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未来|140字小説

遠くで小さな女の子がシャボン玉を飛ばしている。
ふよふよと風に乗って流れて来たシャボン玉には、砂漠が映っていた。
なるほど。この町の未来ってわけか。

ふぅーっと息を吹きかけると、シャボン玉はパチンとはじけて、ボロボロと砂がこぼれた。
砂は太陽の光を反射し、きらきらと輝く。
僕は目を細めた。

(140字小説)


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