見出し画像

【イベントレポ】東京・渋谷で富山ウェルビーイング交流会

首都圏在住のT-ROOMメンバーのリアル交流会を2023年1月27日に東京・渋谷キューズで開きました。2022年10月に続いて2回目の実施でした。今回も会社員、公務員、クリエイター、アーティスト、大学生など、富山県出身者はもちろんですが、仕事を通じて富山を好きになった人、富山の友人と共に来た人など多種多様な方々が参加して下さいました。

始めに富山県ウェルビーイング推進課の牧山課長から、県のウェルビーイング施策の進捗と、2023年1月に提示された富山県ウェルビーイング指標について説明しました。

◆東京で暮らしていて幸せに感じることは?


参加者の皆さんに自己紹介と共に、「富山県で暮らしていて幸せに感じることは?」にちなみ、皆さんには「東京で暮らしていて幸せに感じることは?」についても聞きました。
この質問は県が富山県民に「ウェルビーイング県民調査アンケート」をした質問項目にあったものにちなみました。

「音楽・演劇・芸術など数多くのエンタテイメントに身近に触れられる」「歩くだけで多様な街を楽しめる」「美味しいグルメに出会える」「多彩な人と出会うことができる」「富山では実現が難しい、自分が望む仕事ができている」など、東京にいるからこそ得られる幸せを話して頂きました。どの意見も「なるほど~」「確かにそうだなぁ」と思うことばかりでした。

参加者1人1人自己紹介
東京で暮らしていて幸せに感じることも話して頂きました

◆理想的な生活の実現に必要なことは?

自己紹介の後、4つのグループに分かれて「理想的な生活の実現に必要なことは何だと思いますか?」について意見交換するワークショップを行いました。この質問も「ウェルビーイング県民調査アンケート」にあった内容でした。各グループからの発表の要旨を紹介します。

4つのグループに分かれてワークショップ
理想的な生活の実現に必要なことは?東京と富山を比べて話し合い

▼やりたいことを追求するには富山にはチャンスが少ない。富山が嫌いになったわけではないが富山では実現しにくく、東京に出てきた。しかし富山のことを思い出してみると、富山のいいところしか思い出さない。富山はいいところが多いのに発信力が足りない。海外の富裕層が富山を見たらビックリするに違いないことがたくさんあるのに、富山の人は気づいていない。
富山にいた高校時代は高校卒業したら上京するしか道がないという意識もあった。今は東京と富山の二拠点生活などの考え方も出てきている。今の富山には、Iターンした人たちから発信力を高めている人も多くなっている。
仕事は東京にしかないと思うのではなく、富山が元々持っているポテンシャルをT-ROOMで集まった東京の仲間の能動的な行動力、発信力を発揮していけば、富山も変わっていくのではと思う。

▼理想的な生活の実現に必要なことについて、若い世代からはお金優先ではなく、希望、教育、自然などが必要だという意見があった。年齢が上のメンバーからは家族、文化など自分たちの生きがいにつながることが大切だとの声になり、さらに社会のため、使命感など大きな視点が必要になってくるとの意見があった。

▼理想的な暮らしに必要なのは、心身ともに「健康」であることが基本にあり、その上で仕事があるなどの「生活」の安定があり、その先に将来的な「未来」の話になるとの声が多かった。多様性が認められて自分らしく生きられる、文化的な生活ができることが重要視する意見も多くあったが、それが富山でどこまで実現できるかまで話し合うまでに至らなかった。
しかし、富山はとにかく「生活」しやすく安心できることが大きなポイントになると考える。今はワーケーションやリモートワークなどもできるので、しばらく富山に滞在することで「健康」と「生活」の充実を実感することを果たし、その先の「未来」が見えるようなきっかけづくりができるのではないかと思う。

▼理想的な暮らしには「人間関係」「心身の健康」「将来の希望」が必要だとの意見が多かった。人間関係から機会が増えて様々な充実につながる。最も多かった「将来の希望」については、自分でマネジメントできるものとできないものがある。例えばコロナ禍はマネジメントできないことだが、まずは自分たちでできることを始めてみることが大切で、自己肯定感が生まれてくる。
このグループメンバーで富山で公民館を借りて1人数百円ずつ持ってきて飲み物や軽食を用意し3時間くらい喋る会を開いている人がいて話を聞くとと、参加者は最初はよそよそしいが、最後には打ち解けて、何かすごいことが起こった気分になり大満足で帰るそうだ。その話を聞いて、身近なところから広がりをつくることが大切だと実感した。

名刺交換・SNS交換しながら交流
新たな出会いで新企画が生まれる予感がします

ワークショップの後は、富山市の「吉田屋鱒寿し本舗」から取り寄せた、鱒の寿しと昆布鱒寿しを食べながら、名刺交換したり、SNS交換するなどして交流しました。T-ROOMを通して、東京で富山を想う新しい出会いがあったことを願っています。

東京で富山でつながる仲間が集まるのはウェルビーイング

【T-ROOM登録申し込みはこちら!】
【T-ROOM登録・Facebookグループについての詳細はこちら】




この記事が参加している募集

イベントレポ