「ピグマリオン効果」実際はどう??
【1分で読めて意味のある情報】
こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、認知バイアス辞典で改めて学んだ「ピグマリオン効果」について書いていきたいと思います。
目次は、以下の通りです。
①ピグマリオン効果とは?
耳にしたことがあるという方も多いであろう「ピグマリオン効果」ですが、改めてデジタル大辞泉で調べてみました。
それが、以下の内容です。
【ピグマリオン効果】
他人から期待されることによって学習・作業などの成果が上がる現象。米国の心理学者ローゼンタールが、教師からの期待の有無が生徒の学習成績を左右するという実験結果をもとに報告。名称はギリシャ神話のピグマリオンにちなむ。ローゼンタール効果。教師期待効果。
私なりにピグマリオン効果をざっくり言うと、
✅期待されると学習や作業の成果が上がる
ということかなと思います。
私は、実際の学校現場で働いているので、感じていることを交えながら書き進めていきたいと思います。
②ピグマリオン効果って実際どうなの??
個人的には、「ピグマリオン効果は実際にある」と感じています。
教員にかぎらず、私たちは、意識すればするほど、該当する情報が比較的多く入ってくるという特性があると分かっています。
ですから、
✅教員側は、期待していれば、それに該当する情報を得ることができ、その分フィードバックが向上する
ということが考えられます。
実際に感覚的にそうだなと思います。
子ども側はどうでしょうか。
✅期待されることで、適切なフィードバックが受けられる可能性が高くなるため、何もない状態より成果が上がりやすくなる傾向にある
と私は感じています。
このピグマリオン効果の実態は、考えてみれば自然なことかもしれません。
ですが、
✅このあたりをしっかり意識して行動することが子どもたちと関わる時の時間のバランスを取る上でとても大切
なのだと私は考えています。
③ピグマリオン効果の反対はゴーレム効果
コチラはおまけ的に…
ゴーレム効果は、ピグマリオン効果の反対のものです。
ざっくりいってしまえば、悪い方に期待するとそれが強化されてしまうというものになります。
悪い所が見えるとどんどん悪い所ばかり見つかり、かける言葉やフィードバックが子供の成長にとって適切でないものになっていくために起こるのではないかと思います。
活用はしないことだと思いますが、ピグマリオン効果に合わせて知っておくと自分を振り返る時などに役立つかもしれません。
④ピグマリオン効果の恩恵を多くの子ども達へ
実際の現場で、学級の特定の子ばかりに期待をかけて、時間を割いてばかりいるとしたら、それは、良いことではないと私は思います。
✅どの子にも、ピグマリオン効果が働くように、子どもたちと触れ合いながら、期待と思いを込めて、声を掛けたり、フィードバックをしたりしていくようにすることが大切だと強く思うのです。
言葉で書くとたった数十文字ですが、実際にやるのは、とても大変かもしれません。
ですが、
✅ピグマリオン効果が実際にあると感じられる身としては、できる範囲でやっていけるようにしたい
と考えています。
そのための工夫をしたり、同僚と共有したりしていくことが、業務効率化や働き方改革の一つの大きなポイントなのではないかなと個人的に思っています。
最後に気を付けたいことを1つ。
自分への戒めも込めて書いておきます。
それは、過度な期待は、子どもを苦しめてしまうことがあるということ。
ピグマリオン効果を狙って、たびたび「期待してる!」と伝えられると、プレッシャーになったり、期待に応えることに疲れてしまったりする子も多くいると思います。
ですから、
✅「相手にとってちょっとした励みになるような期待」
というものを考えながら、関わっていくことが大事なのではないかなと私は感じています。
色々と書いてきましたが、今の私にできることは、目の前の子どもたちと一緒に学ぶこと、noteなどでの情報発信と身近な人との協働だと思います。
世の中の子育てという大きなくくりでみたら、ほんのちょっとしたことかもしれません。
ですが、こうしたちょっとした草の根活動が少しずつ広がっていけば嬉しいと「期待」して日々活動しています。
この期待によって、ピグマリオン効果が働き、沢山の子どもたちが笑顔になってくれることを願っています😁
今回は、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。
✅みなさんのスキやフォローが投稿の励みになりますので、ぜひ、応援のクリックをお願いします!!
いただいた分は、若手支援の活動の資金にしていきます。(活動にて、ご紹介致します)また、更に良い発信ができるよう、書籍等の購入にあてていきます!