尹 龍貴

教師が嫌いで教師になった英語教師。無秩序に書きたいことを書きたい時に書いてます。 19…

尹 龍貴

教師が嫌いで教師になった英語教師。無秩序に書きたいことを書きたい時に書いてます。 1988年生まれ、英国ヨーク大学教育学部卒。世田谷区私立中高の英語科主任、高校1年国際クラス担任、サッカー部監督。たまに大学生や教員向けにセミナーをしてます。趣味はひたすらコーヒーを飲むこと。

最近の記事

Study Hallを作ってみた。

Study Hallとは直訳すると自習室、自習時間のような意味。 日本ではメジャーではないですが、アメリカの学校では週1,2回のStudy Hallを導入している学校が多いようです。文献を調べたところ、カリフォルニアが一番多そうな感じでした。 そんなStudy Hallを高校1年生で実践し始めました。名前からして、何それ?ただの自習?と思う方がほとんどだと思うので、簡単に内容を書きます。 週1回、時間は5-7時間目の3時間、実質130分。 時間内はいつ勉強しても、いつ

    • 山口先生からリアルな教員は何を学べるか

      (本日のnoteは半分ふざけて書いていますのでご了承ください) 昼に自宅でトレーニングをしていたら、たまたまごくせんの再放送がやっていました。 面白いというよりは、懐かしいなーと思いながら見てました。昔は伝説の教師、GTO、金八先生など、学園ものは良く見ていた記憶があります。 教師になること決心していた小・中学生であった私は、破天荒な先生ってかっこいいなと思っていました。現実の先生たちが嫌いだったので…。 ところが大人になってみると、もちろんそんなものには到底辿り着け

      • 学校における「努力至上主義」について思うこと

        全ての学校に当てはまるとは思いませんが、いくつかの学校で見られる「努力至上主義」について、今日は考えたいと思います。 ざっくりいうと、結果に関係なく努力する生徒は素晴らしいと認識され、努力しない生徒は認められないという学校独自の制度のことです。 学校ではテストや部活動など、目に見えて結果が伴うものがいくつかあります。その環境下では、大きく分けて4パターンの生徒に分かれることになります。 ・努力した上に結果が出た生徒(結果○努力○) ・努力したけど結果が出なかった生徒(結

        • 「明るく元気なクラス」の違和感

          最近長々書いてたので、今日はパッと短く。 クラスによって、それぞれ目標や大切にしていることがあるかと思います。 私はあまりクラス目標みたいなものを設定したことはないのですが、それ自体はあっても問題ないと思います。しかしながら、 「明るく元気なクラス」 「みんな仲良いクラス」 「一生懸命頑張るクラス」 というような目標設定には違和感を感じる、という話を今日はします。 思い返してみると、私が学生時代から時計の下とかにこんな目標が貼られてたなーと思います。ただ、正直何を書か

        Study Hallを作ってみた。

          今、教師がZoomでできること(実践編②)

          こちら実践編①の続きになります。 ちなみに①に関しては、あれからもう一度ベルギーと、そしてマレーシアと回線を繋ぎました。生徒の反応は上々です。ある生徒はこんな感想文を書いています。 "いやもう、家にいて画面見てるだけで世界と勝手に繋がって色んな人の話を聞けるなんて夢のようですね。しかもその場で何でも質問できるし、他の人の質問聞いてるのも面白い。ありがたいです。コロナ明けたら僕も絶対に頑張ります。" (高校1年男子) もちろんクラス全員が必ずしも満足しているかと言えばそう

          今、教師がZoomでできること(実践編②)

          「先生」として聴く、少年の詩

          ほんとは今日オンライン授業②を書く予定だったんですけど、間を挟んで全然関係ないことを書きます。好きな時に好きなことを書くのが自分のnoteのテーマでもあるので…。オンライン授業についてはまた近々書きます。 みなさん、少年の詩って知っていますか?1987年に発売されたTHE BLUE HEARTSの曲なのですが、私の大好きな曲の1つです。 特に中学時代はバイブル的な感じで聞いてました。大人や先生に対するディスり方が、もう刺さりすぎて辛かったです。 それから18年、実際に「

          「先生」として聴く、少年の詩

          今、教師がZoomでできること (実践編①)

          前回、講義型授業ならZoomじゃなくてYoutubeの方がいいんじゃないの?っていう記事を書きましたが、その続きです。前はYoutube寄りで書いたので、今日はZoom寄りで書きます。 Zoomを使った授業に関しての研究は、教育ジャーナリストやその他関係者の方々が色々な記事や動画にまとめていただいてるのを拝見しました。 ですので私はあくまで教員目線で、私が現場で実践して感じたことをメインに書きます。「こうしたほうがいいよ!」と言っているわけではなく、あくまでこいつはこんな

          今、教師がZoomでできること (実践編①)

          Zoomでの講義、やめましょ。

          昨日の続きです。 Zoomオンライン授業は良いところも多いですが、課題も多くあるという話。その課題のうちの1つが、教員がいつもと同じ授業をZoomで実践しようとするという点です。 そこで皆さんに1つ考えていただきたいことがあります。それは、YoutubeとZoomの違いってなに?ってことです。 それぞれ良し悪しがあるのですが、今日はYoutube寄り、明日はZoom寄りで話をしたいと思いますので、今日の意見はYoutubeに少し偏ってますがご了承ください。 さて、仮に

          Zoomでの講義、やめましょ。

          本校でのZoomを用いたオンライン授業

          本校では今、オンライン授業を実施しています。もう早くも5週目になります。生徒も先生も、だいぶ慣れてきたなーという印象です。 最初はかなりカオスでした。でもこんな短期間でこんなに変わるものなんですね。もはや楽しくなってきました。 この状況下でオンライン授業を実施することは良いことだと思っています。私の知人の教員から聞いた話ですが、某公立中学校ではオンライン授業は実施せず、宿題を各家庭のポストに届けるといった、担任がクロネコヤマトさんの負担軽減に協力をしている学校もあるようで

          本校でのZoomを用いたオンライン授業

          教師の話とnoteは短いほうがいい。

          昨日の初投稿の記事、なんと300以上の既読がつきました。こんな普通の教師の普通の記事を読んでくださりありがとうございます。FacebookやTwitterでリツイートや拡散してくれた人がいたりで、本当に仲間に恵まれたなと感謝です。 飽き性で何事もあまり続かない性格なのですが、noteはできるだけ定期的に書いていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします。 さて、第2回の本日はタイトル通り、教師の話の長さと私がnoteを書く上で大事にしたいことを書きます。 まず、先

          教師の話とnoteは短いほうがいい。

          教師が嫌いなのに教師になった英語教師

          Note、ずっと気になっていましたが初めて書きます。 プロフィールに書いてある通り、現在私立中高において教員をやってます。今年から高校1年生を担当しています。 私はきっと普通の教員です。ですが、他の教員と違うところがあるとすれば、小学校から高校までずっと教師が嫌いだったということです。 じゃあそんな教師嫌い、学校嫌いの少年がなぜ教師になったのか。 小学生の頃、よく先生やサッカークラブのコーチから怒鳴られていました。当時は体罰も許された時代(?)だったので、美術室に向か

          教師が嫌いなのに教師になった英語教師