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10月を終えて

10月最終日、10月は神無月だったと思い出したわたしは妙に納得していた。この1ヶ月、個人的にとっても不調だったから。神様がいなかったのなら仕方ないのかもしれない。

とはいえ、神様なんて会ったことない。実際の不調の原因は9月までしていた無理がたたったことなんだろう。わたしは自分の気持ちにひどく鈍感なので、事が去ってからじゃないと自分のことが分析できない。だから数ヶ月前を振り返ったときにすごく無理してたな〜と思うし、休もうと思うときにはだいたい致命傷を負っていたりする。あくまで比喩表現です。

ということで10月は絶不調のスタートだったのだけれど、そこに追い打ちをかけるような事象がいくつか起こる。詳しくは書かないけれど、もう本当に生きていることすら嫌になったし、何より文字を連ねる気力が皆無になった。息を吸って吐くように文字を並べてしまうわたしだったのに、もう書くことが本当にいやになっていた。と、書けるくらいには気力が戻ってきているけれど、もう商業ライターはできないなあ、とこれまでうっすら思っていたものが確実になった。たぶん2020年を終えたら、わたしは商業ライターをやめる。とは言い切れないけれど、たぶんこれまで以上にほそぼそとやっていくことになるんだろう。(だってほら、今だってほぼやっていないし。)

じゃあ代わりに何をするのか、というのは目下検討中なのでぽつぽつ誰かに相談しながらやっていこうと思います。


今年はあと2ヶ月なんだって。

でもいまのところ、すべてが更地になったわたしにはまだ2ヶ月もあるんだとなんだか安心している。ちょっとした準備期間として、大事に過ごしたい。


トップ画の写真を選ぶのに見返していたら、1ヶ月前は金木犀が花開いたのだと思い出す。あのときは金木犀の香りが何を指しているのか、どんな花なのかさえ知らなかったんだよなあ。でもそれを知ることができた。新しい発見。どんなに不調でも、ちょっとずつ世界を広げることはできるかもしれない。たとえ神様が見えなくても。

読んでもらえてうれしいです!とにかくありがとうと伝えたい!