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陸路での国境越えに憧れて

まず僕について簡単に書かせてください。今社会人3年目の僕は、大学4年の9月まで体育会の部活に入っていて長い休みはなかなか無く、旅ができた期間は大学の最後の半年だけでした。半年とは言っても部活時代はバイトもしていなかったため、その半年でお金をある程度貯めては旅をし、またある程度貯めて旅をし、の繰り返しでした。

その中でも僕が印象に残っているのが、一番最初に行ったインドネシアのバリと、大学卒業前に行ったタイのバンコク&パタヤ、カンボジアのシェムリアップです。バックパッカーには馴染み深いであろう場所ばかりですが、今回はその中でも後者の方の話をさせていただきます。

旅について 

前述にもある通り、貯金してやっと貯めたお金で旅をしていたので毎回予算は10万程度。もしくはそれ以下。そうなると自然と行ける地域も期間も限られてきます。
バックパッカーって

「お金がなくなるまで期間が無限にあって、その国で現地の方と同じような生活を過ごすことで民族性・価値観などが見えてきて面白い」

というイメージなので、なかなか条件としてはバックパッカーっぽくなくなってしまいますが、僕も旅行ではなく旅をしたかった。「あゆむ」さんの意見に100%同意です。(詳しくはこちら☟)

なので短い期間の中でどう旅をするか毎回想像力を膨らませて綿密に計画していました。今考えると期間が限られている旅の面白さというのもあって、常にヒヤヒヤし てるんですよね。

綿密に計画をしすぎると、長い移動とかをミスってしまった時、大変なことになるから(笑)

その点では、他の旅人とは一味違うスリルを味わっているんじゃないかなと思っています。 まあ僕もいずれちゃんと”バックパッカー”すると決めています。

タイ&カンボジア

本題に入って、大学卒業までに行った1週間の東南アジアの旅です。総予算は10万ちょっと。

バンコクに2泊・パタヤに2泊・シェムリアップに1泊でバンコクにもう1泊。

 怖いくらいの怒涛の1週間です(笑) カンボジアに1泊2日のために行くなんて今考えるとバカだな~と思います。
旅のテーマですが、タイトルにもあるように陸路で国境を越えたい! と思ったただ単純な興味でした。タイからバスを乗り継いで行くシェムリアップに行くのは結構メジャーかなと思います。
パタヤから約4時間でアランヤプラテート、そこから確か15分ほどトゥクトゥクに乗ってタイとカンボジアの国境に着いて、イミグレで事前にネットで3,000円くらいで取ったビザやらパスポートやらを出して、ようやくカンボジアのポイペトに入ります。

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この陸路での国境越えはカンボジア側に入ってからが個人的に一番印象深くて、20ドル払って乗ったバンを人数合わせの為に次のに乗れと言われてからがいつも話のネタです。

シェムリアップまでの長い道のり

 最初に降ろされたバンがシェムリアップに向けて出発して間も無く、別のバスが来てそれに乗れと言われ(タイ→カンボジアには国境で乗り換えありとなしがあって、来たのはバンコクから乗り換えなしでシェムリアップに行くバスだった)

乗らされたバスの追加料金はかからなかったですが、いつになっても発車しない。ここで僕はハズレくじを引いてしまったということに気づく訳です。
どう見てもオンボロのバスで、中に乗っている人から話を聞くと、バンコクから目的地のシェムリアップまで合計で100バーツの大型バスだと言う。安っ!

言われてみればほとんどの客がバックパッカーなのも納得です。
あれ?僕はさっき国境までのバスでいくらか払って、さらに乗るはずだったバ ンに20ドルも払ったぞ...?
めちゃめちゃボッタくられましたが、こういうこともあります。着けばいいのです。笑
そんなこんなで1時間半後にバスを満パンにしてやっとシェムリアップに向け出発。隣に座ったのがオランダ人の同い年の女性。日本のアニメとか音楽のこととか色々話をしました。なぜならめちゃめちゃバスのスピードが全然出なかったから。笑

そして通路挟んでその隣がアメリカ人の男性。 この2人とは今でもたまに連絡を取っています。
途中変なコンビニみたいなところに途中下車したり(今考えると、おそらくそこのお店に止まって物を買うことで、いくらかバスの運転手のチップになっていた)、

バンだったら3時間で着くであろう道をその倍時間がかかったり、とにかく散々な目に遭いましたが、一緒に乗っていたバックパッカー達が最高だ った。
こういう時の彼らの団結力ってすごいんですね。降ろされたところも結局何もないところでそこからトゥクトゥクで行けと言われた時に(これもおそらくチップだと思う)、バスの運転手にみんなして噛みついて、トゥクトゥクを値段交渉してとにかく凄かった。

仲良くなった6人がちょうど同じホステルでみんなして向かったのもいい思い出です。忘れません「ファンキーフラッシュパッカー」。

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次に行った時も泊まろうと思っています。
無事着いてその晩みんなで、かの有名なパブストリートで朝まで飲み明かしたこと、そのまま朝一4時にアンコールワットに行ったこと、帰ってきた後一番仲良くなった2人とシェムリアップの街を散策して初めてドローンを見たこと全部覚えています(これがきっかけでDJIのドローン買いましたダニエルありがとう^^)。思い出深い瞬間は鮮明に覚えているのが凄いです。

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旅は最高!

よく友達に「一番良かった国はどこ?」と聞かれますが、僕はいつも答えられません。まだ行ったことのない国が山ほどあるのに、何を基準に一番を決めるのかわからないからです。 

ただ一つ、その時その場所で出会った人が素晴らしければ、その一瞬の心の残り方は全然違います。だからこそ僕は日本で外国から来た方が困っていれば親切にするようにしています。

これからも出会いを大切に旅を続けていこうと思います^^

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