トモイ

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トモイ

140字では足りないつぶやき。本業はライターですが、ここではTwitterにシェアするまでもない話を脈絡もなく書いてます。

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    毎日の記録とは少し違う、ただのひとりごと。

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最近の記事

甘露寺蜜璃になりたい

ないものねだり、とはよく言ったものだけれど。 先週の『鬼滅の刃』を見ながらわたしは確かに、明確に思った。わたしがなりたかったのは甘露寺蜜璃みたいな人だったのだと。 放送を見終えたわたしは「蜜璃ちゃんかっこいい…好き……」としばらく余韻に浸っていたのだけど、Twitterで「蜜璃ちゃん、セーラームーンじゃん」という呟きを見て、妙に納得してしまった。 かわいくて、かっこよくて、強い。そういう人にわたしはもうずっと憧れていたのだ。セーラームーンを見ていたころと変わらず、今も。

    • ミラノ風ドリアの呪い

      「高校のときの友だちがさ、サイゼ行ったときわたしのマネをしてミラノ風ドリアに卵乗せたやつを頼んだんだけど、それからいつもそればかり頼んでて。本当つまんない女だなって」 というのを聞いたのは、大学生になったばかりのこと。 そのころのわたしは感受性がほわほわで、田舎から出てきたばかりの世間知らずで、それまでサイゼリヤというものに行ったことがなかった。だからそれを聞いたわたしは、どういうわけか「サイゼでミラノ風ドリアにたまごを乗せる人はつまらないんだ」と認識してしまい、ずっとミ

      • 人の妊娠を喜べないわけではなかった【2021年の気付き3/3】

        人と会うこともなく、ずっと引きこもっていた2021年。その中で気づいたことを書き残す連載全3回の3回目です。 基本的にインターネットの世界で活動していたのですが、そうすると広大なネットの海で気づかぬうちに流れ弾を食らっていたり地雷を踏んでしまっていたり……みたいなこともありました。そのひとつが、この『よく知らない人のつぶやきに落ち込む』です。 人の妊娠出産を喜べないわけではない夏が来るころまで、SNSに流れてくる「妊娠しました」や「出産しました」「つわりがつらい」などの投

        • 異性のアイドルを推しているけど、恋愛対象としては見ていないんだよなあ

          夫は最近とある女性アイドルグループの子を気に入っている。わたしも好きな(むしろわたしのほうが詳しい)のでいっしょに配信ライブを見ていたとき、夫がぽろりとこぼした。 「◯◯ちゃんたちは恋愛対象とかじゃなくて、妹というか姪っ子みたいにかわいいんだよなあ」 …… …………? …………ちょっと待て。 わたしジャニオタ歴20年以上だけど、推しのことを恋愛対象として見たことなんて一度もないよ……! そのときやっとわたしは気づいた。そうか、社会の大多数は異性のアイドルを応援して

        甘露寺蜜璃になりたい

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          20年来の推しが更新されない世界で

          20年来の推しが活動休止して、半年が経つ。 そもそも推しが休むことに関しては心の底から納得していて、ここまで走ってきてくれたことには感謝しかない。それに、自分たちで幕引きができることにもありがたさを感じていて、だから活動休止を選んだことについてとやかく思うことはなかった。 それに実際のところ、実感もなかった。活動休止を発表してから2年間、これまで以上に忙しくしている彼らを見続けていたことで、大晦日にどかーんと大きな花火を上げて光が消えたあと、自分がどう思うかなんて想像でき

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          面倒でこじらせたオタクのひとりごと

          ひとつ前にも書いたとおり、Netflixで『BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOME』を見た。 正確には10代のころにバンプの音楽をたくさん聞いてきた夫に勧めた結果、いっしょに見ることになった流れである。夫はわたし以上にBUMP OF CHICKENに思い入れがあるのは知っていたし、とっても楽しんで見ていたようだった。 翌日、ごはんを食べているときに夫に聞かれた。「あのアンコールを見て感動しなかったの?」と。 感動…

          面倒でこじらせたオタクのひとりごと

          BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOMEを見て

          世の中には神様がいる。 そう実感するときが時折あって、今日がそれだった。NetflixでBUMP OF CHICKENのライブ映像を見たから。 「魔法みたいな夜だった」 アンコール終わり、フロントマン藤原基央さんがぽつりと呟いたその言葉は徐々に大きな波になる。高ぶる熱い思いは会場に向かって話しているのに、ひとりひとりに対して語りかけているようだった。ぽつぽつとつぶやくような言葉たちには、人を引きつけて離さない強さが確かにある。 ああ、ここにも神様がいたのか。 東京ド

          BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOMEを見て

          10月を終えて

          10月最終日、10月は神無月だったと思い出したわたしは妙に納得していた。この1ヶ月、個人的にとっても不調だったから。神様がいなかったのなら仕方ないのかもしれない。 とはいえ、神様なんて会ったことない。実際の不調の原因は9月までしていた無理がたたったことなんだろう。わたしは自分の気持ちにひどく鈍感なので、事が去ってからじゃないと自分のことが分析できない。だから数ヶ月前を振り返ったときにすごく無理してたな〜と思うし、休もうと思うときにはだいたい致命傷を負っていたりする。あくまで

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          無駄だらけの人生、せめて今夜だけでも穏やかな夜を

          社会人4年目、わたしは限界だった。 新卒で入った職場はセクハラもパワハラもモラハラも溢れた職場で、それでもどうにか抵抗したり自分をだましたりしてなんとか毎日をやりすごしていた。でも4年目の夏、今となっては事細かく覚えていないけれど、わたしは限界を迎える。 いわくつきの異動で新しくやってきた部長から女子だからというだけで何か仕事を押し付けられ、めちゃくちゃにキレたのだ。 気づくとわたしは泣いていて、同じ係の女性の先輩に抱えられて更衣室に連れて行かれていた。先輩はわたしをひ

          無駄だらけの人生、せめて今夜だけでも穏やかな夜を

          同じ星の違う場所に生まれて

          わたしと会ったことがある方は特に驚くと思うのですが、こう見えてわたしは真夏生まれの獅子座です。 あらかじめ言っておくと、誕生日を間違えて戸籍に登録されて嫌な思いをした母から生まれた子なので、誕生日が間違っていることはきっとないと思います。 自分でも夏生まれっぽいとは全然思えないし、わたしより獅子座らしい獅子座の人を片手で数えられないくらい知っているので、獅子座っぽくないなあとも思います。 明るくて、元気で、ぱっと周りを照らす太陽みたいにエネルギッシュな獅子座。常に主役と

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          役に立たない特技を披露する

          役に立たなそうでたまに役に立っているわたしの特技に、フリー素材を見抜くこと、というものがあります。 数年前に毎日PIXTAの写真を5枚くらい選ぶ仕事を1年くらいしていたので、だいたいのモデルさんの顔を覚えてしまったんですよね。職業病と呼んでもいいかもしれません。 その結果どうなったかというと、街なかで見かける広告や告知を見たときにモデルさんの顔を見てフリー素材かどうかある程度すぐにわかるようになりました。 だからといって特になにもないのですが、たまに企業の採用ページや学

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          悲しいニュースを見ながら思うこと

          「今日は疲れちゃったからもう一本飲んじゃおうかな」と同じテンションで、生きることをやめてしまえると思っている自分がいます。「今日は疲れちゃったから」は割と明るめのテンションです。絶望の淵の明るさ。 それでもわたしがそれをしないのはいくつか理由があって、一番の理由は普通に痛いのが嫌なだけなんだけれども、想像上では何度もシュミレーションしてしまっているくらいなので生きるのをやめる選択をする気持ちがわからないでもないと思っているんです。背中をふっと押される些細な何かがないだけで。

          悲しいニュースを見ながら思うこと

          いつもご機嫌ではいられないけれど

          "ご機嫌でいる方法"とか"いつもご機嫌でいるために"みたいな本や特集を見ると、心がうっと拒絶してしまうことがあります。 わたしの気分の初期設定は人より低いみたいなので、"元気"とか"ご機嫌"とか、そういう状態であることが少ないです。常にテンションは低め。人より気分や機嫌に関する設定のベースラインが低い分、世間一般ラインのご機嫌になるためには相当な事象が必要となります。「わたしのテンション上げさせたら大したもんだよ」みたいな。 (※その割においしいものを食べたらすぐテンショ

          いつもご機嫌ではいられないけれど

          未来に託さなくてもいいこと

          大学生活は人生の夏休みだと言っていたのは、わたしが大学のときに付き合っていた人だった。彼は2個上で、そのときすでに就職先が決まっていて、夏休みに開かれる就職先の研修という名の懇親会に向かう前の日だったか何かに、そう言っていた。 「大学は人生の夏休み、って言うじゃん? だからちゃんと今のうちに遊んでおけよ」 ……は? と、当時も思ったけど、久しぶりにその話を思い出して無性にむかついている。今。 要するに、社会人になってからは自由にやりたいことはできないみたいなことをあの

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          普通なんて環境次第

          空を撮るのが好きです。昔から。 なんでなのかはわからないんだけれど、見るたびに違う色が広がるのが楽しいのかもしれない。眺めるのが好きだから、撮るのもその延長線上にある感じがしています。 でも昔、それこそ『写ルンです』が主流の15年くらい前に空ばっかり撮っていたら枚数もすぐなくなっちゃうし、かといって写メっているとそれはそれで「あいつ空なんか撮ってやがる」みたいに言われたわけです。主に言われていたのが高校生とか大学生の思春期だったこともあり、恥ずかしくなって人前で空の写真を

          普通なんて環境次第

          要約だけで満足した気でいるけれど

          これは本当に悪い癖なのですが、あらゆる映画やドラマも漫画も見ずにWikipediaを読んで満足してしまうわたしがいます。 映画もドラマも漫画も好きなのに、いざ見よう、読もうとすると億劫になるんですよね。 例えば映画だったら、2時間家でじっと画面を見ていることに罪悪感さえ覚えちゃうんですよね。そのくせ映画見るならちゃんと見たい! って意気込むときに限って、でもその前に洗濯して掃除してってしてたら2時間なんてあっという間に過ぎちゃって、もういいや、というのを何度も繰り返してい

          要約だけで満足した気でいるけれど