💻Microsoftツールを生かした活動

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、「GIGAスクール構想でも活用されているMicrosoftツールを活かした実践例」について書いていきたいと思います。

・学校で働いている方は、実践を参考にしていただけるかなと思います。
・お子さんがMicrosoftツールを使っている場合は、こんな活用の方法もあるよと紹介していただければ嬉しいです。

この記事を読むと「こんなこともできるんだな」と感じていただけると思います。

まだあまり一人一台端末を活用されていない場合もきっと良いきっかけになると思いますので、ぜひ読んでみてください。

目次は以下の通りです。

⓪【はじめに】

今回は、6年の社会科の実践になります。

私が行ったのは、

✅社会科の学習で、社会問題の解決方法を友達と考え、提案をする。

という実践です。

①【授業の概要】

この学習では、自分たちの関心のある社会の問題に対して、興味のある内容が同じ友達とコラボレーションしながら活動するというスタイルを用いました。

また、最終的には、社会問題について調べたことをパブリックコメントや議会への提案のメールを通して伝えようと子どもたちと決めました。

②【子どもたちが取り組んだ課題】

授業では、身近な社会問題に対して考えた後に、教科書で、社会問題について学びながら、自分が関心のあることの解決方法について、調査したり、議論したりして、考えを深めていきました。

子どもたちが課題にしていたことは、主に

・少子高齢化の対策
・通学路の安全確保
・子育てしやすい環境作り
・子どもが安心して遊べる環境づくり

でした。

③【活動の大まかな流れ】

最初に子どもたちは、それぞれのグループで発表までの計画を相談して役割分担を行っていました。

そして、発表に向けて資料を作る中で、毎時間の作業の途中で、互いにフィードバックをすることで、発表の資料の共有や全体を通した主張のバランスを考えてました。

子ども主体の活動になるようにしたかったため、私は、主に、フィードバックのポイントや資料の集め方やまとめ方、相手意識の確認を行い、子どもをフォローしていきました。

④【活動でのMicrosoftツールの活用】

提案資料をまとめるにあたり、PowerPointを用いました。

また、調査では、edge、Word、Excelを用いて、調べたことをメモしたり、まとめたりしていきました。

PowerPointでは、特に共同編集の機能をかなり活用しました。

それぞれの分担のスライドを編集しながら、友達の活動の進捗や工夫をリアルタイムで共有できたのは、相互フィードバック面において大きなメリットだったと思います。

⑤【授業の成果と課題】

✅成果

・実際に自分たちが議会に提案をするという相手意識を持って取り組んだことで、根拠となるデータを引用したり、プレゼンテーションの内容や順番を吟味したりすることができた。

・グループでコラボレーションしながらしたことによって、自分の役割に責任を持って取り組むとともに、やりがいや達成感をより感じることができた。

・社会問題について考えたことによって、普段の生活を見直すきっかけを得ることができた。また、自分たちでアイディアを考えて、提案するという経験を積むことができた。

✅課題

授業の時間の都合上、子どもたちの課外の時間を多く使うことになってしまった。

自由な課題設定だったため、経験不足の子はどこから取り掛かればいいか困っていた。

一人一台端末を使い始めて数ヶ月の為、Microsoftツールの習熟度がまだ満足でなく、操作や表現の際に苦労している子がいた。

⑥【終わりに】

今回の実践では、Microsoftが提唱する２１世紀型スキルの育成に挑戦してみました。

本実践では、「コラボレーション」と「現実社会の課題解決と革新的な取組」についてアプローチできたのではないかなと思います。

今回見えた課題から、子どもたちのICT活用スキルを向上させるとともに、オフラインでのコミュニケーションのスキルアップも図っていきたいと思います。

今回は以上になります。

お読みいただきありがとうございました！！