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真似することについて

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、「真似」について、日常の出来事を交えながら、思うことを書いていこうと思います。

目次は以下の通りです。

① 真似するということ

真似とは… (デジタル大辞泉より)
1 まねること。また、形だけ似た動作をすること。模倣。「ボールを投げる真似をする」「アメリカ映画の真似をする」
2 行動。ふるまい。「ばかな真似はよせ」

今回、お話する真似は、主に1のまねること、模倣についてです。

私たちは、普段の生活の中で、真似するということを意識的にも無意識的にも行っていると思います。

ファッションをしたり、動画で見たことを行動に移したり…

例を挙げれば、おそらくかなりの量があることだと思います。

特に、言葉は、環境や状況によって、無意識に他の人の使い方を真似しているなんてことがあるのではないでしょうか。

ぜひ、日常を振り返ってみてください。

きっと真似するということは、日常に溢れていると思います。

真似る

② 真似することと、学ぶこと

真似から始まる学びというものは数多く存在すると思います。
言葉、スポーツ、学問等々、かなりの学びは真似からスタートしていると私は感じています。

真似をするということは、学ぶということとかなり密接に繋がっていると私は思っています。

言葉を例に考えてみます。

赤ちゃんはきっと、身の回りで使われている言葉を聞いたり、同じような音を真似して出したりしながら言葉を学んでいるように思います。

その後は、成長するにつれ、先人の残した文字や言葉を真似して書けるようになったり、使えるようになったりしていきます。

身近で一番活用している言葉も、真似からスタートしていると考えられるのではないでしょうか。

真似る2

学ぶために真似る、真似ることで学ぶ。

やはり、真似と学びは密接につながっているように私は感じます。

③ 日常であった出来事

「真似するなよ!!!」
この言葉を聞かない学校現場はたぶんないのではないでしょうか。
みなさんなら、この時、何と言って声を掛けますか。

実際にあった日常の一場面をご紹介します。

ある日の一年生の算数の授業でのことです。

問題の解決方法をそれぞれで考える時間に以下のような会話が聞こえてきました。

子A「真似しないでよ!」

子B「…」

子A 筆箱と教科書でバリケード設置

子B しょんぼり…

私は、「わお、バリケードつくったぞ(笑)」と思いながら、これは、ちょっと声掛けが必要そうだなと思い、対話することにしました。

旅「随分立派な壁ができてるけど、どうしたの??」

子A「Bさんが真似してくるんだ」

旅「そうかぁ。真似されたんだね。真似されてどんな気持ちだったの?」

子A「嫌な気持ち」  定番 of 定番!!

旅「そうかぁ。真似されて嫌な気持ちになっちゃったんだ。Bさんは、どうして真似したのかな?

子B「ちょっとわかんなくて、Aさんの見て、真似しちゃった。」

子A「そう、勝手にみてきたんだ!」

旅「勝手に見ちゃったの?」

子B「うん。」

旅「Aさんは、勝手に見られたのが嫌だったのかな?真似されて嫌だったのかな?」

子A「どっちも!!」

旅「うんうん。そうだったのかぁ。Aさんは、Bさんのわかんなくて、見ちゃいたくなる気持ちは、分かってあげられそう?

子A「うん。わかんないと見たくなる。」

旅「Bさんは、困って勝手に見ちゃったのかな?」

子B「うん。」

「Aさんは、勝手に見られて、真似されて嫌だったみたいだけど、それはわかってあげられそう?」

子B「うん。勝手に見て真似されてたら嫌だと思う。」

旅「でもBさんも困っていたんだもんね。うーん。どうしたら良かったのかなぁ?

子A「どうやったらいいか聞いてくれれば良かったのに!【怒】」

子B「見せてって言ったり、真似していい?って言えばよかった。」

旅「なるほど。Aさんは、相談されたら真似されても嫌じゃなかった?」

子A「うん。だって、困ってるから助けてあげる。」

旅の心の中「怒ってたのに、いきなり優しいな(笑)」

旅「じゃあ、次からは、相談してみるといいかもしれないね。早速、今、相談してみたらどうかな?」

子B「Aさん、これ、どうやったらいいかな?」

子A「うん。これはね…」

子どもたちの相談

この対話の時は、子どもの気持ちに合わせて、どうやって相手と上手く学び合っていくかということに重きをおいて話をしました。

その後、全体で、AさんとBさんのその後の行動をクラスで共有しました。

すると、子どもたちから「2人みたいにやってみるー。」「2人の真似してみる。」といった声が上がりました。

そこで、「真似してもらえることは、すごいとかいいなと思われているということ」「真似することでわかってくることもあるから、真似は大切」ということを子どもの実態に合わせて話しました。

みなさんが、もしもこの状況の当事者でしたら、どのような声をかけるでしょうか。

とても気になります。

私なりに気を付けて対話をしたつもりですが、まだまだ、本意を伝えるのが上手くいかないなぁと感じたワンシーンでした。

④ 私が真似について思うこと

「真似することは恥ずかしいことだ。」「個性に欠ける!!」みたいな意見や考えをしばしば耳にします。
個人的には、「真似から始まることも数多くある」と考えて、真似の価値を改めて見直していけたらいいなと思っています。

私は、真似をするということをどんどん行ったらいいのになと思っています。

私たち大人も、先人から学ぶことは数多くあり、時間が全く足りないほどです。

子どもたちに、大人も真似して学んでいるということを見せるということは、とても大切だと思います。

真似して学ぶということを背中で伝えていけるようにしたいと思う、今日この頃です。

そして、真似させるような素敵な取り組みや魅力的な行動ができるように、学び続けていきたいと思います。

ジムチャレンジ

以上、「真似」について思うことでした。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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