギリギリまで数多くの質問が出ました。)

ーー自分には50年かけて達成したいビジョンがなくて。それはどんな時に見つかるものですか?(※来年から新社会人の方)

太田さん:僕も見つけることができてないから、まだわからないのだけど、ビジョンを山だと考えて、その登りたい山が見つかった時に、登りきれる自信と実力が身につけられているように、普段から意識して行動しています。

今はデッドラインを50歳に決めていて、もしそれまでに見つからなかったら、見えている山の中で1番登りたい山に登ろうと思います。

ーー太田さんが決断する上で大切にしていることはなんですか?

太田さん:直感かな。直感って、その人の経験や知識を使って、瞬時に判断を下しているものだから、経験を積めば積むほど外さなくなります。

直感的にピンと来ないものは、決断する上で選択肢にはあがらないし、あげません。ふるいみたいなイメージ。

それとは逆に、自分以外の人が出した選択肢の時は、しっかりと背景をキャッチアップして理解するように意識しています。その人の直感は自分にはわからないため、時間をかけて理解します。

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おわりに

究極的には、僕が今日偉そうに話したことなんてほとんどどうでもいいですよね。

それでも、今日の話の中で、1つでも自分に意味あるものが見つかったなら嬉しいです。

結局は皆さんの人生です。ああしたらいい、こうしたらいいって言われるのを鵜呑みにしないて。必要なところだけ学べばいい。

未来は自分で創る、お互い頑張っていきましょう。

僕個人として印象的だったのは、「目標のために、やりたいことを通して、やらなきゃいけないことをクリアする」というお話でした。

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太田さんは

FUTURE・・世界で活躍できる人間に
MUST・・・語学力、世界に友人、世界を知る
WANT・・・世界一周旅行

と設定して、自分にとって必要なMUSTを、自分が好きなWANTを通して、達成する。楽しみながら、目標を達成するのが大事なんだなと話してくださいました。

素敵なお時間をありがとうございました!!

【お知らせ】POOLO NEXT 開講します

先日、2030年の観光業界を担う次世代リーダー養成スクール「POOLO NEXT」をリリースさせて頂きました。

プログラムの詳細はこちらの公式サイトをご覧下さい。
公式サイト:https://poolo.tabippo.net/next/1st/

▼ゲスト講師一覧
篠塚 孝哉(令和トラベル 代表取締役社長)
太田 英基(スクールウィズ 代表取締役)
加藤 遼(パソナJOB HUB ソーシャルイノベーション部長)
鮫島 卓(駒沢女子大学 観光文化学類 准教授 帝京大学 経済学部 兼任講師)
江藤 誠晃(BUZZPORT 代表取締役)
中尾 有希(JTB総合研究所 企画調査部)
本間 貴裕(SANU Founder / Brand DirectorSANU)
大瀬 良亮(KabuK Style 共同代表)
加藤 史子(WAmazing 代表取締役/CEO)
春山 佳久(atta 代表取締役社長)
高井 典子(神奈川大学国際日本学部・教授)
ミツエ・ヴァーレイ(ハワイ州観光局 日本支局長)
梶原 文生(UDS チーフアドバイザー / ファウンダー)
加藤 貴弘(徳島県 政策創造部 地方創生局とくしま回帰推進課 副課長)
田邉泰之(Airbnb Japan 代表取締役 )
青木 優(MATCHA 代表取締役)
龍崎 翔子(L&G GLOBAL BUSINESS, Inc.代表 CHILLNN, Inc.代表 ホテルプロデューサー)
新 拓也(SAGOJO 代表取締役)
小池 克典(LIFULL 地方創生推進部 LivingAnywhere Commons事業責任者 LIFULL ArchiTech 代表取締役社長)
清水 直哉(TABIPPO 代表取締役)

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取材・文:ひらいゆーき
新卒でフリーライター、横浜育ちの22歳。5月から徒歩で日本一周。日本一周でガイドブックを作るためにクラウドファウンディングにも挑戦中。

グラフィックレコーディング:あかり

編集:五月女菜穂
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