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📚みんな一緒が、創造性を損なっている気がする

みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」からの学びについて書いていきたいと思います。

本記事は、学校の先生はもちろん、組織に属する人や組織作りに興味がある方にオススメです。

目次は、以下の通りです。


1⃣日本人には創造性がないというのは誤解??

著者の山口さんは、

日本人には創造性が無いので、そもそもイノベーションには向いていないというものは誤解

だと本書で書いています。




私は、今、小学校で一年生を担任していますが、彼らは、とても創造性豊かだと思います。

何かの活動一つとっても、面白い発想や発見をして行動に移す姿を毎日のように見かけます😊

子ども




✅そのことからも、日本人に創造性がないというのは確かにちょっと違うのではないかと私も思います。

しかし、日本人は創造性がないということをしばしば耳にしますが、一体何故なのでしょうか。

落ち着いて考えてみれば、根拠をもって言われたことはない気がします。




全体で、「私たちなんて創造性がない…」となんとなく思い込んでいるような気さえしてきます。

しばしば、耳にするからそう感じていただけで、実際には創造性はあるけれど、それが上手く発揮されていないだけなのではないか?と感じています。

書籍にも、似たようなことが書かれていて、その部分は、とても共感しました💡

なるほど




2⃣日本からイノベーションが生まれない理由

著者の山口さんは、

「日本企業からイノベーションが生まれない本質的な理由は、個人の創造性ではなく、組織の創造性だと考える」

と書籍で書いています。




また、マズロー著作を引用して、

「創造性は誰にでも備わっているものであり、問われるべきは、「人間はどのように創造的になれるのか?ではなく「人間の創造性の発露を損なっているのは何か?」と指摘している

と述べています。



山口さんは、組織のあり方が、日本のイノベーションのボトルネックになっていると考えているのかなと感じました。

同じようなことをするのが推奨されたり、上の命令にしっかりと従ったりルールを遵守することに過剰な注力をしたりという環境では、個人の創造性が発揮されないのは、仕方ない事だと思います。




✅学校のクラスにおいても同様のことが言えそうです。

学校の一学級で考えるととてもしっくりきます。

極端な話ですが、担任の先生の言ったことを忠実にこなすことに全力を注いでいては、あまり子どもたちの創造性は発揮されません。

命令

むしろ、失われていくとすら思います。




しかし、こうした現状、学校現場では、発生しているのではないかなと私は思います…💦

✅誰もそんなこと望んでいないのに、いつの間にか、子どもたちの創造性を失うような学級にしてしまっているかもしれないということです。

自分もそういう学級組織を意図せず作ってしまっていたこともあるかもしれません😢




改めて、自分の所属している組織や関わっている組織のあり方や様子について考えてみると良いのではないかと思います。

もしかしたら、自分の行動を変えると少しずつ現状が変わっていくかもしれません🤔

行動




3⃣組織のあり様に目を向ける

山口さんは、西堀栄三郎さんの「石橋を叩けば渡れない」から、

「日本人は、個人としての創造性はある。これが組織になるとさっぱりになるのは、組織内に小姑のような人が居て、色々とケチをつけたり、混ぜ返したりするからだ。だから日本人に創造性を発揮させたければ、個人を鍛えるよりも組織のあり様を変えなければダメだ」

という言葉を引用した後に、

イノベーションの推進というテーマを考察する場合のカギとなるのは、「組織」

といったことを書いています。




山口さんらのメッセージは、とても考えさせられるものがあります😌




ここで、学級という小さな組織について考えてみます。

子どもたちが、自由に柔軟な発想をして活動をしたり、意見を言ったりしているときに、担任の先生が小姑のように、それを阻害したら、どうなるでしょうか。

これは、考える必要もないくらいです。

きっと子どもたちの創造性は徐々に失われていくのではないかと思います😇




ということは、

逆に、子どもたちの柔軟な発想や自由な活動を認めて、応援することができれば、創造性を伸ばすことができるかもしれません。




学校では、なんだか、みんな一緒に何かをするとか、揃えるとかいうことがしきりに行われています。

確かにそれも大事なことかもしれません。

しかし、それだけが大事なことではないということもまた事実だと私は個人的に思っています🤔




教員や学校の都合だけで、みんな一緒、揃えるというのを過剰に要求してしまい、本来の趣旨とは違った効果を子どもたちに与えてしまうのは、いかがなものかと思います。


✅揃えることを学ぶ、それぞれの違いを学ぶ、自由にのびのび活動することを学ぶ

どれも、学齢期の子どもたちには大事な経験だと思います。

学校では、こうした多様な経験をすることができるようにしたいものだなと強く感じました。




子どもたちに大きな影響を与えうる学校という存在だからこそ、日々伝えることや活動の仕方に目的をしっかりともって行っていくのが大切なのでないかと書籍を読んでいて思いました。

子どもたち



「組織のあり様について常に目を向けて、自分がそこにどういった働きかけをするのか」ということを考えて続ける姿勢をもつことが、素敵な組織を作っていく上で重要なことだなと私は感じています。




💌読んで下さった方々へ

最後までお読みいただきありがとうございます。

みんな一緒ばかり…やみんな違うばかりで揃えることが一切ない…という極端なことは学齢期の子どもには、あまり良い影響がないように個人的には感じています。




やはりそうしたことのバランスが大事なのでは?と思う次第です💡

バランスの取り方が問題になってきそうですが、そうしたことの考察については、また別の機会に行いたいと思います。




この記事で紹介した本の内容は、書籍の中では本題に入る前の段階のところでしたが、私が日常を振り返って考えるには、十分なものでした。

また改めて、この本からの学びは書いていきたいと思います。

自分の所属する組織や関わっている組織を見直すきっかけとなったら嬉しいです。




これからも学校現場のことや教育、仕事に役立つことを書いていきます🔥

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