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「先生」として聴く、少年の詩

ほんとは今日オンライン授業②を書く予定だったんですけど、間を挟んで全然関係ないことを書きます。好きな時に好きなことを書くのが自分のnoteのテーマでもあるので…。オンライン授業についてはまた近々書きます。

みなさん、少年の詩って知っていますか?1987年に発売されたTHE BLUE HEARTSの曲なのですが、私の大好きな曲の1つです。

特に中学時代はバイブル的な感じで聞いてました。大人や先生に対するディスり方が、もう刺さりすぎて辛かったです。

それから18年、実際に「先生」になってみて思うことを歌詞を引用しながら書きたいと思います。

1. "先生たちは僕を不安にするけど それほど大切な言葉はなかった"

中学生当時の私は本当にこれをずっと思っていました。むしろ、先生の言葉って不安とか恐怖に導くマイナスの言葉ばかりで、プラスの方向に導いてくれる大切な言葉なんて全くなかった。たまに「よくやった」とか適当に褒められても、微塵も嬉しくなかったですね。(可愛げのない子どもですみません)

先生になってもこれは強く意識してます。自分の言葉が生徒を無意味な不安に落とし込んでいるだけじゃないか。私は先生という職業の最優先課題は「生徒の成長を邪魔しないこと」だと思っています。この歌詞はそういう意味でも、一生大切にしたいです。

2. "誰のことも恨んじゃいないよ ただ大人たちに褒められるようなバカにはなりたくない"

「大人に都合がいい生徒=褒められる生徒」だと私は思っていました。そんな都合の良い生徒になるくらいなら、別にそのためには頑張らなくてもいいやと思ってましたね。改めて、自分の過去を振り返ると本当にかわいくない子どもです…。ってことで大人には関係のないことばかり頑張ってました。

実際自分も大人になってみて、褒めることが多い生徒もいれば、あまり褒めることができていない生徒もいます。でも、褒めることが多い生徒=優秀だという概念は絶対に持たないように意識しています。先生の目が届かないところで頑張っている生徒だって沢山います。先生になって思うのは、学生の可能性は本当に無限大。生徒全員の成長を心から楽しみにしています。

3. "別にグレてるわけじゃないんだ ただこのままじゃいけないってことに気付いただけさ"

これなんてまさに学生時代の自分ですが…。
先生になってみて、なんかよくわからんけど最近反抗的になったなと思う生徒がたまにいます。私自身は経験があるので気持ちはよくわかりますが、あまりそういう生徒は一般的な先生からは好かれないですよね。

けどこういう生徒って、本当にいろいろと考えているんだと思います。自身でもわからないレベルで。先生目線で思うことは、子どもたちにはそんな時期を大切にして欲しいです。何も考えていない生徒は反抗もしないしグレもしない。いつかその考え、悩んだ時期は必ず大切な時間であったと思える日が来ます。

ただ先生の立場になってみると、直接グレられて急に反抗とかされると多少ショックを受けるので、自分のメンタルを保つためにこの歌詞を思い出したりしてます。

4. "少年の声は風に消されても 間違っちゃいない"

大人の方が子どもよりも声がでかい(声量ではなく)ので、どうしても意見は大人が決めたものが通りがちです。まさに「風に消される」感じですね。もちろんそれは学校でも同じで、どうしても生徒が意見を言った時に、先生が「ダメ」と一言言えば終わってしまいます。でも、子どもたちのほうが大人より正しいことだって結構ありますよね

そんな時、私は先生として、年齢や立場に関係なくその意見が客観的に正しいかどうか必ず考えます。言うのは簡単ですけど、実践するのはとても難しいです。いろんなやり方がありますが、自分がよく使う手段としては、生徒が言ったセリフを同級生の友達に言われたらどう思うだろう、という思考法はよく使ってます。また、自分が子どもだったらどう考えるだろう、という思考法もよく使います。

なんでもかんでもダメと言わず、でも本当にダメなものはダメと言える教員になりたいですね。自分がなれているかはわかりませんし、自信もありませんが…。

まとめ. 少年の詩は先生にとってもバイブル

こんな感じで、子どもの頃に聴いたときと立場は変わりましたが、最初に聴いた時の感情を忘れず今後の教員生活に生かしていきたいと思います。

もしみなさんが先生に聴いて欲しい曲、または先生たちが大事にしている曲があったら教えてほしです。

では次回はきっと、またオンライン授業の記事に戻ります。


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